マロッシボアアップキットのセッティングを始める前に
2018年 02月25日 17:51 (日)
冬季オリンピックが開催されていますね。
日本選手も頑張っていますが、私が応援しているのはジャンプの葛西選手!
競技結果は残念でしたが、8大会連続は本当に凄いです。
私が初めて葛西選手をオリンピックで観た時は、まだスキーの板を
真っ直ぐ揃えてジャンプしていた時代でしたからね。
インタビューでは、「また4年後頑張ります!」って。
9回目のオリンピックってことは36年ですよ~
彼を観ていると「自分も頑張らなきゃ」って思います。
え~少し前に「間違えて8番プラグを着けて走行してしまった」と記事で書きました。
10kmぐらい走行しただけだったのですが、もう火が飛ばなく成ってしまいました。

8番プラグでこんな状態でもハイブリッドプラグではカブらず綺麗に吹けてくれます。
このぐらい濃くて大量の混合気を入れてやらないと高圧縮ではピストンが熱膨張で
焼付いたり、ピストンが溶けたり穴が空いてしまいます。
さて、春のスリミに向けてのマシーン製作ですが、雲行きが怪しく成ってきています。
というのも、まだ日取りが決まっていないようなのです。
今までは5月3日でしたが、まだ確認が取れない。
ゴールデンウィーク中はホテルが早く埋まってしまうので、本当なら
もう予約していないといけないのですが・・・・・
そして、組み上がったエンジンが納得いかない。
どこが悪いと言う訳では無いのですが、平凡すぎてつまらない。
そこで、去年使った75マロをパワーアップさせて載せようか?思案中です。
去年はトルクフルで乗り易かったけど、かなり上を犠牲にしていたんです。
基本的に高圧縮で腰上を組むと上が回らなく成ります。
去年の13kg/㎠で2.5丁ハイギアだと8000rpm強でした。
ハイギアも入れると上が回りづらく成ります。
ギア付きの自転車と同じですね。
これはパワーがあればある程度は回ります。
目標は高圧縮での8500rpm。
下のトルクは犠牲にしないで回れば巡航95km/hぐらいで走れるんじゃないかな?
とりあえず、75マロをスペアエンジンに仮組みしてポートタイミングを計ってみました。
去年は5mmのベースガスケットで排気タイミングが98度でした。
5mm×2にベースを増やして95度。
そうすると、掃気のタイミングが少し早すぎます。
掃気を埋めることは出来ないので(パテ埋めしたら出来るかな?)
排気タイミングを早くして掃気とバランスを取ることにしました。


やりだしたら欲が出て来て、結局はフルポートに・・・・
もう少し修正してからコーティングしてみます。
気に入らなかったらまた変えるかもw
それでは本題です。
日本選手も頑張っていますが、私が応援しているのはジャンプの葛西選手!
競技結果は残念でしたが、8大会連続は本当に凄いです。
私が初めて葛西選手をオリンピックで観た時は、まだスキーの板を
真っ直ぐ揃えてジャンプしていた時代でしたからね。
インタビューでは、「また4年後頑張ります!」って。
9回目のオリンピックってことは36年ですよ~
彼を観ていると「自分も頑張らなきゃ」って思います。
え~少し前に「間違えて8番プラグを着けて走行してしまった」と記事で書きました。
10kmぐらい走行しただけだったのですが、もう火が飛ばなく成ってしまいました。

8番プラグでこんな状態でもハイブリッドプラグではカブらず綺麗に吹けてくれます。
このぐらい濃くて大量の混合気を入れてやらないと高圧縮ではピストンが熱膨張で
焼付いたり、ピストンが溶けたり穴が空いてしまいます。
さて、春のスリミに向けてのマシーン製作ですが、雲行きが怪しく成ってきています。
というのも、まだ日取りが決まっていないようなのです。
今までは5月3日でしたが、まだ確認が取れない。
ゴールデンウィーク中はホテルが早く埋まってしまうので、本当なら
もう予約していないといけないのですが・・・・・
そして、組み上がったエンジンが納得いかない。
どこが悪いと言う訳では無いのですが、平凡すぎてつまらない。
そこで、去年使った75マロをパワーアップさせて載せようか?思案中です。
去年はトルクフルで乗り易かったけど、かなり上を犠牲にしていたんです。
基本的に高圧縮で腰上を組むと上が回らなく成ります。
去年の13kg/㎠で2.5丁ハイギアだと8000rpm強でした。
ハイギアも入れると上が回りづらく成ります。
ギア付きの自転車と同じですね。
これはパワーがあればある程度は回ります。
目標は高圧縮での8500rpm。
下のトルクは犠牲にしないで回れば巡航95km/hぐらいで走れるんじゃないかな?
とりあえず、75マロをスペアエンジンに仮組みしてポートタイミングを計ってみました。
去年は5mmのベースガスケットで排気タイミングが98度でした。
5mm×2にベースを増やして95度。
そうすると、掃気のタイミングが少し早すぎます。
掃気を埋めることは出来ないので(パテ埋めしたら出来るかな?)
排気タイミングを早くして掃気とバランスを取ることにしました。


