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ジャイロエンジン制作 分解・加工編

2021年 03月29日 01:08 (月)

私が運転免許を取得した当時は深夜も開いているガソリンスタンドは
今ほど多くありませんでした。
理由はセルフのガソリンスタンドが無かったからです。
法律が変わりセルフのガソリンスタンドが出来たのは1998年。
私が運転免許を取ってから15年以上後のことです。
ですから、試験はもちろん教習所でもガソリンのことについては
今まで勉強したことがありませんでした。

それでもいつの間にかガソリンの給油方法を覚えて
今では何の抵抗も無くセルフのガソリンスタンドで給油しています。
たぶん、私と同年代の人はみんな同じでしょう。
今回はガソリンについて少し書きたいと思います。

私のガソリンのイメージは気化し易く、引火性が高い!ぐらいかな?
皆さんはどうでしょうか?
今回もYouTubeで動画を探してきました。



結構、ビックリした人も少なくないのでは?
ガソリンは液体では火が付かないんですね。
気化して初めて引火する。
そういえば昔、父親にガソリンはタンクが空に成ってから入れるな!
って習ったんです。
だからバイクもガソリンコックをリザーブにしたら、すぐに給油する癖を
着けていたのですが、こう言うことだったんですね。

液体状のガソリンがタンクに残っていれば、万一火が点いても
給油口の外側だけでタンク内には火が入りません。
上から何かを被せてやれば、すぐに火が消えます。

タンクが空に成っていると気化したガソリンがタンク内に充満して
火が点けば動画のコルクのように爆発してしまう。
空のガソリンタンクに入れる場合は細心の注意が必要ってことですね。

ジャイロはコーナーリング時にエンジンが車体と一緒に傾かない構造に
成っています。
その為、コーナーリング時にキャブレターのフロート室にあるガソリンが
遠心力で外側に持っていかれ、油面がキャブレターに対して水平に成らず
オーバーフローパイプから外に流れ出てしまいます。
特に私が使っているPWKタイプのキャブレターは左右合わせて2本の
オーバーフローパイプからコーナーごとにガソリンを垂れ流してしまうんです。
どのくらいの量が出てしまうのか?というとカートのミニサーキットで
5週も走ると約1ℓ減ってしまう。

そして、レスポンス重視でパワフィルやファンネル仕様にすると
吹き返しの分、ガソリンが無駄に成ってしまう。

この2つのガソリンの無駄が何とか成らないか?ってことで
少し前から新しいキャブレターと取り付け方法を試しています。
キャブレターはこれ!

thenso.jpg

チェンソー用の中華キャブレター。
100ccぐらいのチェンソーに使う補修用?キャブでAmazonで
1,600円ぐらいで売られていました。
どうしてこのキャブレターを選んだのか?と言うと
フロート室を持たない構造なのでどんな向きにも取り付けられるし、
もちろん、オーバーフローの心配が無い。
問題は取り付け方法。
10mm厚のアルミ板を切り出して製作することにしました。

P_20210126_131235.jpg

こんな感じです。
後は中央の穴をキャブレターの口径に合わせて広げてあげるだけ。
この直下にリードバルブが着く構造に成ります。

P_20210126_130754.jpg

インマニに使うアルミ板はもっと薄くても良かったのですが、
新しく考えた吹き返しを防止する構造にするためこの厚さに成ってます。

P_20210126_131544.jpg

これが実際に取り付けた時の写真です。
キャブレターは完全に縦置き。
普段の生活では感じませんが、空気は重さがあるんです。
高い所ほど大気は薄く成るでしょ。
だから上から下に向けて空気を送り込むのが一番効率的なはず。

じゃ~実際にエンジン始動した時の動画です。
観るポイントは吹き返しの量です。



無事にエンジン始動出来て、キャブの吹き返しも狙い通りほとんど無し。
白煙が多いことからも分かるように、燃調が濃いので
燃調を少し絞って、アクセルワイヤが引けるように加工すれば
試走が出来そう。

P_20210328_175123.jpg

ちょっとの加工でアクセルワイヤがとりあえず引けるようにしたんですが・・・・
中のダイヤフラムを止めてあるノリがガソリンで溶けてしまった。
ちょっと修正したけどガソリンがダダ漏れで使えなくなりました。
やっぱり中華はダメですね。
それでも吹き返しを防止する方法も解かって来たので
収穫は大きかったと思います。

