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ライブディオSRのオーバーホール&チューニング

2018年 03月30日 19:32 (金)

まずはお知らせです。

好評いただきました「変速拡大済みセカンダリー」ですが、販売終了に成りました。
理由は仕様変更でセカンダリーシープのトルクカムピンの位置が、低く成ったためです。
今まではG´と同じロングピン仕様でしたので加工も容易でした。
ピンの高さが低く成っても加工は可能ですが、トルクカムの強度を落とさないために
より慎重な作業が必要に成ります。
今の料金では、そこまで出来ませんので一旦販売を終了することにしました。

そして新たに4月より商品が追加されます。
シンコーメタル製、高性能2stオイルです。
現在、多摩ピットで販売されている物と同じですが、
当店では1ℓと500mℓの2種類に成ります。
混合用で携帯する人や、お試しが出来るように500mℓも販売します。
価格は税別1ℓ2600円、500mℓ1500円です。

そして、ジャイロ用マロッシのスタートキットも準備できましたので販売します。
内容はマロッシボアアップキット、圧縮調整用ヘッドガスケットセット、
UPSクーリングファン、NGKパワーケーブルです。

スクーターの電装系で一番劣化が早いのがプラグコードです。
新品から5年ほどで徐々に劣化が始まり、20年も経てば電圧は半分程度まで
下がってしまいます。
ところが、ボアアップしても変える人は意外に少ないんですよ~
その上、社外CDIを入れれば火花はもっと弱く成ります。
こんな状態でキャブセッティングを行ったら、ガスが薄くてもカブってしまいます。
すると、オーナーさんはガスが濃いはずなのに焼付いた!って思ってしまう。
しっかりと、キャブセッティングするならプラグの火花も強くないといけませんので、
寿命が長く、高品質なNGKパワーケーブルをセットに加えることにしました。

そして、シリンダーはポン付け可能なライトチューニング済み。
価格は税別20,000円の予定です。

それでは本題です。
ライブディオのエンジンは毎年数多く入庫していますが、今回入ってきたのは
ライブディオSRの初期型エンジンです。
初期型は純正部品の欠品がかなり多く成っています。
当然、新車状態に戻すのは難しいのですが、今回はチューニングも行ったので
ブログで取り上げます。

ライブディオやSRはZXと異なり、幅15mmのベルトが使われています。
そして、ギア比もZXより低いので駆動系のチューニングが難しいんです。

早速、入庫してきたエンジンをチェックします。
まずは腰上からです。
KN企画の3ポートシリンダーが入っていました。

P_20180322_095839.jpg

良かれと思っての加工でしょうが、やってはいけない加工がしてありました。
排気ポートを横に広げ過ぎです。
昔はボア径の何%って言われる大きさが基準でありましたが、今は変わっています。
それは、ピストンリングが変わったからです。

昔の2stに使われるピストンリングは厚く硬い素材でした。
今は薄くて柔らかい物が使われています。

P_20180330_113127.jpg

比べてみると一目瞭然です。
右の純正の半分ぐらいしか厚みが無いでしょ。
当然減りも早いし、ポートに引っかかれば簡単に折れてしまいます。
今はこんな所も診て、考えながらチューニングする必要があるんです。

それに、広げるならポートの下部では無く、上部です。
下部を広げると、せっかく掃気ポートから入ってきた新気が
排気ポートから出て行きやすく成ってしまいます。
ピストンにも焼きが入ったカ所があるので、今後は使わない方が無難です。

次に腰下。
ベアリングは傷みは出ていますが、おとなしく乗るなら問題無い程度の傷みでした。
クランクは・・・・・

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22ぐらいの振れなのでクランク精度は11/100mmぐらいですね。
これはライブディオ系にしては悪く無いです。
一度、焼付くだけで20/100~30/100mmぐらいは簡単に曲がってしまいますから。
ノーマルで乗るなら問題の無いレベルです。
修正しても使えるクランクでしたが、ZXのクランクを入れて18mmベルト仕様にすることにしました。
ちなみにクランク修正は税込5400円、台湾製ZXクランクは新品で6500円程度。
ZXのクランクに変える人が圧倒的に多いんです。

P_20180321_230644.jpg

ファイナルシャフトのベアリングは新車当時のままですから要交換です。
空けてみると、全然汚れていないオイルが異臭を放っていました。
ギアオイルは良いオイルほど汚れます。
かなり粗悪なオイルで交換されていないことが判ります。

P_20180329_184638.jpg

これはドライブシャフトのギアですが、減ってかなり薄く成っています。
写真じゃ判りづらいですね。

次に駆動系を確認します。

P_20180322_100041.jpg

デイトナのプーリーが入っていましたが、こんな加工がされていました。
昔、流行った加工ですが、絶対にやってはいけません。
なぜかというと、他のパーツに負担が掛かってしまいます。

P_20180330_125054.jpg

これはプライマリーフェイスですが、段付き摩耗しています。
チューニングするなら当然、新品に交換です。
でも、廃盤で手に入りませんからこれを一生使うことに成ります。

P_20180322_113220.jpg

セカンダリーにも同じように一カ所だけ当たりが強く成っています。
トルクカムピンの穴も広がっていました。
良かれと思って行ったプーリー加工が駆動系全体にダメージを与えてしまっています。
今後の2stチューニングは部品が無くなるので、負担を減らすチューニングが必要です。
一昔前のチューニングを行うと交換部品が無いので、どんどん悪く成ってしまいます。

このSRのオーナーさんですが、体重が3ケタあるうえ
80~90km/h出るようにしてほしいとのこと。
そこで、キャブはPE24、マフラーは前期のZX純正を用意して頂くことにして
エンジン側は腰下OHして台湾クランク組み込み、腰上にデイトナボアアップキット、
ギアに15/42のハイギアを組んで、駆動系はKOSOプーリー&ZX純正ベルト&
変速拡大済みセカンダリーを入れることにしました。

長く成るので次回に続きます。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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