やりだしたら欲が出て来て、結局はフルポートに・・・・
もう少し修正してからコーティングしてみます。
気に入らなかったらまた変えるかもw
それでは本題です。
以前、ブログの方向性について考えているということを書きました。
それで方向性が決定したので報告させて頂きます。
今ままでは一般の方に楽しんでいただく通常の記事、
当店ご利用者向けの限定記事の2種類でしたが、
新たに初・中級者に向けたブロマガ記事を書いていこうと思います。
ブロマガ記事は限定記事を読んでいる中級者以上の方には必要はありません。
初・中級者は2stスクーターの基本を学びたいとか、どんなパーツを入れたら良い?
などを検証を踏まえて書く予定です。
そして有料コンテンツに成ります。
私自身は今までやってきた解かっていることを書きますから難しいことでは
ありませんが、時間やコストが掛かってしまいます。
それを有料記事にすることで埋めていこうということです。
たとえば、ブロマガは最低販売金額が100円です。
それを50人の読者さんが購入して頂ければ、5000円に成ります。
30%はシステム利用料で差し引かれますので実質3500円の利益に成ります。
じゃ~次の記事はそのお金で「横綱プーリー」を購入して、どんな変速特性があって
どんなセカンダリーを合わせれば良いのか?最大変速は?外側までベルトは回るの?
最高速は?なんて検証が出来るわけです。
私も解かっていることを自腹を切って出来ませんから、学びたい方が少しづつ
自腹を切って頂けると今まで出来なかったことも出来るように成りますからね。
詳細は改めて「お知らせ」コンテンツの記事で書きたいと思います。
今日の記事は本来、ブロマガ記事にしても良い内容ですが、
あえて今後のブロマガ記事の参考に成るように書いてみます。
マロッシのセッティングということでしたが、ボアアップすると排気量が変わります。
49cc ⇒ 68ccに成るので比率としては約1.4倍ですね。
ボアアップキットには85番のメインジェットが付属していますが、
着け変えても効果は薄いんです。
性能を出すには、1.4倍の吸気量と、それに見合ったガソリンの量が必要に成ります。
空気量はエアクリ加工やパワフィル装着で確保できます。
ネットでも沢山出てきますね。
問題はガソリンの量です。
それも困ったことにジャイロは純正キャブの他に口径の少し大きなディオキャブ、
そしてPEキャブなどのビッグキャブとオーナーさんによって使っているキャブが違う。
そこで今回は燃料ポンプと給油量について書きたいと思います。

左がジャイロ純正、右がライブディオ前期キャブ(通称DIOキャブ)です。
写真では判りづらいのですが、口径が2mmほど大きいんです。
したがって混合気量を純正より多く送れるので使う方が多いのですが
ディオキャブには大きな欠点があります。
それはガソリン供給量が少ないということ。

写真はガソリンの取り入れ経路ですが、この部分がジャイロ純正より狭いんです。
ですので、ディオキャブを使う時には強いポンプに変える必要があるのですが、
純正のポンプとどのぐらい給油量が違うのか?
実際に比べてみましょう。

ジャイロ純正のポンプは負圧ポンプで、こんなステーに着いています。
これに対してディオには負正圧のポンプが着いています。
純正は手に入らないので、私の使っている社外の物と比べてみましょう。

左が社外、右がジャイロ純正ですが、大きさがまるで違います。
純正のステーに着けるとエンジンカバーが邪魔に成ったり、
ホース類の取り回しが難しかったりするのでステーごと外してしまう人が多い。
じゃ~どのくらい給油量が違うのか?動画で検証してみましょう。
まずはジャイロ純正ポンプです。
検証は私のジャイロでアイドリングで行いました。
車両にはビッグマニを使っているので純正と多少差はあると思います。
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動画の通り15秒間の噴出量を計りました。
結果は約60ccですので1分間に240ccぐらい燃料の供給が可能です。
次は社外ポンプを負正圧で作動させてみます。
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勢いが違いますね。
ちょっとこぼしてしまいました。
1分間に換算すると400ccぐらい供給が出来ます。
純正の約2倍も供給出来ます。
ついでに社外ポンプを純正と同じように負圧で作動させるとどうなるのか?
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ちょっと早めに止めてしまったので20秒で50ccぐらいですね。
純正ポンプより少ないですね。
負正圧ポンプは負圧で作動させるなら純正の方が良い。
負圧作動は意味なしです。
今度はポンプとキャブを組み合わせた供給量を計ってみましょう。

