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ジャイロXエンジン載せ替え

2020年 02月12日 00:07 (水)

まずは報告です。
店舗移転の為、2月一杯で業務の受付を一時停止しております。
愛媛県松山から鹿児島県霧島に移転です。
5月ぐらいには再開したいと思っております。
今まで「2stガレージ松山」でしたが、屋号をどうしようか?
何か良い案があればアドバイス頂ければ助かります。

今日コンビニに行ったらマスクが売り切れで一つも残ってない。
新型コロナウィルスの影響ってことは分かるのですが・・・・・

私的には、まだ全国に拡散していない状態なので現時点では個人が、
感染しないように対処するのでは無くて日本政府が拡散防止に
どんな手を打つか?が重要だと思うのですが・・・・・
このままでは数年前のSARS流行の二の舞に成ってしまう。
前の教訓が全然生きて無いですよね。

今回の新型コロナウィルスも基本的な特徴や感染ルートはSARSと同じなので
対策を立てるのは難しくないと思います。
バイクも同じで特徴や仕組みを理解していれば難しくない物もあります。
丁度、前記事のコメントでピストンリングの脱着方法について
質問がありましたのでやってみましょう。

ピストンリングは普通とは違う製法の鉄で作られています。
鉄の特徴としては焼きを入れると硬く成り、焼き戻しをすると柔らかくなります。

P_20200216_105455.jpg

ピストンはシリンダー内を高速で上下しますし、耐摩擦性能も高くないと
いけませんから赤方向の力には硬く出来ています。
青方向には張力があることが必要です。
つまり、柔らかく作られています。
硬いものは割れる、柔らかい物は曲がる、常識ですよね。

ピストンにリングを脱着するときは青方向に力を入れれば良い。
赤方向に力が加われば割れてしまいます。
丁度、私のエンジンの腰上を組むところでしたので実際にやってみましょう。



動画のピストンにはコーティングしてありますのでリングをピストンに当てると
傷がついてしまいます。
ピストンの径よりも大きく成るように広げて装着する。簡単でしょ。
動画では2cm以上広げています。
外す時も同じように広げて外します。
最初は大きく広げると割れるのではないか?と怖いと思います。
私の所ではリングを割ったら手に入らないような希少なピストンが
入庫しますが、よっぽど摩耗していなければまず割れません。

それでは本題です。
暇が無くて出来なかった私のジャイロのエンジン交換やっとやりました。
今回の仕様はメインエンジンなので2丁UPハイギア、68マロ、純正ヘッド、
ハイパーリバイブ、PWKタイプ24Φキャブ、自作エアクリってところです。
細かいパーツは省略しますね。

P_20200221_154738.jpg
P_20200221_154808.jpg

二次圧縮は11kg/㎠ぐらい。
いつもなら10kg/㎠を超えるとハイブリッドプラグに変えるのですが、
今回は標準の6番プラグにしました。
当然、混合気を濃く出来ない為、焼き付きリスクが増えるのですが
ピストンヘッドの鏡面化とガンコートの冷却性能を確かめるために
今までなら焼き付いてしまう仕様&セッティングでテストを行います。

テストは引っ越しの時に松山 → 鹿児島で400km弱ですね。
去年、二度ほど行ってますので、朝一番で出発すれば夕方到着出来ます。
いつも、サラッと書いていますが、原付で一気に走る距離じゃないんですよ。
分かりやすく説明すると、東京から名古屋まで下道で同じぐらいの距離です。
朝、東京を出発して下道で夕方に名古屋到着するのと同じです。
ちんたら走っていたら夕方までには着けません。
エンジンの負担もかなりのものですので、楽なテストじゃないです。

こんな長距離を短時間で走り切るなんて機会が無い人も多いと思います。
実はあるんです。「SSRT」という全国規模の大会が!
SSRTとはサンライズ・サンセット・ツーリング・ラリーの略で
日の出に太平洋側からスタートして日が落ちるまでに日本海側のゴール指定地点を
目指して走るイベントです。
スタートは各自で設定するのでタイムや順位を競う大会では無く
自己との闘い、充実感を味わうイベントです。
今年は引っ越しで参加できませんが、来年はエントリーしたいですね。
ルールはこのサイトが分かりやすいかな?

私はメインエンジンとサブエンジンを分けて使っていますが、どう違うのか?
聞かれることも多いので少し書きますね。
違う点は2か所、ギア比と一次圧縮です。
メインエンジンはロングツーリング向けにギア比を上げて、よりエンジン回転を落として
走れるように2丁UPハイギアが入っています。
これにより燃費が良く成ります。

サブエンジンは一時圧縮を落としてあります。
今回のエンジン載せ替えまでは50ccのシリンダーでしたが、夏場でもチョークを
引かないとエンジンの始動が出来ないほど一時圧縮を落としてあります。
一時圧縮を落とすと、よりパワーが出ます。

メインエンジンはパワー控えめで燃費重視のツーリング仕様に適したエンジン。
サブエンジンはパワーを上げてキビキビ走る街乗りに適した仕様のエンジンです。

昔は一時圧縮を上げるとパワーが出ると思われていました。
今は全く逆で、天動説と地動説ぐらい正反対ですね。
確かに昔は一時圧縮を上げるとパワーが上がりました。
当時はマフラーの性能が悪く、吸気をマフラー側から引っ張るという考え方が
無かったからです。
今はマフラーの性能が上がって、吸気はマフラーの性能で決まります。
つまり、吸気を一時圧縮に頼らなくても良い。

マフラーが吸気を引っ張ってくれれば一時圧縮は、ピストンが下がる時の抵抗でしか
ありません。
4stバイクでもブローバイガスを開放するチューニングがありますよね。
原理は一緒です。

ただ2stの場合は一時圧縮が無いとエンジンの始動が出来ないので
エンジンが始動できるギリギリの圧縮が必要なわけです。
ノーマルエンジンでもオイルシールが痛んでくると一時圧縮が抜けて
最高速がUPするなんて現象が起きます。
でも、意図的に一時圧縮を落としているのと、抜けているのでは
焼き付きリスクは全然違いますから、ノーマルエンジンで速い!調子が良い!
なんて思っていると急に焼き付いたりしますからね。
勘違いしないように注意が必要ですね。

次回は使用するキャブレターやセッティングなどの吸気系でもやりましょうか。

テーマ : バイクの修理・整備
ジャンル : 車・バイク

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2020年03月10日 12:29

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