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高知キャノピーメンテ入庫の予定が・・・

2019年 12月13日 02:26 (金)

いや~ブログを書く時間が無くて、とうとう12月に成ってしまいました。
遅ればせながらK-3/4お疲れ様でした。
初めて参加させて頂きましたが、みなさん暖かく迎えて頂きありがとうございました。
私は前夜祭から参加したのですが、山の11月の夜は寒いっす!
車の助手席でシュラフに潜って寝たのですが、起きたら腰が・・・・・・
この齢だと平らな場所で寝ないと駄目ですね。
下手をすると柔い布団で寝るだけで次の日、腰がヤバイ!
それでも他の人のマシーンを観たり、乗ったり楽しんできました。

本当は時間一杯まで楽しみたかったのですが、この時期の自走は暗いと危ない。
濡れた落ち葉が見える時間帯に帰らせて頂きました。
右カーブなら落ち葉で転んでも問題無いのですが、左カーブで転べば
反対車線に飛び出しますからね。
路面の落ち葉が見える明るいうちに山越えするために早退させて頂きました。

自走してきた人たちのチューニングレベルもかなり上がっていると感じました。
68マロッシと排圧マフラーで80km/hオーバーですからね。
帰りは一緒に走ってビックリしましたよ。
峠の登りでもかなりの速度で登っていましたからね。

キャピタルスポーツランドを出発したのが15時45分。
そこから伊丹市のネットカフェまでは75km強。
途中、渋滞と食事休憩で約2時間ロスしましたが20時30分に到着しました。
75kmを約3時間ですがジャイロの山越ツーリングではこのくらいは掛かります。

K-3.jpg

さて話題を変えて前回の燃料添加剤ですが、同じように
ファンヒーターで試して実感したという人が数人連絡を頂きました。
思い切って一般記事で書いて良かったです。
そしてAZさんからの苦情メールも今のところ来ていません。
良かったっす!

実は次の実験も準備中です。
今度の実験はシリンダーの放熱テストです。
鉄のシリンダーって結構錆びますよね。
調べてみると錆びると熱伝導が悪く成るそうです。
じゃ~10年以上も使ってる錆が溜まったシリンダーは焼き付き易いの?
錆を取ったら温度が下がる?
錆びないように放熱塗料を塗ったら早く温度が下がる?
本当のところはどうなのか?実験してみる予定です。
(来年かな?)

それでは本題です。
去年の夏に入庫した高知キャノピーですが、リバイブマフラーを入れたとのことで
各部のメンテナンスとセッティングとのことで入庫しました。
ところが試乗してみると去年はあんなに快調だったエンジンが酷い状態。
マフラーを変えたからってこんなに走らない訳無い。

まずはチェックの為、腰上を開けてみました。
シリンダーは変わった様子は無いけど、コーティングが全て綺麗に無くなっている。
通常は当たりの弱い部分は残るのに?って思っていたらピストンがグラグラです。
とりあえずピストンを外そうとするも外れない。
トーチで炙って、ピストンピンプーラーを使ってやっと抜きました。

P_20191119_135414.jpg

完全に段付き摩耗していますね。
何故?
この時は気が付きませんでしたが、私が指定したオイルを使っていなかったことが
原因でした。
キャノピーの車重は乾燥重量で130kg、オイルやガソリンを入れて人が乗ると
グランドピアノぐらいの重さに成ります。
それを原付のエンジンで60km/hで走らせるのは普通じゃないんです。
だから普通のオイルじゃ1年持ちません。
必ず高性能オイルが必要なんです。

腰上がこれじゃ~腰下のベアリングも駄目。
急遽、腰下もOHすることにしました。
マロッシのピストンピンとガスケット、腰下のパーツが届くまでに時間があるので
錆びたマフラーを塗装することにしました。

P_20191126_134618.jpg

確か夏前ぐらいに変えたと聞いていた気がしたので「中古を購入したのか?」
聞いたところ新品だそうです。
高知は海側からの季節風で半年経たずにこれだけ錆びてしまうんですね。
当店ではマフラー装着前に耐熱塗料を上塗りしてから着けるのでこんなことには
成らないのですが、バイク屋さんで着けるとすぐに錆びてしまうんです。

P_20191126_140543.jpg
P_20191126_143727.jpg

錆を軽く落としてから余っていた耐熱ブラックを塗りました。
耐熱塗料は熱を入れないと完全に乾かないので吊るしてから塗ります。
今回はサービスなので余っていた安い耐熱塗料を塗りましたが、
普段使っている塗料はこれです。

耐熱塗料

1000℃ぐらいまで大丈夫なので2~3年はノーメンテで大丈夫。
でも乾かないので塗るのが超難しい。
トーチで内部を炙って温度を上げてからスプレーするのが良いと思います。

