ジャイロUPのレストア
2020年 12月30日 17:38 (水)
今年は新型コロナで世界中が大変でしたね。
私も出来るだけ外出を控えて過ごしました。
魚釣りに数回行ったぐらいかな?
ですので、鹿児島に引っ越しても今一つ実感が無いんですよね。
その代わり、塗装を覚えてある程度出来るように成りました。
そこで調子に乗ってFRP製作にチャレンジしたのですが・・・・・
難しすぎる!
もちろん、DIYレベルまでならインターネットで幾らでも学べます。
ところがそれ以上は、なかなか載っていない。
考えてみれば当たり前です。
FRPで型を取って量産できれば簡単にコピーが作れてしまうんです。
今はネットで原付の外装やスクリーンなどコピー品が簡単に手に入ります。
それをDIYで個人で出来るように成ったら・・・・・
だから何処にも書いていない。
何とか基本的なことは出来るように成りましたが、応用が全くダメダメです。
今はトップコートやゲルコートの塗り方で苦労してます。
基本は主剤に硬化剤を1%混ぜて刷毛で塗るのですが、
製品にするなら2.5mm口径のスプレーガンを使います。
じゃ~スプレーガンで塗るのでスチレンで薄めて塗れば良いと思って
やってみると、塗ったゲルコートが乾くのに1週間掛かりました。
どうもスチレンは揮発性が低いのでは?って、今度はアセトンで希釈。
今度は乾燥に6時間。
次は希釈率を下げる?それとも硬化剤の比率を上げる?
答えはやってみないと分からない。
こんなふうに自分で考えて1歩づつ前進しているところです。
それでも、ジャイロXのオーバーフェンダーのマスターモデルは完成しました。



横幅はワイドスペーサー&ノーマルサイズのタイヤでも大き過ぎず
エンジンが良く見えるように大きさ、角度をデザインしました。
これで駆動系などのメンテがより楽に成るでしょう。
今までのサイクルフェンダーは雨の日はサイコーでしたが
メンテ時にフェンダーの脱着が必要でした。
そして、車幅が広く見えないので、二輪原付と同じように
車に幅寄せされて怖い思いをしたこともあったので
存在感のあるフェンダーが欲しかったんです。
ジャイロで同じような思いをしている人もいると思いますので
春までに何とか量産出来るように頑張っています。
それでは本題です。
今回はいきなり車両の画像から。
ジャイロUPです。
家主さんが居候のHさんのために、わざわざ福岡まで行って仕入れてきました。

