クランクシャフト
2018年 12月25日 03:15 (火)
いよいよ今年も残り少なくなってきました。
松山は12月とは思えないほど暖かく、日中は12~15℃ぐらいあります。
年寄りの私にはありがたいですね~
私の使っている長期予報では来年の夏はあまり暑くならないので、
長期ツーリングにも行こうかって考えています。
この予報は半年以上前に出るのですが、7割以上当たるんですよ。
今年の豪雨や猛暑もズバリ当たりましたからね~
さて私のジャイロですが、焼き付きテスト以降はノーマルギアで走っていたのですが
何せ燃費が悪い。
そこで、2.5丁UPハイギアに変えようと思ったのですが、何処を探しても見つからない。
どうやら間違って捨ててしまったようです。
仕方ないので2丁UPハイギアを入れました。
乗り物にとってギア比って重要です。
たとえば電車。
山手線と新幹線を比べてみてください。
ゼロヨンなら山手線が速いです。
最高速はもちろん新幹線ですよね。
電車は固定ギアなのでギア比が高い新幹線は素早い加速は出来ないんです。
山手線は良い加速で走りますが、ギア比が低いので高速走行は出来ない。
次は車です。
今の自動車は3~6速のオートマチックが殆どですね。
ギア比はパワーやトルクによって異なります。
もちろん加速や最高速も変化しますが、これが適正でないとエンジンの寿命や
燃費に関わってきます。
車を持っている人は一度 D(ドライブ)じゃなくて1(ロー)で1日走ってみてください。
エンジンは唸りを上げて、燃費は半分以下に成るでしょう。
これが普段のジャイロの走行とほぼ同じ状態です。
ジャイロは軽荷物運搬用ビジネスバイクなので、乗用車のローギアと同じ状態です。
ジャイロは約5000kmごとにメンテナンスが必要ですが、乗用車をローギアで走行していれば
やっぱり5000kmでメンテが必要に成ります。
ローギア固定、ノーメンテで走った場合、乗用車でも2万kmでエンジンは寿命を迎えます。
もちろん、ジャイロも同じですね。
次はハイギアです。
オートマの乗用車はハイギア固定で走ることは出来ませんね。
ローギアとの違いはエンジンの回転数です。
ローギア固定の場合、エンジンは唸りを上げるほど高回転まで回ります。
でも、Dレンジだと適正ギアに変速してエンジンは高回転まで回りません。
エンジンのパワーに対してエンジン回転数がレッドゾーンに入らないよう
ギア比を調整してあるからです。
このレッドゾーンはエンジンが壊れる回転数では無く、エンジンが傷む回転数です。
じゃ~スクーターはどうでしょう?
2stスクーターのレッドゾーンは8000rpmです。
ライブディオはリミッターと言って、この回転数でCDIが点火をカットするよう作られています。
ギア比も、この回転数で60km/hに成るように調整されています。
一昔前のチューニングでは、このリミッターを無くしてエンジンをレッドゾーンまで回して
速度を稼ぐチューニングが主流でした。
当然、物凄い勢いでエンジンは傷みますので、数年でエンジンは寿命を迎えます。
今のチューニングでは最高回転数は8000rpmまでに留めてギア比で速度を稼ぐのが主流です。
そうすることで速度とエンジンの寿命の両方を伸ばすことが出来るように成りました。
じゃ~ジャイロはどうでしょう?