次に腰下ですが、いつもの作業なので今回は割愛しますね。
クランクは、やはり大腿部も小端部も傷みだしていて使用範囲ギリギリですが
予算の関係で再利用です。

次にタイヤ!
山はまだ残っていますが硬く成って、ひび割れています。
山があっても10年以上変えてないととんでもないことに成っています。
オーナーさんには4st用に入れ替える提案をしましたが、今回はそのままで
とのことでしたので、タイヤとチューブ&補修に成ります。
補修?って思われるかもしれませんが、20年前の鉄のホイールです。
雨晒しの原付はどんな状態か解っていない人も多いんです。

P_20191201_115157.jpg

普通はビートブレイカーが無くてもこれで落ちますが・・・・
結局、プレス機で何とか落としました。

P_20191201_133736.jpg

凄いでしょ。
錆びの厚さは5mmぐらいあります。
これを電動工具を使って3時間。
全身錆だらけに成ってここまで落としました。

P_20191201_141347.jpg

よくチューブレス化の記事が載っていますが、この状態だと無理ですね。
翌日は残った錆を溶剤を使って落として、防錆スプレーを使って今後の錆を止めます。

P_20191203_110025.jpg

写真はマスキングして防錆塗装をしたところです。
1日乾燥させてから新品のチューブとタイヤを組み付けます。
仕上げにホイールベアリングのグリスアップを行って終了。
タイヤ交換に3日も掛かるんですよ。
バイク屋さんならワイヤブラシで簡単に錆を擦ってからタイヤを入れ替えて
数時間かも知れません。
当店では状態によって時間とお金が掛ってしまいます。
組んでしまえば見た目は同じですが・・・・・

つぎにアクセルが重いのでメンテと思ったのですが、工賃を考えると
交換でも金額は変わらないので新品交換することにしました。
これは入れ替えるだけですから割愛しますね。

最後に駆動系。
腰下OHの時に気が付いたのですが、駆動系のナットが倍以上のトルクで
締められていました。
恐らくインパクトを使ったのでしょう。
クランクの軸もズレていました。
去年入庫した時は精度も抜群だったのに・・・・・

駆動系にはプライマリーに0.5mmのシムを入れていたのですが
潰れて一回り大きく成り、0.3mmほどに薄く成っていました。
ベルトは1.78mmまで減っていましたのでこの0.3mmのシムで丁度良いでしょう。
プーリーは当店のドライコート潤滑でしたが、グリスが塗られていたため
ベルトが滑っていました。
セカンダリーのセンターSPに柔バネを使用しWRにグリスを塗り過ぎると
飛び散ったグリスでベルトが滑ることがあります。
WRのグリスは100kmも走ると全部飛んでしまうので、グリスレス又は
ドライコート潤滑にしてくださいね。

後はWRの重量セッティングとキャブセッティングで終了です。
WRは5.5g×3と5g×3の31.5g、キャブはSJ40、MJ75で決まりました。
68マロとリバイブで100番ぐらいのMJにする人が多いようですが、
キャブセッティングは車両によっても仕様によっても変わります。
ちなみに前回の排圧マフラーの時はMJは100番でした。
リバイブは吸気を引っ張ってくれるのでMJを小さく出来たんです。
ジェットの番手=ガソリンの量では無いんです。
リバイブに変えてガソリンの量は多く成っていますが、番手は小さく成っている。
不思議でしょw

テーマ : バイクの修理・整備
ジャンル : 車・バイク

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オイル

2019年12月14日 07:06

おひさしぶりです。
オイルが重要って分かっていない人って結構多いんですよね。

車の整備士やってましたけど、オイル交換の必要性を説明しないとダメって……って思ってました。
今の車は4ストだしオイルもまず減らないから余計なんですよね。

ディーラー勤務だったので基本的にチューニング車は無かったんですけど、自分で乗っていた車がボルトオンターボ車だったので、オイルは気を使ってました。
ヘボいオイル使うと、すぐに熱ダレしましたね。

値段の高いオイル買う時は『消耗品にこんなに金出すの?』って思うけど、その先にトラブルが起きたらそれ以上に費用が掛かる事になるって事を頭の片隅に入れといて欲しいですよね。

特にチューニング車なら車両に掛かる負荷がノーマルの数倍になるし、チューナーが『こう扱って』って言うのには理由があるって理解して欲しいですね。

Re: オイル

2019年12月15日 15:03

ろぷろすさん、こんにちは。

仰る通り、オイルの品質は最重要です。
大型バイクや車は性能を出し切って走行することは一般道ではまずありません。
ところが原付は殆どアクセル全開ですからね。
良いオイルを使ってあげないとアッと言う間にエンジン終了ですよ。