こんな感じにキャブを分解して必要部分だけにして、計量カップに
入ったガソリンの量を比べます。
エンジンを20秒始動させて実際にキャブに入る供給量を確認します。
まずはジャイロ純正のポンプとキャブの組み合わせです。
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すみません!負圧ホースの取り回しが悪く、二次エアを吸ってしまい
アイドリングが高く成ってしまいました。
アイドリングが高い分を考慮すると20秒で50cc弱だと思います。
次はディオキャブに社外ポンプをしっかり負正圧で取った場合です。
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同じ20秒で50cc強です。
純正の2倍の供給量のポンプでもキャブレター本体に入るガソリンは純正と殆ど変らない。
それだけディオキャブのガソリン取り入れ経路が狭いんです。
だから、ディオキャブを使う時は負正圧ポンプが必要なんです。
最後に純正ポンプでディオキャブを使った場合はどうなるのか?
これも二次エアを吸っているので考慮して観てください。
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ジャイロキャブの半分の量しか供給されていませんね。
これでは全開走行時にガソリンが足りなくなって焼付きます。
もちろん、この状態でキャブセッティングしても意味がありません。
この負正圧ポンプですが、ディオ純正で2種類ありますが、
中古でしかテストしたことありません。
ですので、新品状態でどのぐらいの供給量が確保出来るのか?判りません。
中古は経年劣化で社外の新品より供給量が少なかったですね。
そして社外ポンプも数種類あります。
多摩ピットさんで扱っているのはこのタイプ。

kpさんのブログから写真を拝借しました。
そして、私の使っているのがこのタイプ。

同じようにバリは若干有りますが、穴が大きいので流量に影響が起きづらいので
製品誤差が少ないんです。
流量も十分なので、このタイプを使ってます。
分解しないと、どんなタイプか?外観では判断が出来ません。
うちで組み換えと流量確認した物を販売しても良いかな?
使用時は組み換えが必要なのですが、専門工具(特殊ネジ用ドライバー)が必要です。
これで空気量と燃料は確保されますから、キャブセッティングを始められますね。
まあ、初・中級者以外は知ってますよね。
こんな比較検証したり、製品の比較、あとは2stスクーターの基礎と応用などを
ブロマガにしていこうと思います。
それで方向性が決定したので報告させて頂きます。
今ままでは一般の方に楽しんでいただく通常の記事、
当店ご利用者向けの限定記事の2種類でしたが、
新たに初・中級者に向けたブロマガ記事を書いていこうと思います。
ブロマガ記事は限定記事を読んでいる中級者以上の方には必要はありません。
初・中級者は2stスクーターの基本を学びたいとか、どんなパーツを入れたら良い?
などを検証を踏まえて書く予定です。
そして有料コンテンツに成ります。
私自身は今までやってきた解かっていることを書きますから難しいことでは
ありませんが、時間やコストが掛かってしまいます。
それを有料記事にすることで埋めていこうということです。
たとえば、ブロマガは最低販売金額が100円です。
それを50人の読者さんが購入して頂ければ、5000円に成ります。
30%はシステム利用料で差し引かれますので実質3500円の利益に成ります。
じゃ~次の記事はそのお金で「横綱プーリー」を購入して、どんな変速特性があって
どんなセカンダリーを合わせれば良いのか?最大変速は?外側までベルトは回るの?
最高速は?なんて検証が出来るわけです。
私も解かっていることを自腹を切って出来ませんから、学びたい方が少しづつ
自腹を切って頂けると今まで出来なかったことも出来るように成りますからね。
詳細は改めて「お知らせ」コンテンツの記事で書きたいと思います。
今日の記事は本来、ブロマガ記事にしても良い内容ですが、
あえて今後のブロマガ記事の参考に成るように書いてみます。
マロッシのセッティングということでしたが、ボアアップすると排気量が変わります。
49cc ⇒ 68ccに成るので比率としては約1.4倍ですね。
ボアアップキットには85番のメインジェットが付属していますが、
着け変えても効果は薄いんです。
性能を出すには、1.4倍の吸気量と、それに見合ったガソリンの量が必要に成ります。
空気量はエアクリ加工やパワフィル装着で確保できます。
ネットでも沢山出てきますね。
問題はガソリンの量です。
それも困ったことにジャイロは純正キャブの他に口径の少し大きなディオキャブ、
そしてPEキャブなどのビッグキャブとオーナーさんによって使っているキャブが違う。
そこで今回は燃料ポンプと給油量について書きたいと思います。