ジャイロはギア比がライブディオより低いので50km/hほどで8000rpmに到達します。
つまりミニカーの法定速度60km/hで走ってしまうとアッと言う間にエンジンは終了します。
ジャイロはギア比を変えない限り、50km/hまでしか出してはいけない車両です。
寿命を延ばすには5000kmごとにしっかりメンテすることが必要に成ってくる。
松山にもミニカー登録のノーマルジャイロが走っています。
速度を出さないよう言っていますが・・・・・・
なかなか聞いてくれませんね。
2年前は良いエンジンでしたが今ではボロボロの状態です。
これを元の状態に戻すには新車のタクトが買えるぐらい掛かってしまいます。
長く成ったので次回続きを書きましょう。
それでは本題です。
松山は12月とは思えないほど暖かく、日中は12~15℃ぐらいあります。
年寄りの私にはありがたいですね~
私の使っている長期予報では来年の夏はあまり暑くならないので、
長期ツーリングにも行こうかって考えています。
この予報は半年以上前に出るのですが、7割以上当たるんですよ。
今年の豪雨や猛暑もズバリ当たりましたからね~
さて私のジャイロですが、焼き付きテスト以降はノーマルギアで走っていたのですが
何せ燃費が悪い。
そこで、2.5丁UPハイギアに変えようと思ったのですが、何処を探しても見つからない。
どうやら間違って捨ててしまったようです。
仕方ないので2丁UPハイギアを入れました。
乗り物にとってギア比って重要です。
たとえば電車。
山手線と新幹線を比べてみてください。
ゼロヨンなら山手線が速いです。
最高速はもちろん新幹線ですよね。
電車は固定ギアなのでギア比が高い新幹線は素早い加速は出来ないんです。
山手線は良い加速で走りますが、ギア比が低いので高速走行は出来ない。
次は車です。
今の自動車は3~6速のオートマチックが殆どですね。
ギア比はパワーやトルクによって異なります。
もちろん加速や最高速も変化しますが、これが適正でないとエンジンの寿命や
燃費に関わってきます。
車を持っている人は一度 D(ドライブ)じゃなくて1(ロー)で1日走ってみてください。
エンジンは唸りを上げて、燃費は半分以下に成るでしょう。
これが普段のジャイロの走行とほぼ同じ状態です。
ジャイロは軽荷物運搬用ビジネスバイクなので、乗用車のローギアと同じ状態です。
ジャイロは約5000kmごとにメンテナンスが必要ですが、乗用車をローギアで走行していれば
やっぱり5000kmでメンテが必要に成ります。
ローギア固定、ノーメンテで走った場合、乗用車でも2万kmでエンジンは寿命を迎えます。
もちろん、ジャイロも同じですね。
次はハイギアです。
オートマの乗用車はハイギア固定で走ることは出来ませんね。
ローギアとの違いはエンジンの回転数です。
ローギア固定の場合、エンジンは唸りを上げるほど高回転まで回ります。
でも、Dレンジだと適正ギアに変速してエンジンは高回転まで回りません。
エンジンのパワーに対してエンジン回転数がレッドゾーンに入らないよう
ギア比を調整してあるからです。
このレッドゾーンはエンジンが壊れる回転数では無く、エンジンが傷む回転数です。
じゃ~スクーターはどうでしょう?
2stスクーターのレッドゾーンは8000rpmです。
ライブディオはリミッターと言って、この回転数でCDIが点火をカットするよう作られています。
ギア比も、この回転数で60km/hに成るように調整されています。
一昔前のチューニングでは、このリミッターを無くしてエンジンをレッドゾーンまで回して
速度を稼ぐチューニングが主流でした。
当然、物凄い勢いでエンジンは傷みますので、数年でエンジンは寿命を迎えます。
今のチューニングでは最高回転数は8000rpmまでに留めてギア比で速度を稼ぐのが主流です。
そうすることで速度とエンジンの寿命の両方を伸ばすことが出来るように成りました。
じゃ~ジャイロはどうでしょう?
ジャイロはギア比がライブディオより低いので50km/hほどで8000rpmに到達します。
つまりミニカーの法定速度60km/hで走ってしまうとアッと言う間にエンジンは終了します。
ジャイロはギア比を変えない限り、50km/hまでしか出してはいけない車両です。
寿命を延ばすには5000kmごとにしっかりメンテすることが必要に成ってくる。
松山にもミニカー登録のノーマルジャイロが走っています。
速度を出さないよう言っていますが・・・・・・
なかなか聞いてくれませんね。
2年前は良いエンジンでしたが今ではボロボロの状態です。
これを元の状態に戻すには新車のタクトが買えるぐらい掛かってしまいます。
長く成ったので次回続きを書きましょう。
それでは本題です。
最近物忘れが酷くて何を書こうと思ったのか思い出せないw
暇をみて過去の自分のブログを読んで「そのうちブログで書きますね」って言うのを
チェックしないといけませんね。
今回はクランクシャフトをやりましょう。

これはライブディオ系のクランクシャフトです。
上がZX、下がDIOです。
違いは駆動系装着部の突出し量です。
DIOは15mmベルト仕様なのでプーリーボスが短いんです。
具体的にはZXのベルトは18mmでボスは36mm、DIOは33mmのボスです。
当然、装着部はDIOの方が3mm突き出ています。
安値の台湾クランクはZX用しか販売されていませんが、駆動系装着部に
3mmのワッシャーを入れることでDIOにも使うことが出来ます。
ジャイロの15mmベルト仕様の初期型に後期クランクを入れる時にも使えますね。
ただし、軸径が違ったりしますから、工夫が必要です。
仕組みを理解していれば説明はいらないでしょう。
クランクシャフトは皆さんが直接外して観る機会は少ないと思いますが、
メンテで駆動系を弄る時には触れる部分です。
当店では腰下オーバーホールで入ってきたエンジンは必ず外してチェックします。
そこで多いのが、クランクのブレです。
特にお客様自身でメンテされたエンジンはクランクがブレて精度が落ちていますね。
間違った駆動系のメンテでクランクにダメージを与えてしまっているんです。
特に悪いのがYouTubuを参考にしてメンテしている人。
素人の動画を参考にしても良いことは無いと思ってください。
たとえばこれ。
電動インパクトを使うと一発でクランクがブレて、せっかくメンテしても何も成らない。
原付のクランクシャフトって皆さんが思っているより衝撃に弱いんです。
PCのハードディスクと同じぐらいかな?
