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高知ジャイロキャノピー

2018年 05月24日 00:52 (木)

フロントの足回りを交換した私のジャイロXですが、少し時間が出来たので走ってみました。
両手を離すと車体が傾きだすので、ほんの少し歪みがあるようですが
問題無い程度です。
ハンドルの高さが1cm弱高いので少し違和感があります。
私は5mm高さが違っても分かりますが、普通の人なら気が付かないですね。
そして、さすが90ccの足回りは安定感は抜群です。

ブレーキですが、ディスクだけあってコントロール性は良いですね。
でも、効きは4stジャイロのドラムの方が効きます。
同じ制動力を求めるなら220mmのディスクローターにするか
対向2ポットのキャリパーを入れるかですね。
個人的には大きなディスクは目立つので、キャリパー交換かな~
まあ、しばらくは変更無しで行く予定です。

そうそう!メーターの配線を入れ間違えたようでウインカーを出すと
メーター内のハイビームが点滅しますw
当然、ハイビームにするとウインカーが点灯します。
近いうちに直しますね。

それでは前回の続きです。
今回のキャノピーですがバラしていくと、いたるところに整備の雑さが目立ちました。
エンジンカウルのボルトが違ったり、ボルトが指で回せるほど緩かったり
脱落して無く成っているボルトもありましたね。
この車両を診ると、本当に四国はジャイロを受け入れてくれる、まともな所が
無いんだな~って思いました。

入っているマロッシシリンダーのパワー解放という方向性が見えたところで
一番の問題点のエキパイ&マフラーは何を入れるか?を決めなくてはいけません。
オーナーさんと話して、エンジンカウルが着く排圧マフラーで行くことにしました。

マフラーの選択はエンジンのパワーや特性を決める大きなファクターです。
この時に皆さんが考えるのはエンジンカバーが着くかどうか?です。
エンジンカバーが着くチャンバータイプのマフラーは、リバイブの
フェンダーインぐらいしか無いのですが、マロッシの68ccには容量が
ほんの少し小さいんです。
そこで一時期考えたのが、フェンダーインのハイパーリバイブを作って貰う。
そうすれば選択に迷わなくても良く成るのでは?

ところが、私が自分でジャイロを弄っていくと要らないかな?
って思うように成りました。
ジャイロのエンジンカウルを支えているカウルステーはマロッシの振動に
耐えるだけの強度が無いんです。
数年のうちに割れたり折れたりして、そのたびに溶接しなければ
先行きエンジンカウルは取り付け出来なくなります。
ですので、溶接が可能な環境ならエンジンカウルを着ける選択で、
出来ないならスッパリ、エンジンカウルのことは考えないで
マフラーを選択した方が良いと思います。

後半に続く
エキパイとマフラーが届くまでの間、細かい部分のチェックをしていきます。
まずは前回ヘッドを開けたシリンダーを取り外します。

P_20180522_072145.jpg
P_20180522_072010.jpg

シリンダースリープは結構細かい傷が多いです。
これは2stオイルの性能がギリギリだからです。
ちなみにオイルはカストロール。
マロッシに使うオイルじゃないと思います。

面白いのが排気ポートでした。
マフラー側に行くほどオイルが燃焼している。
糞詰まり状態でもエキパイ内で未燃焼ガスを再燃焼させる装置は
上手く機能しているようです。

P_20180522_072259.jpg

次はピストン。
リング下に排気がかなり漏れているのが分かります。
これで9kg/㎠オーバー有った訳ですから、組んだ時には10kg/㎠近くあったのでは?
リングは交換しましょう。

P_20180522_072306.jpg
P_20180522_072326.jpg

ピストン裏側のカーボンの着き方をみても燃焼ガスが
かなりクランクケース内に逆流していたことが判りますね。

かなりきつかったのですがピストンピンは何とか抜けました。
これも2stオイルの性能がハッキリ判る部分です。

次はオイルポンプをチェックしたいところですが、先に吸気系を診てみたく成りました。
エアクリーナボックスのスポンジは思ったほど汚れていませんでした。
スポンジは性能の良い物に変えないと駄目かも。
もちろん、ボックスは未加工でした。

そしてキャブレター。

P_20180521_151949.jpg

やっぱり~
MJ75番が見えますね。
このエンジンが中期なら完全に焼けていたところですね。
ジャイロにマロッシをポン付けして焼けなかったエンジンを
私は初めて観ましたw

次はオイルポンプですが、長く成るので先に取り外したフライホイールの方を
書きますね。

P_20180521_110508.jpg
P_20180521_111013.jpg
P_20180521_115219.jpg
P_20180523_133931.jpg

コイル外側の錆を落として、フライホイールはサンポールで綺麗にするだけで
発電能力は新車時に復活です。
冷却ファンはUPSの強化ファンに変更してレスポンスと冷却性能を上げます。

次はギアオイル。
ジャイロの場合、駆動系を開けセカンダリーを外すとファイナルシャフトを
手で抜くことが出来ます。

P_20180520_150919.jpg

こんな感じです。
そして臭いを嗅いでみてください。
ちなみにこの車両のオイルは完全に腐っていて異臭がしました。
本当はケースを開けてベアリング・オイルシール類を全交換したいところですが
診るとファイナルシャフトのベアリングは交換してあるようなので
今回はオイル交換のみです。

抜いたオイルは全然汚れていない。
オイルが汚れないのは質の悪いオイルを使っているからです。
これは車でも同じなので覚えておくと良いですよ。
いつも通りプラステージSとベルハンマーを入れました。

次回に続く

テーマ : バイクの修理・整備
ジャンル : 車・バイク

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