走行距離はもうすぐメーター1周(だったら良いなぁ~)!
外観は荷台が潰れているぐらいで比較的綺麗なので
極上車?と、ほのかに期待していました。
今回はこれをレストアしていきたいと思います。
前回のブログでも書きましたが、暇な時にYouTubuを観ているんですが
個人でレストアしている人が多いんですね。
もちろん、YouTubuにはプロの整備士から素人までいろんなレベルの人が
動画を配信しています。
でも、私のレストアと内容が全く違うんです。
多分、教わった人によってだと思うのですが・・・・
実は私のエンジンについての知識を教えてくれた人は整備士ではありません。
どんな人かと言うと、元ボートレーサーです。
つまり師匠は元競艇の有名な選手なんです。
競艇のボートのエンジン(師匠はモーターって言ってました)は2stエンジンなんです。
そのエンジンを各競艇場から借りてレースをする訳です。
エンジンは、くじ引きで決められてレース期間中はそのエンジンを自分で
調整(チューニング)してレースに挑みます。
次の開催には他の人が使うエンジンですので、ポート加工などは一切出来ません。
どんな調整をするのか?
動画を探してみました。
これは現在のエンジンで女性でも勝てるように昔よりも調整部分が
少なく成っています。
エンジンの燃焼室で得られたパワーをいかに効率よくプロペラに伝えるか?
スクーターで例えると、プロペラがタイヤに変わるだけです。
昔、メーター読みで60km/h出るスーパーカブがシャシダイで計測したところ
2馬力だった動画を観ました。
つまり、単純に言うと後輪に2馬力のパワーが伝われば60km/h出るってことです。
(ざっとアバウトな話しですよ)
中古で買ったジャイロで60km/h出る車両は多くないと思います。
つまり、タイヤを回す力は2馬力出ていないんです。
新車で5馬力ちょっと、中古でやれていても4馬力はあるエンジンでもタイヤには
2馬力行っていないんです。
チェーン駆動のオートバイのエネルギー損失は2~3割って言われています。
じゃ~ジャイロや普通のスクーターは何割損失しているのか?
このエネルギー損失を少なくする方法を習ったのが、その師匠です。
だから腰上の組付けに半日掛かったりするんですね。
実際、今回のジャイロUPはギアケース内のオーバーホールで
丸2日掛かってしまいました。
他の人からはその程度の作業でそんなに時間が掛かるなんて
よく馬鹿にされるんですが、効果は大きいんです。
そしてトップクラスのボートレーサーは、ほぼ毎回エンジンを組み直します。
原付エンジンではそこまでしません。
よくオーバーホールの時期について問い合わせがあるのですが、
お客様の考え方によって答えは変わります。
ベアリングが痛んでオーバーホールをするのと、パワーロスが大きく成って
オーバーホールするのは違うからです。
私の場合、燃費が落ちてきたら、イコールパワーロスと考えて
オーバーホールします。
毎日のように乗っているとなかなか気が付かないんですよね。
つまり、私の習ったエンジンオーバーホールはそれ自体が
チューニングなんです。
また話しがずれちゃいましたね。
今回のレストアはこのジャイロUPのオーバーホールチューニングで
どう変わるか?をテーマにレストアしたいと思います。
えっ!この車両の現状が判らないと、どう変わるか?比較できないって?
安心してください、比較は新車時のスペックと比べます。
私も出来るだけ外出を控えて過ごしました。
魚釣りに数回行ったぐらいかな?
ですので、鹿児島に引っ越しても今一つ実感が無いんですよね。
その代わり、塗装を覚えてある程度出来るように成りました。
そこで調子に乗ってFRP製作にチャレンジしたのですが・・・・・
難しすぎる!
もちろん、DIYレベルまでならインターネットで幾らでも学べます。
ところがそれ以上は、なかなか載っていない。
考えてみれば当たり前です。
FRPで型を取って量産できれば簡単にコピーが作れてしまうんです。
今はネットで原付の外装やスクリーンなどコピー品が簡単に手に入ります。
それをDIYで個人で出来るように成ったら・・・・・
だから何処にも書いていない。
何とか基本的なことは出来るように成りましたが、応用が全くダメダメです。
今はトップコートやゲルコートの塗り方で苦労してます。
基本は主剤に硬化剤を1%混ぜて刷毛で塗るのですが、
製品にするなら2.5mm口径のスプレーガンを使います。
じゃ~スプレーガンで塗るのでスチレンで薄めて塗れば良いと思って
やってみると、塗ったゲルコートが乾くのに1週間掛かりました。
どうもスチレンは揮発性が低いのでは?って、今度はアセトンで希釈。
今度は乾燥に6時間。
次は希釈率を下げる?それとも硬化剤の比率を上げる?
答えはやってみないと分からない。
こんなふうに自分で考えて1歩づつ前進しているところです。
それでも、ジャイロXのオーバーフェンダーのマスターモデルは完成しました。



横幅はワイドスペーサー&ノーマルサイズのタイヤでも大き過ぎず
エンジンが良く見えるように大きさ、角度をデザインしました。
これで駆動系などのメンテがより楽に成るでしょう。
今までのサイクルフェンダーは雨の日はサイコーでしたが
メンテ時にフェンダーの脱着が必要でした。
そして、車幅が広く見えないので、二輪原付と同じように
車に幅寄せされて怖い思いをしたこともあったので
存在感のあるフェンダーが欲しかったんです。
ジャイロで同じような思いをしている人もいると思いますので
春までに何とか量産出来るように頑張っています。
それでは本題です。