次はチェンソーキャブと仕組みが同じレーシングカートのキャブレターを
使って、この続きを検証してみたいと思います。
中古のキャブを使う予定ですが、他にもやることがあるので
しばらく先に成りそうです。

それでは本題です。
P_20210224_162412.jpg
P_20210224_171228.jpg

さて、今回は台湾製の強化?クランクを入れるのでエンジンを割っていきます。
私の場合、エンジンを割る時もクランクインストールの時も
クランクベアリング装着部をバーナーで炙って熱膨張を利用しています。
これって賛否両論で、ヒートガンや電熱コンロを使う人、又はプレス機を
使って圧入する人など人によって様々です。

プレス機を使う人に聞いたところ、熱を入れるとアルミのケースが変形するので
熱は入れないそうです。
ヒートガンを使う人も温度を上げ過ぎるとケースが変形するとのこと。
電熱コンロを使う人はケースの一部に熱を入れるとケースの変形する
恐れがあるとのこと。
みんな独自の考え方があるようです。

私の場合、アルミはよっぽど高温でない限り、
熱で変形しない金属だと考えています。
そうじゃなきゃピストンには使われないでしょ。
ピストンは上部だけかなりの高温にさらされていますので
一部だけ熱したら変形する理論には当てはまらないと思うんです。
高圧縮やデトネでピストントップに穴が空いても、ピストンが変形して
キックが下りないなんてことも無い。
ですので、アルミは溶ける寸前まで変形する事なく形を維持すると
私は考えていますので、バーナーで炙っています。

そしてケースやベアリングを傷めないで取り外せるので
2stオイルの性能テストにも役立っています。

今回のエンジンは組付け時からシンコーメタルオイルを80:1で混合し
約1万km走行しました。
熱膨張で傷めずに外したベアリングの摩耗を測定してみました。



ベアリングのガタを計ることでベアリングボール及びレース部分の摩耗度合いを
測ることが出来ます。
このクランクは組付け時に駆動系側を0.5mmオフセットして組付けた為
駆動系側のベアリングに負担が掛かります。
ですので、駆動系側のベアリングだけ2~3/100mmほどガタが大きかったですね。
ジュネ側は新品時とほぼ一緒です。
80:1の混合ってオイルにはかなり過酷なテストなんですよ。
この混合比で純正オイルを使えばどうなるのか?
そんなテストもそのうちやってみたいですね。

P_20210314_123759.jpg

外した腰上は今回組み付けるシリンダーと一緒にブラストして
ガンコート施工しました。
そうそう!ガンコートですが個人で施工したいって声もあるので
近いうちに失敗しないガンコートの施工方法もブログで紹介しますね。

ケースの方は洗浄・ブラストしてからサーフェイサーを吹きました。

P_20210326_133728.jpg
P_20210326_154023.jpg

サーフェイサーを吹いたってことは当然、色を入れる訳ですが
話題のメッキ調塗装にしようと思ってます。
メッキ系の塗料で品質と実績が確かなのはROHANの塗料が有名ですが
なんせ高価でした。
ところが、最近新しいメッキ系塗料が比較的安く発売されたので
それを塗ろうか?と思っています。
この塗料については次回詳しく説明しますね。

実はここ1年、エンジンのフルオーバーホールに出していただいたお客様には
エンジンのサンドブラストを無料で行ってきました。
4月からは有料のオープションに成ります。
ご了承ください。

次回に続く

テーマ : 自動車、バイク
ジャンル : 車・バイク

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No title

2021年04月18日 02:15

太字の文子供の頃からアメリカ映画を見ていて漏れ出したガソリン溜まりにタバコを投げて爆発ってシーンをよく見ていて嘘だって笑って見てたのを思い出しました。
凹んだバイクのタンクに大豆を入れて膨らませたり霧吹きでガソリンをタンクに入れて爆発させたりはしてましたが。
メッキ系の塗装でうまくいったことがありませんw 何日乾かしてもすぐ汚れが付いたり プラメッキのできる工場にに出そうかと思っています 本当は外装全てメッキにしたいのですけどね(笑)

Re: No title

2021年04月18日 11:12

じゅんさん

液体のガソリンは火が点かないって意外と知らないんですよね。

メッキ屋さんに出す方が塗装より安上がりだと思います。
だた、エンジンはベアリング装着部など、そのままにして置きたい箇所があるんですよね。
表だけメッキは出来ないので、どうしても塗装に成ってしまう。
安いメッキ塗料は評判悪いですからね~
高額な塗料で失敗したら泣きます。