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梅雨明けジャイロのメンテナンス

2018年 07月13日 01:32 (金)

週末の豪雨酷かったですね。
私の所も避難準備まで行きましたが、幸い無事でした。
私はこんな異常気象は今後も続くと思っています。
というより酷く成っていくのでは?

私の子供の頃は夏と言えば30℃超える程度でしたが、今は35℃超える猛暑日が
当たり前のように有ります。
昔は猛暑日なんて無かったんですよ。
今後は40度を超える日も出てくるのでは?って思ってますし、
今回以上の豪雨も有ると思います、

今は衛星からの気象データーで何分後に、どのくらいの雨量があるか?分かる時代です。
地震と違って予想が出来るのですから、事前に対策も立てられるはず。
今回の豪雨をきっかけに、国や市町村は対策を施し、個人は自分の住まいが
豪雨の時にどんな状況に成り、どう対処すべきか考えておくべきだと思います。

豪雨が去ると同時に梅雨も明けたのでジャイロで少し走ってきました。
あれ?セッティングしたばかりの駆動系の変速が変です。
タコメーターを見ていると変速回転が500~700rpmほど落ちています。
変速回転数が下がるってことは、変速が早く進んでしまっているということです。
きっと新しいトルクカムのフェイス角度にベルトが馴染んで変速し易く成ったのでしょう。

トルクカムが変わればフェイス面とベルトの当たりも変わるので、想定できたことですが
通常は200rpm程度なのに対して、今回のRRカムは500rpm以上。
トルクカムは立ち溝に成るほどセッティングがシビアに成ります。

そうそう!私は以前から使用しているシンコーメタル製の柔バネを使っています。
これは2stクレア用よりも柔らかく、縮めても硬く成らない特性の柔バネです。
多摩ピットのショッピングサイトには出ていませんが、これもすでに多摩ピットに
届いています。
欲しい方は直接問い合わせてみてくださいね。

今回のRRカムのインプレですが、私のマシーンの仕様ではこのバネを使うなら
KNトルクカムの直線やNYCトルクカムの直線の方が合っているようです。
トルクカムの溝形状は、パワーやエンジン特性、プーリー、センタースプリングによって
相性が異なりますから、自分のマシーンに合った物を探して使ってくださいね。
このRRカムは、今まで直線溝のトルクカムを使っていたが、変速後半でパワーが足りず
回転上がりを起こしていた、なんて車両にベストマッチしそうです。

そして、ここまでの立ち溝だとセッティングがシビアですから上級者向けの商品です。
中級者までの方は、新発売の柔バネに直線溝のトルクカムを合わせてみてください。
それで変速後半に回転上がりが出るならこのRRカムを試すようなステップが良いと思います。

それでは本題です。

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RRカム装着と最新のスクーター駆動系

2018年 07月05日 00:50 (木)

昔の2stスクーターの駆動系チューニングと言えば
ハイスピードプーリーの装着でした。
たとえば、ディオの純正プーリーは直径89mmです。
ジャイロのプーリーも同じですね。
でも、ベルトは外側まで回わりません。
大体、外側2mmほど使えていないので両端4mmマイナスして実質85mmプーリーです。
このプーリーを少し大きくして純正より変速幅を増やした物がハイスピードプーリーです。

このプーリーを使うとセカンダリーは、より高回転で回るので最高速がアップする訳です。
時速にして約5~10km程度でしょうか。
これに回転数リミッターのCDIを社外品に変えることで、より高回転まで回すことで
さらに最高速をアップさせるのが昔のチューニングです。

ところが最高出力を6500rpmで発生させるディオを8000rpmを超えて常用させるのは
常にレッドドーンで走らせていると同じですからアッと言う間にエンジンは傷んでしまいます。
純正オイルを使用していれば1万km前後で寿命を迎えます。

それを変えたのがジャイロの駆動系チューニングです。
ジャイロは普通のスクーターに比べてギア比が低く、純正プーリーで60km/hを出すには
8500rpmを超えて回さないと出ません。
そこで、ギア比を出来るだけ稼げるよう考えたのが初期の大径プーリーです。

でも、初期のプーリーは50ccのパワーでは回しきることが出来ず、ボアアップ車専用
と言っても良いプーリーでした。
7.2馬力のノーマルのライブディオZXをシャシダイナモで計測すると5馬力程度だそうです。
腰上で作られたパワーは駆動系で約3割使われてしまう訳ですね。
パワーの損失は主にフリクションロスです。