上の写真のZX用のクランクは廃棄するので、これを使って実験してみましょう。
[広告] VPS
観て判る通り、出来るだけ衝撃がクランクピンに行かないよう、そっと垂直に落としました。
高さは膝丈ぐらいなので40~50cmってところです。
それでも、軸ブレして15/100mmぐらいに成ってしまいましたね。
つまり、クランクは落としたら終わり。
使い物に成らないぐらいブレてしまうんです。
まあ、このぐらいのブレなら走りますよ。
エンジンの振動が大きく成り、最高速が少し落ちる程度です。
だから、オーナーさんは気が付かないことが多いんですが
これがチューニングエンジンなら・・・・・・
ジャイロで50km/hぐらいしか出ない車両はクランクがブレていることが多いですね。
速度が出ないからチューニングするんですが、こんなクランクでチューニングしても
快適な仕様に成ることは無いのは素人でも判ると思います。
そして、強化ベルトを使っている車両もクランクのブレている物が多いです。
強化ベルトは伸びない分、発進時の衝撃がもろにクランクを直撃します。
純正ベルトはその辺りも考慮して作られていますからね。
強化ベルトを勧めるショップはクランク精度の動画出して無いでしょw
暇をみて過去の自分のブログを読んで「そのうちブログで書きますね」って言うのを
チェックしないといけませんね。
今回はクランクシャフトをやりましょう。

これはライブディオ系のクランクシャフトです。
上がZX、下がDIOです。
違いは駆動系装着部の突出し量です。
DIOは15mmベルト仕様なのでプーリーボスが短いんです。
具体的にはZXのベルトは18mmでボスは36mm、DIOは33mmのボスです。
当然、装着部はDIOの方が3mm突き出ています。
安値の台湾クランクはZX用しか販売されていませんが、駆動系装着部に
3mmのワッシャーを入れることでDIOにも使うことが出来ます。
ジャイロの15mmベルト仕様の初期型に後期クランクを入れる時にも使えますね。
ただし、軸径が違ったりしますから、工夫が必要です。
仕組みを理解していれば説明はいらないでしょう。
クランクシャフトは皆さんが直接外して観る機会は少ないと思いますが、
メンテで駆動系を弄る時には触れる部分です。
当店では腰下オーバーホールで入ってきたエンジンは必ず外してチェックします。
そこで多いのが、クランクのブレです。
特にお客様自身でメンテされたエンジンはクランクがブレて精度が落ちていますね。
間違った駆動系のメンテでクランクにダメージを与えてしまっているんです。
特に悪いのがYouTubuを参考にしてメンテしている人。
素人の動画を参考にしても良いことは無いと思ってください。
たとえばこれ。
電動インパクトを使うと一発でクランクがブレて、せっかくメンテしても何も成らない。
原付のクランクシャフトって皆さんが思っているより衝撃に弱いんです。
PCのハードディスクと同じぐらいかな?
上の写真のZX用のクランクは廃棄するので、これを使って実験してみましょう。
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観て判る通り、出来るだけ衝撃がクランクピンに行かないよう、そっと垂直に落としました。
高さは膝丈ぐらいなので40~50cmってところです。
それでも、軸ブレして15/100mmぐらいに成ってしまいましたね。
つまり、クランクは落としたら終わり。
使い物に成らないぐらいブレてしまうんです。
まあ、このぐらいのブレなら走りますよ。
エンジンの振動が大きく成り、最高速が少し落ちる程度です。
だから、オーナーさんは気が付かないことが多いんですが
これがチューニングエンジンなら・・・・・・
ジャイロで50km/hぐらいしか出ない車両はクランクがブレていることが多いですね。
速度が出ないからチューニングするんですが、こんなクランクでチューニングしても
快適な仕様に成ることは無いのは素人でも判ると思います。
そして、強化ベルトを使っている車両もクランクのブレている物が多いです。
強化ベルトは伸びない分、発進時の衝撃がもろにクランクを直撃します。
純正ベルトはその辺りも考慮して作られていますからね。
強化ベルトを勧めるショップはクランク精度の動画出して無いでしょw