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鹿児島ツーリング

2019年 08月03日 11:39 (土)

暑く成らないうちに行こうと思っていた鹿児島ツーリングですが、豪雨被害で出発が
遅くなってしまいました。
それでもナビで見ると鹿児島県内は10カ所以上の✕印がついています。
倒木や土砂崩れでの通行禁止だと思いますが、復旧は交通量が多い道路から行うのでしょう。
メインの国道や県道の復旧が終わったとナビで判断したので決行することにしました。

予定より1か月近く遅くなってしまったので、行く前に新しい腰下の慣らしを
終わらせてから出発しました。
慣らしの最終段階の動画を撮ったので紹介しますね。

初めは峠の登坂走行です。
登り坂は速度域が低いので安全に腰上の温度を上げられて余分なコーティングを
無理なく落せます。



動画では勾配が判りづらいですね。(箱根越えと同程度)
この峠はバイパスが通っていることと、勾配が急なので交通量がかなり少ない。
ドライコーティングした腰上には最適です。
50ccですからトルクが小さいので登りでどのくらいスピードが落ちるのか?
心配していましたが、これならどこでも40km/h以上で登れそうです。

後半は制限速度60km/hの自動車専用道路です。



風が無いトンネル内のエンジン回転数は8700rpm程度。
トンネルを抜けてからの最高速度はGPSで78km/hでその時は8500rpmぐらいでした。
メータ読みでは85km/hぐらいかな?
この時は慣らし中の為、MJを大きめの125番でした。
ツーリング時は120番に落として走行したところ9000rpmを超えたので
この仕様ではGPSでも80km/hを超えるでしょう。

ところでこのGPSってどのくらいの精度があるのか?
実際に鹿児島ツーリング帰りに検証してみました。
計測場所は帰路のフェリーを降りてから自宅までです。

帰りルート

Googleマップでは95.1kmと表示されていますが、GPS速度計に付属の
トリップメーターでは92.8kmでした。
Googleが正確だとすると100kmで3~5kmぐらい誤差があるのかな?って感じですね。
速度計もその程度の誤差かな?
失敗したのがジャイロのオドメーターの確認をしなかったことです。
これもチェックしておけば3つで比較出来たので、より正確な判断が出来たと思います。
35℃の気温の中、長時間走行してきたのでそこまで頭が回らなかった。
つめが甘いですね。

後半は鹿児島ツーリングです。
スリミの関東ツーリングでは68マロ、この前の大阪ツーリングでは75マロと
毎回仕様を変えて道中で様々なデータ取りやテストをしながら行っていますが
今回はご存じの通り50ccアルミシリンダーです。

ジャイロは元々ピストンピンが10mmですが、社外の強化クランクは12mmの物が
売られています。
謳い文句は「NSR50のピストンが使える」というものですが、実はジャイロに合いません!
NSR50のクランクストロークは41.4mmで、ストローク39.3mmのジャイロに使うと
ピストンハイトの関係でポートタイミングが大きくズレてしまう。
何よりNSR50のボアは39mmですから40mmピストンのジャイロには装着すら出来ない。
一般に販売店は売るためにはメリットしか書きませんが、これは完全に嘘ですからね。
商品説明に書くには不適切だと私は思います。

でも、強度がある12mmピンを使えるのは大きなメリットです。
5馬力を想定して作られているジャイロの10mmピストンピンはパワーを上げると
強度に不安があります。
多くの人が使用しているマロッシの68ccもピストンだけライブディオ用の12mmの
マロッシピストンに変えるだけで強度不安が無くなります。
(縦ディオはピストンハイトが異なるので使用不可)

ミニカー登録でエンジンチューニングを行いたい人は意外と多い。
ところが12mmピン50ccでチューニングを行うには適切なシリンダーが出ていないんです。
そこで探して見つけたのが、今回のマロッシシリンダー(品番31 8862)です。
放熱フィンのカットやファンカバーのカットなど小加工は必要ですが、
素人でも取付け可能です。

このシリンダーの最大のメリットは焼き付きづらいことです。
シリンダーとピストンが同じアルミですから、温度上昇による膨張率がほぼ同じで
オイルさえ適切に給油出来ていればまず焼付かない。
その分、ピストンクリアランスを狭くしてありますので、ピストンが首を振ることもありません。
ただキャブセッティングで燃料が薄いと焼付く前にピストンに穴が開きます。