今回はいきなり車両の画像から。
ジャイロUPです。
家主さんが居候のHさんのために、わざわざ福岡まで行って仕入れてきました。

走行距離はもうすぐメーター1周(だったら良いなぁ~)!
外観は荷台が潰れているぐらいで比較的綺麗なので
極上車?と、ほのかに期待していました。
今回はこれをレストアしていきたいと思います。
前回のブログでも書きましたが、暇な時にYouTubuを観ているんですが
個人でレストアしている人が多いんですね。
もちろん、YouTubuにはプロの整備士から素人までいろんなレベルの人が
動画を配信しています。
でも、私のレストアと内容が全く違うんです。
多分、教わった人によってだと思うのですが・・・・
実は私のエンジンについての知識を教えてくれた人は整備士ではありません。
どんな人かと言うと、元ボートレーサーです。
つまり師匠は元競艇の有名な選手なんです。
競艇のボートのエンジン(師匠はモーターって言ってました)は2stエンジンなんです。
そのエンジンを各競艇場から借りてレースをする訳です。
エンジンは、くじ引きで決められてレース期間中はそのエンジンを自分で
調整(チューニング)してレースに挑みます。
次の開催には他の人が使うエンジンですので、ポート加工などは一切出来ません。
どんな調整をするのか?
動画を探してみました。
これは現在のエンジンで女性でも勝てるように昔よりも調整部分が
少なく成っています。
エンジンの燃焼室で得られたパワーをいかに効率よくプロペラに伝えるか?
スクーターで例えると、プロペラがタイヤに変わるだけです。
昔、メーター読みで60km/h出るスーパーカブがシャシダイで計測したところ
2馬力だった動画を観ました。
つまり、単純に言うと後輪に2馬力のパワーが伝われば60km/h出るってことです。
(ざっとアバウトな話しですよ)
中古で買ったジャイロで60km/h出る車両は多くないと思います。
つまり、タイヤを回す力は2馬力出ていないんです。
新車で5馬力ちょっと、中古でやれていても4馬力はあるエンジンでもタイヤには
2馬力行っていないんです。
チェーン駆動のオートバイのエネルギー損失は2~3割って言われています。
じゃ~ジャイロや普通のスクーターは何割損失しているのか?
このエネルギー損失を少なくする方法を習ったのが、その師匠です。
だから腰上の組付けに半日掛かったりするんですね。
実際、今回のジャイロUPはギアケース内のオーバーホールで
丸2日掛かってしまいました。
他の人からはその程度の作業でそんなに時間が掛かるなんて
よく馬鹿にされるんですが、効果は大きいんです。
そしてトップクラスのボートレーサーは、ほぼ毎回エンジンを組み直します。
原付エンジンではそこまでしません。
よくオーバーホールの時期について問い合わせがあるのですが、
お客様の考え方によって答えは変わります。
ベアリングが痛んでオーバーホールをするのと、パワーロスが大きく成って
オーバーホールするのは違うからです。
私の場合、燃費が落ちてきたら、イコールパワーロスと考えて
オーバーホールします。
毎日のように乗っているとなかなか気が付かないんですよね。
つまり、私の習ったエンジンオーバーホールはそれ自体が
チューニングなんです。
また話しがずれちゃいましたね。
今回のレストアはこのジャイロUPのオーバーホールチューニングで
どう変わるか?をテーマにレストアしたいと思います。
えっ!この車両の現状が判らないと、どう変わるか?比較できないって?
安心してください、比較は新車時のスペックと比べます。
コメントの投稿
2021年01月18日 16:36
Re: タイトルなし
2021年02月03日 01:41
ウルトラマンボーイさん
コメントを見落としていて返信が遅れてしまい申し訳ありません。
フェンダー完成しましたが、量産はもう少し先に成りそうです。
特におばちゃんドライバーなんかは、原付だと気にしないで
突っ込んできますから怖いんですよね~
パワーをロス無く伝えるのって、意外にいろいろあるんです。
例えばタイヤの空気圧を適正値にしたり、ホイールベアリングの
グリスをローフリクションタイプに入れ替えたりするだけでも
効果が高いんです。
釣りも今年は目一杯やりたいのですが・・・コロナが
身体を大事にして元気でいることが、師匠への恩返しだと思って今年も頑張ります。
コメントを見落としていて返信が遅れてしまい申し訳ありません。
フェンダー完成しましたが、量産はもう少し先に成りそうです。
特におばちゃんドライバーなんかは、原付だと気にしないで
突っ込んできますから怖いんですよね~
パワーをロス無く伝えるのって、意外にいろいろあるんです。
例えばタイヤの空気圧を適正値にしたり、ホイールベアリングの
グリスをローフリクションタイプに入れ替えたりするだけでも
効果が高いんです。
釣りも今年は目一杯やりたいのですが・・・コロナが
身体を大事にして元気でいることが、師匠への恩返しだと思って今年も頑張ります。
本年もよろしくお願いいたします🙇
新しいフェンダー、完成されたんですね
僕はスクーターと単車しか乗った事がないのですが、三輪だと、車幅を十分わかってもらえると思ってましたが、違うのですね
これも一つ勉強になりました
親父様の師匠はボートレーサーだったなんて❕
数ミリのくらいでも全く違ってきますね
パワーをいかにロスせず、後ろへ伝えるか、言葉では簡単そうでも、一番難しい事ですね
僕も、更に気を使って作業してみます。
九州の釣りはいかがでしょうか❔
先日、僕の釣りの師匠が亡くなられ、まだまだ習いたい事はたくさんあったのですが、今年はフカセ釣りを更にマスターしたいと考えております。
まだまだ寒いですが、親父様もお身体御自愛下さい