FC2ブログ

10月 « 2018年11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 12月

焼き付きテストpart2

2018年 10月21日 17:01 (日)

前回、焼き付きテストを行ったわけですが、少し補足しますね。
カストロール、スーパーゾイルと順調にテストを行うことが出来たのですが、
また台風が来て1週間ほどテストが遅れてしまいました。

シンコーメタルオイルでの焼き付きテストが、台風で1週間遅れたのですが
上記の理由で再度、土砂崩れが発生して補修作業で現場には作業員が大勢出ていました。
何度も往復するのは作業をしている人達のことを考えると出来ませんでした。

本当なら、焼付かなかった時点でUターンしてもう一往復すれば焼付いたかも
知れませんが、一度最寄りのコンビニまで戻って、ジェットを下げて時間をおいて
テストをした訳です。

カメラの方も家を出る時に角度調整をして出かけたのですが、ジェット交換の際に
ぶつけて角度が変わってしまったようです。
一度目の走行では他と同じアングルで取れていました。
でも、完走した動画じゃ観ても意味が無いですからね。

焼付いたシリンダーやピストンを比較する前にエンジンのダメージを先にやります。
まず駆動系ですが、プーリーボスが抜けませんでした。
クランクシャフトは無理な力を掛けるのは禁物なので、どうしたものか?
kpさんに相談したぐらいです。
結局、レンチで掴んでシャフトに注意しながらネジって少しづつ取り出しました。

P_20181013_163401.jpg

外してみるとクランクシャフトには傷がついていました。
この傷は焼き付きの衝撃と純正のプーリーボスの精度が悪いこと
両方から来ていると思われます。
そこで、手元に有ったシンコーメタル製のDLC加工のボスを入れてみることにしました。



傷の凸が抵抗に成って入りません。
この後、傷の凸をペーパーで均したらスンナリ入ったのでクランクは再利用出来そうです。
クランク精度も問題ありませんでした。

このプーリーボスですが、購入したのは最近です。
大きな効果があると思わなかったのですが、使ってビックリ!
WRが1.5g~3g軽く出来るぐらい効果がありました。
それだけプーリーボスには力が掛かっているんでしょうね。
WRが軽く出来るということは再加速が良く成るという恩恵がありjます。
再加速に不満がある人には超お勧めのパーツです。
でも現在、多摩ピットでは売り切れです。
kpさんはブログを読んでくれていますからきっと早めに再販してくれるはずです。

デメリットは台湾クランクが組んであるエンジンはキックギアが干渉する可能性があります。
このプーリーボスは0.5mmロングタイプだからです。
当店では最近は台湾クランクを組む時は紙ガスケットをクランク-スに取付けることで
対応することにしましたが、以前に組み付けた台湾クランクは干渉すると思います。
純正クランクは取付けに不都合はありません。

そしてベルト交換は早めに行ってください。
0.5mmロングな分、ベルトが落ち込んで素早い発進が可能に成りますが
ベルトのボスタッチも早く成るので注意が必要です。
駆動系をメンテしてもベルトが滑るようならボスタッチを疑ってくださいね。

また脱線しました(笑)
続きは後半です。
そして試走時だったかな?このエンジンはギアが終わりそうだって書きましたね。
前からギア鳴りが酷かったエンジンですが、60km/hを超えると爆音に成り始めました。
そこで、ギアボックスを割って確認してみるとファイナルギアがスコスコです。
通常はかなりの圧力で圧入されていて10tクラスのプレス機が無いとビクともしないんです。

[広告] VPS

状態は診なくてもだいたい想像していたので、エンジンはこのテストを最後に
廃棄する予定でしたが、ヤフオクで入手したカウンターギアとファイナルギアに
一度変えてみたいと思います。

というのも、ギア鳴りの原因はケースの歪みやカウンターシャフトの受け部の摩耗から
来ていると考えていましたが、もしかするとカウンターシャフトやファイナルギア部の精度が
悪い可能性もあるのでは?って考えたからです。
これで駄目ならエンジン廃棄ですね。
結果はそのうちブログに書きます。

*追記 やっぱり駄目でした。
エンジンは終了ですね。

それでは本題の焼付いたシリンダーとピストンの比較ですが、
腰上取外しの時にも違いがありました。
スーパーゾイルを使用した物だけピストンピンが手では抜けませんでした。
冷えたエンジンでは、たまにあることですが、まだ温かいうちに作業したにも
関わらずピンが抜けないのは初めての経験でしたね。

P_20181021_152651.jpg

まずは走行後のピストントップ。
左からカストロール、スーパーゾイル、シンコーメタルの順です。
スーパーゾイルだけカーボンの色が薄いですね。
これはスーパーゾイルだけ低温でオイルが燃えてしまったものと思われます。

続いてピストンの傷です。
判り易いようにパーツクリーナーで綺麗にしてから撮りました。
並び順は上記と一緒。

P_20181021_153309.jpg
P_20181021_153332.jpg
P_20181021_153346.jpg

いや~写真ではどれも大して変わらないように見えますね。
肉眼では違いが判るのですが、写真では難しい。
そこで動画を撮ってみました。



カストロールとスーパーゾイルは同じような状態です。
シンコーメタルは傷が大きい。
これはオイルの性能では無く、オイルが切れた為ですから間違えないように。
つまりピストンが高温成り、シリンダーとのクリアランスが無くなった時の焼き付きと
オイルが切れて焼付いたのでは後者の方がダメージ大きいということが判ります。

次はシリンダーですが、これも写真じゃ判りづらいので最初から動画で観てください。



3つを比べるとカストロールが一番軽傷に感じました。
以下、スーパーゾイル、シンコーメタルの順ですね。

結論ですが、今回のテストでオイルの優劣を決めると一番はジェットを下げないと
焼付かなかったシンコーメタルブレンドオイル、二番は210℃での焼き付きの
カストロールPower1 Racing、三番はスーパーゾイルの順番です。

今回のテストで全て判った訳ではありません。
同じテストを数回行った結果は違うかも知れませんし、
テスト内容を変えれば違う結果に成ったかも知れません。
でも、今までこんな実験は誰も行ったことが無いし、1つの基準に成ったと思います。
そして、世間の評判は必ずしもあてに成らない。
本当のことを知るには比較するのが一番だと思いました。

最後に新品のマロッシシリンダーを提供していただいたold_kpさんに感謝いたします。
この実験内容・方法は、シンコーメタルオイルが有利に成らないよう
kpさんにはテストが終わるまで知らせていませんでした。
また機会があれば、今度は最近話題の広島高潤のオイルや
純正で一番高性能の言われているヤマハの赤缶などとも比べてみたいですね。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

コメントの投稿

非公開コメント

焼き付き状態を見て

2018年10月21日 20:23

お疲れ様です。
あえて焼き付きテストをするのがやんちゃ親父さんらしい。(笑)
1つ気になったのですが傷の度合いはともかく3つとも同じ様な所に入ってますよね?何故でしょうか?

Re: 焼き付き状態を見て

2018年10月22日 10:29

Redbom3223さん、こんにちは。

良いところに気が付きましたね。
シリンダーのスリープは真円ですが、ピストンは真円では無く
縦横比が違います。
形状も前後のスカートは長いですよね。

それによって接触しやすいヵ所が出てくるんです。
それで、ほぼ同じところに傷や焼きが入るのです。
ピストンはメーカーによっても縦横比や比率(楕円)が違いますから
違うメーカーのピストンを使うと違う部分に傷が入ることが考えられます。

また、車種によっても傷が入り易い場所が有ったりしますよ。