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各部のチューニング

2018年 12月18日 13:36 (火)

私のジャイロXのフロントにはリード90のフォークが着いているのですが
最近乗り心地が悪い。
そこで、流用出来るサスに交換することにしました。

見つけたサスはToday用のリアサス。
アマゾンで1本1,040円でした。

TODAYサス

決め手は商品レビューです。
「社外のリアサスにしては柔らか過ぎ」って評価が多かったんです。
この手のリアサスは1本で車重とドライバーの体重を支えるわけですから
フロントに使うとガチガチに硬いんです。
だから少しでも柔らかいサスを探すんです。
そして、2本買っても2,000円ちょっとですからね。

届いたサスを比べてみます。

P_20181216_094651.jpg

長さは5mmほど長いですね。

P_20181216_094702.jpg

上部のボルトカラーの大きさが違います。
幸いブッシュの大きさが同じだったので、純正のブッシュとカラーを移植すればOK。

P_20181216_094722.jpg

下部の取付け部は広く見えますが、開いているだけです。
ボルトを締めれば問題無いのでワッシャー等の必要もありません。
ただ、純正のボルトを使うのであれば、外側のボルト穴の口径が違います。

P_20181216_094713.jpg

計ってみると純正は12Φでしたので12mmのドリルで揉んで広げました。
加工はこれだけで着きます。

P_20181216_105139.jpg

2000円でお手軽チューンが出来ました。
ちなみに反対側はスプリングを抜いて装着しました。
乗り心地は思ったほど硬く無くて丁度良いですね。

それでは本題です。
前回の高圧縮ヘッドを組む時の調整ですが、分かりづらかったと思いますので
写真で説明しますね。

組み付ける前にヘッドとピストンがぶつかる時のクリアランスを卓上で計ります。

P_20181218_113258.jpg

このようにヘッドの中心にピストンを置いて、そのままひっくり返します。
そしてプラグホールからピストントップまでの長さを計測します。

P_20181218_113412.jpg
P_20181218_113426.jpg

このピストンとヘッドの場合は22.7mmですね。
次に実際にエンジンに組み付けて同じように計測した時に0.8~1.0mmクリアランスを
とっておけばOKってことです。
ガスケットが新品の場合は、潰れることを考慮して組むと良いでしょう。

チューニングは各部の仕組みを理解した上で調整を加えることです。
仕組みを理解していないと、その調整が出来ませんので
しっかり勉強しておくことが大切です。

たとえば、当店で販売しているセカンダリーオフセットワッシャーのセットです。
国内の精密機械工場でワンオフで製作しています。
日本製ですので、製品誤差も無く仕上がっていますが、取り付けるセカンダリーは
台湾製が殆どです。
つまり、セカンダリーの方が出来が悪いんです。
セカンダリーによっては入らない物があります。

securedownload.jpg

内径に余裕を持たせて作ることも可能ですが、高回転で回るパーツなので
出来るだけピッタリの方が良いんです。
誤差が有ると言っても100分の数ミリですから入らない場合は
ワッシャーの内側にペーパーを当ててください。

そして、セカンダリーのアウターワッシャーも同様です。
高トルクでも潰れないようS45C、通常の使用では錆びないように
四三酸化鉄皮膜加工をしてあります。

ところが、取り付けるセカンダリーによってはクラッチベルがケースと接触する
トラブルが出ています。
原因はここ。

P_20181205_164523.jpg

この溶接部が出っ張っていたり、ベアリングが張り出していたりします、
大体はベアリングを叩いて少し奥に入れればOKです。
でも、実際にはケースを削る人の方が多いんですよ。
日本製エンジンのクランクケースは精度が悪く無いですから
疑うなら台湾製だと思うんですけどねw

バラすことの多い駆動系ですから、しっかり仕組みを理解してチューニング(調整)
してあげてくださいね。

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No title

2018年12月18日 16:20

詳しく説明して頂き、ありがとうございます。 
しっかり理解して取り組みます。

確かにスペシャルエンジンのポテンシャルは、高速道路みたいな環境でないと発揮できないほど高いと、実感してます。
       
然しながら、その余裕の性能のおかげで街乗りやツーリングも安心安全に走れるところが、とても気に入っています。 
私的には、パワーに余裕があることは安全に繋がると思っています。
街乗りでも滑らかスムーズなメカと余裕のパワーで、他に所有している4スト125ccやアドレスV100など比較にならないほど乗りやすいです。