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高知ジャイロキャノピー part3

2018年 05月30日 01:50 (水)

前回の記事ではオイルポンプとプラグコードについて書きましたが
これは旧車だから必要なことであって新車をチューニングするなら必要無いことです。
逆に考えると、あと10年経てば他の部分にも気を使わないといけなくなります。
旧車は時が経てば経つほどお金が掛るように成りますね。

さて駆動系ですが、プーリーとベルトについては確認してありましたが、
セカンダリーが未だだったのでチェックしてみました。
後回しにした理由ですが、大口径プーリーを入れることにしたので、
変速拡大加工をする時にチェックすれば良いや!って思っていたんですが・・・・・
甘かったです。

セカンダーリーアッセンブリーのセンターナットは問題無く外れたのですが、
トルクカムのカバーが外れない。
悪戦苦闘して最後にはプレス機まで使って、30分掛かって外しました。
何故、こんなに苦労したのか?答えはグリスを入れないで組んでありました。

当然、トルクカムの溝は変摩耗が始まっていて、カムピンはグラグラでした。
オーナーさんは5000kmしか走っていないのに可哀想です。
折角、キタコのトルクカムが入っているのですが、使わない方が良いと判断。

私用に取っておいた変速拡大済みのアッセンブリーにクレアスプリングを
合わせることにしました。
プーリーとベルト、今回のセカンダリーを合わせて駆動系は全交換です。
(写真が無くて済みません)

シリンダーとピストンですが、クリアランスが若干広く成っていたので
少しですがピストンの首降り音が出ていました。
シリンダーも当たりが強く、傷が有ったのでホーニング後、ドライコーティングしました。

ピストンは掃除すると刻印は「B」です。
これは旧型のマロッシシリンダーの可能性が大きいですね。
現行のマロッシシリンダーのピストンは殆どが「0」刻印です。
何が違うのか?というと、旧型は組んだ時の二次圧縮が高いんです。

P_20180525_100831.jpg

これはポン付けで組んだ時の圧縮ですが、11.2kg/㎠ですね。
慣らしが終わる頃には12kg/㎠ぐらいに成るでしょう。
新型は10kg/㎠以下ですから、旧型は2kg/㎠ぐらい高いと思われます。

ヘッドガスケットで調整して8.5kg/㎠で組むことにします。
これなら、コーティングが馴染む頃には1kgぐらい上がって丁度良いと思います。
本当ならもう少し高い圧縮で組みたいのですが、ノーマルキャブですからね~

セッティングは次回の記事で詳しく書く予定です。

後半に続く
次は車体の整備ですが、予想以上の出費でスイングユニットのOHまで
手が入れられません。
今回はフロント周りの分解整備とワイヤ類の調整・グリスアップ程度にします。

キャノピーのフロント回りはリード90とほぼ一緒です。
リンク式の足回りはグリスアップすると格段に良く成ります。
大変なのはフロントフェンダーの取り外し。

P_20180529_155022.jpg

2分割に成っているフロントフェンダーの前部分を外すのですが、
フロントカウルが邪魔で工具を入れるのが一苦労します。

フェンダーさえ外せれば後は簡単です。
ホイールナットを緩めてシャフトを抜けばタイヤが外れます。

P_20180529_155716.jpg

まずはブレーキ部分からです。
ブレーキシューはまだ大丈夫ですね。
エアーで綺麗に掃除すればOK。
写真中央にスピードメーターギアが入っているので抜いてグリスアップします。

P_20180529_165257.jpg

このプラスチックがメーターギアです。
グリスが切れるとプラスチックが摩耗してしまいます。
減っていたら交換ですが、これはまだ大丈夫です。
ギアとシャフトの両方にグリスアップします。

P_20180529_170027.jpg

次はホイールベアリングです。
軽くバーナーで炙ってベアリングが傷まないように抜きます。
この車両はメンテされていますね。
各部にこのオレンジのグリスが塗られていました。
でも、かなり硬い石鹸グリスでしたので、入れ替えました。

P_20180529_170943.jpg

シンコーメタルのkpさんに頂いたグリスです。
私がリード足を付ける時に何処のグリスが良いか?相談したら頂きました。
このグリス、とっても柔らかくて重いんです。

片側はシールされていますが、外して両側からタップリ入れてあります。
ホイールベアリングは左右にありますので、もう片側も同様にグリスアップします。

P_20180529_160004.jpg

次はアーム部のブッシュです。
ネジ山を壊しかけた跡がありますね。
ここはフロントサスの下側を支えている部分なのですが、外し方を知らないと
ネジを舐めてしまいます。
必ず裏側にあるナットを先に外してからじゃないと緩まないので注意してください。

P_20180529_161025.jpg

分解するとこんな感じ。
赤く錆びているように見えるのがグリス?錆?
どちらか分からない状態でした。

P_20180529_163838.jpg

結構摩耗していますね。
今回は綺麗にしてからグリスアップして組みました。
上記のホイールベアリングも同様に傷み始めていたので
次回入庫時は交換しましょうね。

次回のブログは吸気系のセッティングです。
今までブログで書いていなかったやんちゃ親父必殺の
吸気系セッティング術を公開予定です。

テーマ : バイクの修理・整備
ジャンル : 車・バイク

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