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スリミロングツーリングの吸気系

2019年 05月22日 01:14 (水)

スリミに向けての吸気系ですが、まだ続きます。
春からずっと実験、データ取りをしていたのでブログがおろそかに成ってしまったので
書くことが溜まってしまいました。

え~と、何を書かないといけないんだっけ?
そうそう!クランク左右のオイルシール交換です。
オイルシールはゴム製で劣化すると一時圧縮は減ってエンジンのパワーは減り
焼き付きの原因にも成りますからね。
経年劣化を考えると最低でも10年に一度、走行距離なら2万kmぐらいで交換したいです。

ネットで検索してみると見つけました。



この動画で苦労しているのがオイルシールの抜き取りです。
木ネジを使うのは◎ですが、動画のようにオイルシールは固着しているんです。
ゴムは硬化していますので柔らかくすれば簡単に取れるんです。
ということで、ヒートガンやバーナーで装着部周辺を温めてあげて下さい。
温める温度ですが、10cmぐらい離れたところ位を手を置いてください。
熱くて手で持てなく成ったら十分に温まっていますので、木ネジをプライヤーで
簡単に引き抜けます。(動画では温めていないので苦労しています)
木ネジは対角線上に2本入れれば外すのも楽ですよ。

火気を使う場合は燃料コックを締めて、キャブレターとホース内のガソリンを
抜いてから作業してくださいね。
フライホイール側はフライホイールプーラーという専用工具が必要に成ります。
2,000円弱の工具ですので持っていても損は無いと思います。

装着ですが、動画は間違っています。
装着部はパーツクリーナーで脱脂してください。
そしてクランクシャフトが当たるオイルシールの内側だけグリスアップします。
使うグリスはシリコングリス又はラバーグリスです。
ゴムへの攻撃性が無いグリスを使うのが正解です。

オイルシール打ち込みは外した位置まで慎重に行えば大丈夫。
クランクシャフトを叩かないようにすれば問題無いです。
新品のオイルシールが馴染むまでは結構かかります。
走行距離で1000kmぐらい必要です。

話しは変わりまして、前回ステージ6のクラッチが破損したことを書きました。
その時に駆動系全体をチェックしたのですが、特に問題無し。
ドライブベルトは0.2~0.3mm減っていました。
(デジタルノギスが壊れてしまって正確な数値が測れませんでした)
1500kmの過激な走行でこのくらいなら1万kmは楽に持ちますね。
クラッチ以外には負担が少なかったってことです。

駆動系の負担が少ない秘密はセカンダリーに組み込まれている柔センタースプリングです。
もし純正のセンターSPを使ったらすぐに熱ダレして高速巡航が出来なくなります。
今回、スリミに持ち込まれた3台のライトチューンのジャイロXを乗った人は判ると思いますが、
50ccのエンジンでもレースが終わる頃には駆動系が熱ダレしてしまいます。
ましてボアアップして負荷を掛ければアッと言う間です。
ジャイロで強化センターSPなんか組んだら街乗りでも熱ダレします。

そして車体の方はフロントのステム部にガタが出ました。
去年、フロントをリード足に変えた時にステムベアリングを交換して規定値に
調整したのですが、今回の走行でベアリングが減ってしまったのかも?
高速での巡航は車体にも、そうとう負担が掛かるってことです。
とりあえず、増し締めしてガタの無いようにしましたが、時間がある時に
バラして点検しないといけませんね。

それでは本題です。
国道を使ったツーリングではチューニングしてある私のジャイロは燃費が良いんです。
その時のアクセル開度は半分以下。
それが、アクセル開度が大きい高速巡航では極端に燃費が悪く成ります。

燃料の消費量はアクセル開度に比例するのが理想だと思っています。
つまり、アクセル全開ならハーフアクセルの2倍ぐらいの燃費消費に成れば良い。
ところが現実はアクセル全開で2.5倍ぐらい燃料を消費することが判りました。
これはBOX内の負圧が適正値より低くなってしまうからなのでは?って仮説を立てて
前回、エアクリBOX内の負圧を一定に保つように工夫したんです。

セッティングを出した訳ですが、正直言ってパワー無い。
出来るだけ多くの混合気をシリンダーに送ってあげればパワーアップすると
考えていたのですが、キャブレターは強制的に空気を送ると吸い出すガソリンの量が
減ってしまうからかも知れませんね。

それでも実験として今後のチューニングのヒントに成ればと思い出発したのですが・・・
峠に入って標高が上がるとボコついてくるし、トンネルに入るとエンジンが止まりそう。
極めつけは、トラックとすれ違うとエンジンが止まりそうに成るほど吸気バランスが崩れます。
クーリングファンから一気空気が入るからでしょうかね?
KOSOの強化ファンじゃなくて純正なら違う結果に成っていたかも。
でも、それでは高圧縮のエンジンは冷やせない気がします。

セッティングは出来るだけ空いている道路で出したので、全くの想定外でした。
このシステムを活かすには更なる改良が必要なことが判りました。
そしてガソリンを吸い上げるキャブレターじゃなくて、ガソリンを吹き付ける
インジェクションなら、このシステムでパワーアップが可能かも知れません。

現地に到着してすぐに取り外してPWKタイプのキャブと
ファンネルの組み合わせに変更しました。
この仕様は、今春の街乗り仕様と全く同じです。

スリミ参加もこの仕様です。
今回のスリミの目標は2つ
・SS1/32mileで75マロで出した5秒フラットを68マロで更新すること。
・サーキット走行を満喫すること。