デメリットは1本リング仕様なので交換時期は2本リングより早めに成ります。
乗った感じだと2000kmぐらいで交換すれば良いと思います。
今回、慣らしを含めて1500kmほど走りましたが、リングの消耗で少しパワーダウンしています。
そしてポートの位置が高いのがもう一つのデメリットです。
ベースガスケットを薄い物に変えてもATDC90度ですから、かなり高回転シリンダーですね。
チャンバーと合わせれば12000rpmぐらい軽く回ってしまいます。
ただ台湾製のボアアップキットや補修シリンダーみたいに低いよりはマシです。

これに合わせるマフラーですが、エキパイの角度がジャイロ用とは異なるので
シンコーメタルのアルミシリンダー用エキパイ、もしくはワンオフ製作が必要です。
私の所ではチャンバーを作るスキルが無いので手持ちのハイパーリバイブを合わせました。
ところが、50ccでは抜け過ぎてしまい上が回らない。(それでも9000rpmは回ります)

そして排気音が大きいんです。
排気ポートの位置が高いほど爆発から排気までの時間が短いので音が大きく成ります。
そこで抜け過ぎと排気音を小さくするためにマフラーを作ってみました。

P_20190711_160331.jpg

どちらも黒く塗られていますが上がメイワのスポマフ、下がモトリペアのMRF GTspです。
メイワのスポマフはリバイブで製作されているのでアルミシリンダー用エキパイが使えます。
モトリペアのマフラーは静音と聞いてますので、これを二個一にすれば
理想的に成るのでは?って考えたんです。
そこで赤線で切って繋げました。

P_20190803_104316.jpg

名付けてMRFリバイブ!
試走してみたらリバイブより音が大きいw
そして全然チャンバー特有のパンチがありません。
これならメイワのスポマフをそのまま着ければ良かった。
後悔先に立たずってやつですね。
このマフラーは再度切断して、前よりショートにしてみようと思っています。

今回は時間が無いのでハイリバで行くことにしました。
そして吸気系ですが、台湾キャブを使うことにしました。
ケイヒンのPWKのベンチュリー径を24Φに小さくし、パワージェットを追加することで
アクセル全開時の焼き付きリスクを軽減して公道で使えるようにしたキャブレターです。
いくつかのメーカーからPWKタイプで出ていますね。

P_20190803_110142.jpg

普段は街乗り用で使用していますが、ツーリングでは幾つか不安要素があったので
今までは長距離ツーリングで使ったことがありませんでした。
今回は腰上がアルミシリンダーですから、ピストンに穴が開かない程度なら
ガスが多少濃くても薄くても大丈夫なので使ってみることにしました。
通常のジェッティングやキャブセッティング以外にも幾つか工夫や変更も行いましたよ。

例えば、普段はファンネル仕様ですがエアBOX(クリーナー無し)で吸気穴を絞って
標高差があるところでも安定した混合気が供給できるようにしたり、パワージェットを
0.40mmで拡大(元は0.30~0.35mmぐらい)してアクセル全開時に確実に機能するように
したり、細かい部分もツーリングで使えるようにしました。

あちゃ~ツーリングの記事なのに出発する前に長く成ってしまった!次回に続きます。

テーマ : ツーリングレポート
ジャンル : 車・バイク

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No title

2019年08月03日 15:47

酷暑の中での長距離ツーリング、お疲れ様でした。

長距離走行後で、熱的にも過酷な気象状況下で、50ccしかもレーシングシリンダーの弱点を補い長所を活かす、吸気、燃調、駆動系等々のハイレベルなトータルチューニングでしか成し得ないあの速さ、耐久力、乗りやすさ···。

あの重いジャイロが、ボアアップスクーターと同等に走る速さには大きなインパクトを受けました。

いろいろと学ばせて頂き、有り難うございました。

また、いつでもお越しください!

Re: No title

2019年08月05日 09:45

ハミングZXさん

今回は大変お世話に成りました。
私のジャイロは今までブログ上の動画等で観てきたと思いますが、観るのと実際に乗るとでは
全然違う印象を持たれたと思います。
文字や動画では、ほんの一部しか伝わりませんし、良い所も悪い所も判断できませんからね。

また近いうちに鹿児島に行きますので、その時は宜しくお願いします。

No title

2019年08月05日 11:29

普通に乗れて、速い!

実際に乗って、一緒に走って実感しました。

補足しますが、ボアアップスクーターといってもハミングは、超軽量車体にやんちゃ親父スペシャルエンジンを搭載し50㍍4秒を切る、ストリート仕様としてはかなりの韋駄天くんですから、「同等」の意味が全然ちがいます。

ホントに凄かったです!

Re: No title

2019年08月06日 18:08

ハミングZXさん

実際に乗ってみるとブログや動画では伝わらないことが多いことに驚くと思います。

私は普段からチューンドに乗り慣れているので50ccでは、あまり速く感じないんですw