このフリクションロスを低減して損失するパワーを抑えて、その分変速に使うパワーに
使えるようにした物が現在の大口径プーリーや柔センターSPってことです。
最も変わったのがWRが転がりながら変速する点です。
ブログを読んでいる殆どの人はWRは転がって変速していると思っているのでは
ないでしょうか?
でも実際、プーリー内部でWRは転がっているのでは無く、滑っているんです。
だから、使われたWRの摩耗は片減りしていきます。
ところが、ステージⅤや当店の大径プーリーは均等に減るので直径が小さく成ります。
なので、ドクタープーリーのような異形WRや精度の悪いWRの使用はNGなんです。
WRが滑ると摩擦抵抗が大きく成るので、フリクションロスが大きく成ってしまいますからね。

そしてセンターSPを柔らかくすることでバネを縮めるパワーを減らしてあげる。
駆動系全体でフリクションロスを減らせば、それだけ車両を走らす力に変えられますからね。
ところが、センターSPに柔バネを使うことで弱点が出来てしまいました。
再加速が悪く成ることです。

走行中にアクセルを戻せばエンジン回転は低く成ります。
エンジン回転が下がれば、駆動系も同時に戻らないといけない訳ですが、
センターSPの戻る力も弱いのでセカンダリーがローギアに戻ってくれないんです。
再加速時に適切なギアに落ちていないので再加速が悪く成るんですね。
柔センターSPを使っても素早くギアが落ちるようにするには、WRを軽くする必要があります。
WRが軽いと遠心力が弱くなりますからね。
でも、ギアが素早く戻るところまでWRを軽くすると変速タイミングは高回転に成ってしまいます。
そこで、軽いWRでも変速タイミングが高回転に成らないようにしたのが
立ち溝のトルクカムです。

これが現在の最新の駆動系チューニングですが、
今までは立ち溝のトルクカムは直線だけでした。
ホンダのセンターSPは縮めるほど固くなる性質のバネですので、
直線溝のトルクカムを使うにはパワーが必要でした。
パワーが無いと変速後半で回転下がりが起きてしまいます。
そこで、ホンダ系のセンターSPに合う湾曲の立ち溝形状のトルクカムが
今回のRRカムってことです。

後半に続く

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RRカムのインプレッションのはずが・・・・・

2018年 06月30日 11:58 (土)

鬱陶しい天気が続いていて野外の作業やテストが全く出来ていません。
梅雨が明けたら明けたで暑いんでしょうね~
頼んであるパーツは続々と届いているんですけどね。

P_20180629_185113_LL.jpg

まずは台湾製のキャブレターです。
PWKのコピーですね。
50ccで使うので22~24mmと小さ目の口径の物が欲しかったんです。
オートパーツの22mmにするか、KNのステージ6の24mmにするか迷ったのですが
KNで他の部品を購入するついでに買っちゃいました。

次にDLCロングプーリーボス。

P_20180628_152514.jpg

右の純正と比べて0.5mm長く作ってあります。
今までは純正のボスに0.5mmのシムを入れて使っていましたが、
ハイパワー+大径プーリーの場合、ボスへの負担が大きいんです。
約500km走行毎にコンパウンドで磨いていたのですが作業が大変です。
そこで、硬質コーティングしたボスに変えることにしました。
出来る限り変速抵抗を減らしたい大径プーリーには相性が良いのでお勧めですね。

後半はRRカムのインプレをする予定でしたが、天気が悪くて出来ていないので
質問の多いトルクカムのオイルシール装着とKNセカンダリーへの取付けです。

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大口径プーリーの仕組みを考えたセッティング

2018年 06月27日 01:08 (水)

ジャイロに乗っている方からの質問で「30km/hをオ-バーした時に点滅する
速度警告灯を廃止したいけれど、どうすれば良いのか?」ですが、意外と簡単です。
メーター周りの配線は色が決まっています。

P_20180601_115657.jpg

写真では分かりづらいのですが、緑/赤の配線のカプラーを抜けばOK。
露出した端子にはビニテを巻いて絶縁しておきましょうね。

そして本当なら今回の記事から焼き付きと2stオイルの性能について書く予定でしたが
シンコーメタルから発売された「RRカム」についての質問が多く成っていますので
そちらを後半で書くことにします。