1つ目のSSのタイムですが、4秒9でした。
これは公道使用ジャイロエンジンではかなり速いタイムです。
2個1エンジンやサーキット専用は別として、
自走車両の中では一番速いタイムではないでしょうか?
私のジャイロは保安部品はもちろん、風防も着いていますからね。
私の今の技術じゃ公道使用で68マロとハイリバの組み合わせはこのタイムが目一杯です。

ちなみに原付2種の0~50mのタイムは以下の通りです。
(ネット上から抜粋したので合っているか判りません)
シグナスX 5.535秒
リード        5.58秒
RSZ110 FI     5.515秒
BWS X FI 5.1秒
アドレスV125 5.365秒
今まで計ったことが無い人は機会があれば計ってみてください。
5秒台半ばなら、ピンクナンバーと互角ってことです。

でも、kpさんに言われましたよ。「次は4秒台中盤だね」って。
最初は四国から自走で来るだけでもビックリしていたのに
今では宿題を出されますw

つぎに2つ目のサーキット走行ですが、実は出発前から原因不明の現象に
悩まされていました。
荷重を掛けて激しいコーナリングを行うとリアタイヤの片方が浮いてしまうと
いう現象です。
出発前に何とかしたいと、聞いたり調べたりしたのですが原因が判りませんでした。
そこで、kpさんに乗ってもらったところリアフェンダーが車体後部に引っかかって
戻らなく成り、リアの内輪が浮いてしまうと判明。
フェンダーを作り直しと、車高を調整する必要があります。
今回は我慢して秋のK-3・4までお預けです。(今のところ参加予定)

ジャイロは3輪なのでバイク用のシャシダイナモでパワーを計ることが出来ません。
だからSS1/32mileのタイムってチューニングする上での参考に成る数字だと思います。
よく最高速を聞かれるのですが公道で走る以上、巡航が可能な数字でないと
意味が無いと思うんです。
100km/h出ても2分で焼付いた、3分で熱ダレして速度が落ちたら他車からは邪魔なだけです。
道も平坦では無く、上りも下りもあります。
今回の復路では下りは100km/hを超えましたが、上りでは70km/hを下回る所もありました。
結構、巡航速度80km/hって達成するのは難しいと感じましたね。

復路の吸気系の仕様ですが、PE24に行きに使用したエアクリBOXを改良して使いました。
燃費重視なら純正やディオキャブを使うのが一番ですが、10kg/㎠以上の高圧縮を
高速走行で使うにはピストンの冷却に不安があります。
だから、ディオキャブやPE20では無く、PE24に成りました。
書き忘れていましたが、二次圧縮は12kg/㎠弱でツーリング期間中の変更はありません。
これ以上、二次圧縮を落すと高速道の上りを走るトルクが出ないし、これ以上
上げると高回転が伸びなくなる。
走行速度のアベレージを保つのに現段階でベストと思われる二次圧縮でした。

今回は吸気系がテーマということで、行き・現地・帰りと変更して走行した訳ですが
去年の秋から少しづつ準備していたんです。
kpさんの日記のマロッシを圧縮調整なしでポン付け、純正キャブに無加工の純正エアクリ
っていう仕様のジャイロの記事を読んだんです。

今までマロッシはポン付けだと焼き付くので二次圧縮を落とすのがセオリーでした。
また、焼付かせないためにもエアクリにダクトを追加し、キャブのMJを上げて
混合気量を増やしてあげるのが普通だったんです。
それがポン付けですよ~ しかも、そこそこ速いんです。

そこで私も早速、実験しました。
同じ実験では意味が無いのでディオキャブで無加工エアクリ、マロッシポン付け、
ハイパーリバイブって仕様です。
走ってみると、そこそこ速い!そしてビックリしたのが、焼き付かないで
高回転まで綺麗に回るんです。
じゃ~今までの「マロッシポン付けは焼ける」って説は何だったんだろう?
そこで吸気系を中心に今回の長距離ツーリングでデータを取ろうって。
次回のブログは、過酷なジャイロでの箱根越えと15時間も全開走行した吸気系を
詳しく書きますね。

1500kmを走り終えての感想ですが、やっぱり長距離を走るには75マロが良いですね~
街乗りでは68マロでエンジンを回して走ると楽しいのですが、長距離の巡航は
トルクのある75マロは楽なんです。
実は秋までに吸気系の実験でもう少し長距離を走りたいと思っているので
すでに75マロで新しい仕様に変更しています。

そして、マロッシの50ccアルミシリンダーの走行テストもやりたいと思っています。
少しづつブログで書いていきたいので楽しみにしていてください。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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2019年05月22日 11:57

やはり2ストは奥が深いですね。
ちょっとした変化でパワーなども変わってしまいますね。
でも、今回もかなり収穫があったみたいですね。
僕は今は通勤メインでディオを使ってますが、通勤途中、一ヶ所ほど勾配7%の坂道があります。距離で3キロほどでしょうか?
昔は朝の下りでオイル切れを起こし何度が止まってしまいましたが、今は分離+混合にしております。
帰りに昇るのに、どうにか60キロをキープ出来るくらいになったので、今は少しだけ満足してます。
うまくチューニングすれば、もっと良く走れる様になるんだと思うのですが😅

Re: タイトルなし

2019年05月24日 11:25

ウルトラマンボーイさん

毎年、スリミ参加ツーリングは、何かしらのテストとチャレンジをしています。
これを元に進化させられれば良いですね。

チューニングもセッティングも奥が深いんです。
キャブレターもキャブセッティングを覚えれば脱初心者、
焼けないセッティングが出来て中級者、
パワーが出せるセッティングが出来て上級者、
それ以上は、燃費まで考えパワーと両立出来て・・・・って感じですよね。
私も更なる進化を目指しています。
お互い頑張りましょう。