FC2ブログ

03月 « 2020年04月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 05月

GUN-KOTEの施工例

2020年 01月04日 23:13 (土)

前回は神の手を持つ男「ポップ吉村」を取り上げました。
今回は日本一速い2stライダーです。(自己評価)

私の学生時代に公開された映画で「汚れた英雄」があります。
映画館の前には観に来た人のバイクがズラッと並び、帰っていく時には
アクセルを煽りながら爆音で去っていく光景がありました。
その映画のバイクレーサーを代役したのは「平忠彦」です。
確かに知名度はナンバーワンかも知れません。
でも、私的には世界GPで活躍しチャンピオンにも成った「片山敬済」です。

同年代に活躍した2人ですが、「片山敬済」は雑誌で取り上げられることも少なかった。
私が思うに片山は韓国国籍だったからでは?
今考えてもメーカーからのサポートは悪いし、待遇はプライベーター並み。
もし片山が日本国籍であったなら、間違いなく世界一のライダーだったと私は思います。



そんな片山敬済さん、今はYouTubeで活躍しているんです。
Ride?バイクチャンネル」です。
2stバイクに限らず、スクーターから大型バイクまで、乗り方やセッティングなど
公道を安全に走行するのに必要な知識を分かりやすく動画で説明しています。
私のイチオシですので、観て頂ければと思います。

それでは本題です。
前記事の「GUN-KOTE」ですが、コメント欄で「どのような使用状況のときに効果的とお考えですか?」
と質問がありましたので、今回はその具体例を紹介しますね。

今回の対象車両はホンダのライブディオZXです。
90年代のホンダの原付スクーターの中で最もスポーツ性が高く、人気もあった車種です。
今でも2stスクーターをチューニングするならZXっていう人も多いですね。
チューニングと言えばボアアップ」と思う人も多いと思います。
ボアアップキットも多くのメーカーから出ていますよね。

その多くのボアアップキットで、私が一番最初に勧めるのがデイトナ製の
ボアアップキットです。
理由は加工精度が良くて当たり外れが無い。
そして、ピストンやリングなど交換部品が手に入ることです。
中国や台湾製はピストンクリアランスがバラバラで当たり外れが多い。
デイトナ製は取り付けるだけで簡単に8馬力程度にパワーアップ出来るんです。

このキットを装着して走行すると、足回りに不安が出てきます。
バランスが崩れるので当然ですね。
そこでタイヤ、ブレーキ、サス等の足回りを強化してから次のステップに進むのが
良いのですが、そこで足を引っ張るのがこのデイトナのボアアップだったんです。

詳しく説明しますね。

P_20200103_145743.jpg
P_20200103_145737.jpg

上がデイトナのキット、下がジャイロ用のマロッシキットです。
明らかにデイトナの方が排気ポートが大きいんです。
いかにもパワーが出そうでしょ~。
売られているボアアップキットでも排気ポートやフランジが大きいのを
謳っている物が多いですよね。
「排気ポートがデカければパワーが出る」って思っている人が多いんです。
でも、そうじゃ無い。

P_20200103_145757.jpg
P_20200103_145803.jpg

同じく今度は掃気ポートです。
加工するのに赤い線が入っていますが、それは無視してください。
掃気ポートはジャイロ用マロッシの方が大きい。
掃気ポートが小さいと吸気は多くない。
だから、ビッグキャブを入れても思ったほど効果ない。
つまりデイトナは掃気ポートを小さくすることで、意図的にパワーを抑えているんです。
じゃ~もっと吸気出来るように掃気ポートを大きくすれば良いじゃん。
ってことに成りますよね。
ところが、今まではそれが出来ない理由がありました。

P_20200103_145650.jpg

今度は左がデイトナ、右がジャイロ用マロッシです。
冷却フィンが小さいのが分かるでしょうか?
つまり、マロッシよりも冷却出来ないんです。
だから、掃気ポートを大きくすると確かにパワーアップは可能ですが、
強化ファンを入れても冷やしきれずに焼き付きを起こしてしまうんです。
今まではデイトナで満足できなかった人にはマロッシを勧めていました。

そこでGUN-KOTEです。

P_20200104_224153.jpg

冷却能力を上げれば今まで出来なかった掃気ポート拡大でのパワーアップが
可能に成るかも知れません。
シリンダーヘッドもやれば完璧ですね。
(こんなこと書いたらすぐにヘッド持って来そうw)

ついでに私の高圧縮ヘッドもやりました。

P_20200104_224834.jpg
P_20200104_224814.jpg

いや~楽しみですね!
でもね、GUN-KOTEの施工って思ったより大変です。
新しいシリンダーは耐熱塗装されていて取るのが難しい。

P_20191230_114354.jpg

写真はデイトナのボアアップキットの塗装を取るのに強力塗料はがし剤を塗ったところ。
結果は全然剥がれなかった。
結局、サンドブラストを掛けないと塗装や錆を取ることは難しいんです。
しかも、GUN-KOTEは塗装屋でも最初は失敗するぐらい施工が難しい。
何とか完璧に出来るようにして提供したいと考えています。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

コメントの投稿

非公開コメント

ワクワクしますね!

2020年01月05日 00:51

やんちゃ親父さん
先日の質問に対し、丁寧にお答えいただきありがとうございました。
放熱性能を向上することで、わざわざデチューンされている部分にメスを入れることが出来るなんてワクワクしますね!デイトナシリンダーの本来のパワーを解放したら、どれだけのものなのか注目です。
ガンコートの輸入代理店のカーベックさんのページを拝見すると、施工時の焼き付け条件がかなりシビアなようですね。是非マスターしていただき、私たちに身近な選択肢の一つになってくれたらと願っています。

Re: ワクワクしますね!

2020年01月19日 21:41

さっくるさん

空冷エンジンは冷やせれば、入りんな可能性が出てくるんです。

ガンコートですが、塗るのも焼き付けるのも一筋縄ではいかないです。
一見、上手くいったように見えてもリムーバーで剥がれてしまったり
本来の性能を出すのが難しいです。

2020年01月24日 10:42

親父様に質問です。
ディオのエンジンは(スクーター全般そうですが)空冷でエンジンカバーの内部でファンにより冷やしてますが、カバーを外していれば、温度の上がる走行時は逆に良く冷えてくる気もするのですが、やはりカバーレスは冷え不良になりますか?

Re: タイトルなし

2020年02月16日 11:54

ウルトラマンボーイさん

スクーターはエンジンのレイアウト的に走行風が直接当たるように出来ないので
どうしても強制空冷に成ってしまいます。

そして冷却性能的にも強制空冷の方が上です。
強制空冷の方がシリンダーやヘッドのフィンも小さいことからも伺えますね。