2stオイルについては触りだけ書きますね。
「エンジン性能を上げたらオイルのグレードを上げる」というのは昔から言われてきたことです。
これはパワーが上がったことによる各ベアリングの負担が大きく成るので、
ベアリング潤滑の強化が主な目的でした。
これは腰下の寿命を延ばす為ですが、当時の原付スクーターは使い捨ての時代です。
腰下うんぬんよりも加速やパワーをオイルに求めるのが一般の人の考え方でした。

だけどね、パワーを決めるのは燃焼させる混合気の量であってオイルはあくまでも
潤滑が役割りなんです。
そこで求められるのは焼き付き性能です。
オイルで腰上の焼き付きの原因に成るのは油膜切れです。
高回転時にピストンリングでオイルがシリンダー壁面から削られての油膜切れや
高温でオイルが燃焼してしまっての油膜切れですね。

そして、焼付いた時のダメージもオイルの性能によって全然違います。
でも、実際にオイルで焼付いた時にダメージが違うなんて比べられませんよね。
これを今回は実験でオイルの性能を比べてみようと思っています。

オイルは3種類。
1つはカストロールのパワーワンレーシング。
カストロールの分離給油の2stオイルで一番グレードが高いオイルです。
2つ目はスーパーゾイル。
これを入れれば焼付かないって言われるほどの高性能添加剤ですね。
3つ目はシンコーメタルブレンド2stオイル。
この3種類でシリンダーの焼き付きの温度とダメージをテストします。

シリンダーはマロッシの新品シリンダーを3セット用意しました。
これを全く同じ条件で、わざと焼付かせます!
私のシリンダーヘッドには温度計が着いていますので、
マロッシシリンダーが何度で焼付くのか?
これもヘッド温度計が着いている車両には参考に成ると思います。
キャブレターセッティングもこの温度を超えない範囲で行えば
焼き付きリスクも無くなりますよね。

そして、焼付いてもゾイルを使えば復活してパワーが戻るなんて言う人もいますから
ゾイルを入れれば本当に焼付かないのか?
知りたいですよね~
単品で使う物では無いので、カストロールと1:1の割合で入れたいと思っています。

シンコーメタルのオイルは、焼き付き時のダメージを最小限に抑えるよう
添加剤が配合されています。
じゃ~ゾイルとどっちが性能が良いのか?

焼き付きの様子やシリンダーのダメージは動画で撮ります。
まあ、こんな実験は今までに無いものですので、結果がどうなるか?
全く分かりません。
新品のシリンダーを3つも、わざと焼付かせるなんて馬鹿な実験は
お金も掛かりますので滅多に出来ません。
RRカムのレポートが終わったらやりますので楽しみにしていてくださいね。

それでは本題です。

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駆動系メンテナンス part2

2018年 06月24日 01:51 (日)

シンコーメタルから発売された「RRカム」ですが、ブログでインプレを書いて欲しいと
要望がありましたので、近いうちにやりたいと思います。
テストはステージⅤプーリーと当店の大口径プーリーの2種類で2~3種類の
センタースプリングの組み合わせで行う予定です。

そして当店で販売を開始した2stオイルもお客様からインプレが届いています。
好評なのは良いことですが、「効果が体感出来なかった」などの批判的なインプレが
今のところ来ていません。
私はお客様の生の声を聴きたいので、遠慮無くインプレしてくださいね。

シンコーメタルは大企業ではありませんので、商品を全国の有名店舗に
卸すことは出来ませんが小企業だから出来ることがあります。
お客様の声を聞いて、それをすぐに商品にフィードバック出来ることです。
プーリーも月日を重ねてステージⅤまでバージョンが上がりました。
実はこの2stオイルも発売当時と内容が変わっています。
初期バージョンは沈殿物があったんです。

その沈殿物も今は全く無いです。
そして現バージョンは焼き付き時のダメージを最小限に抑えることに重点をおいた
添加剤配合に成っているとのこと。
じゃ~今までのオイルとどう違うのか?
これもテストしてブログで公開する予定です。

そして、最近は台湾製のキャブレターが販売されています。

SWR.jpg

ケイヒンのPWKのコピーですね。
これを今度製作するエンジンに着けてテストしたいと思っています。

っていうことで今年の夏はテスト三昧に成りそうです。
もちろん全てブログで公開しますし、動画は今までのFC2に加えて
YouTubuでも公開する予定です。

それでは本題です。

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