左がジャイロ純正、右がライブディオ前期キャブ(通称DIOキャブ)です。
写真では判りづらいのですが、口径が2mmほど大きいんです。
したがって混合気量を純正より多く送れるので使う方が多いのですが
ディオキャブには大きな欠点があります。
それはガソリン供給量が少ないということ。

写真はガソリンの取り入れ経路ですが、この部分がジャイロ純正より狭いんです。
ですので、ディオキャブを使う時には強いポンプに変える必要があるのですが、
純正のポンプとどのぐらい給油量が違うのか?
実際に比べてみましょう。

ジャイロ純正のポンプは負圧ポンプで、こんなステーに着いています。
これに対してディオには負正圧のポンプが着いています。
純正は手に入らないので、私の使っている社外の物と比べてみましょう。

左が社外、右がジャイロ純正ですが、大きさがまるで違います。
純正のステーに着けるとエンジンカバーが邪魔に成ったり、
ホース類の取り回しが難しかったりするのでステーごと外してしまう人が多い。
じゃ~どのくらい給油量が違うのか?動画で検証してみましょう。
まずはジャイロ純正ポンプです。
検証は私のジャイロでアイドリングで行いました。
車両にはビッグマニを使っているので純正と多少差はあると思います。
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動画の通り15秒間の噴出量を計りました。
結果は約60ccですので1分間に240ccぐらい燃料の供給が可能です。
次は社外ポンプを負正圧で作動させてみます。
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勢いが違いますね。
ちょっとこぼしてしまいました。
1分間に換算すると400ccぐらい供給が出来ます。
純正の約2倍も供給出来ます。
ついでに社外ポンプを純正と同じように負圧で作動させるとどうなるのか?
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ちょっと早めに止めてしまったので20秒で50ccぐらいですね。
純正ポンプより少ないですね。
負正圧ポンプは負圧で作動させるなら純正の方が良い。
負圧作動は意味なしです。
今度はポンプとキャブを組み合わせた供給量を計ってみましょう。

こんな感じにキャブを分解して必要部分だけにして、計量カップに
入ったガソリンの量を比べます。
エンジンを20秒始動させて実際にキャブに入る供給量を確認します。
まずはジャイロ純正のポンプとキャブの組み合わせです。
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すみません!負圧ホースの取り回しが悪く、二次エアを吸ってしまい
アイドリングが高く成ってしまいました。
アイドリングが高い分を考慮すると20秒で50cc弱だと思います。
次はディオキャブに社外ポンプをしっかり負正圧で取った場合です。
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同じ20秒で50cc強です。
純正の2倍の供給量のポンプでもキャブレター本体に入るガソリンは純正と殆ど変らない。
それだけディオキャブのガソリン取り入れ経路が狭いんです。
だから、ディオキャブを使う時は負正圧ポンプが必要なんです。
最後に純正ポンプでディオキャブを使った場合はどうなるのか?
これも二次エアを吸っているので考慮して観てください。
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ジャイロキャブの半分の量しか供給されていませんね。
これでは全開走行時にガソリンが足りなくなって焼付きます。
もちろん、この状態でキャブセッティングしても意味がありません。
この負正圧ポンプですが、ディオ純正で2種類ありますが、
中古でしかテストしたことありません。
ですので、新品状態でどのぐらいの供給量が確保出来るのか?判りません。
中古は経年劣化で社外の新品より供給量が少なかったですね。
そして社外ポンプも数種類あります。
多摩ピットさんで扱っているのはこのタイプ。

kpさんのブログから写真を拝借しました。
そして、私の使っているのがこのタイプ。

同じようにバリは若干有りますが、穴が大きいので流量に影響が起きづらいので
製品誤差が少ないんです。
流量も十分なので、このタイプを使ってます。
分解しないと、どんなタイプか?外観では判断が出来ません。
うちで組み換えと流量確認した物を販売しても良いかな?
使用時は組み換えが必要なのですが、専門工具(特殊ネジ用ドライバー)が必要です。
これで空気量と燃料は確保されますから、キャブセッティングを始められますね。
まあ、初・中級者以外は知ってますよね。
こんな比較検証したり、製品の比較、あとは2stスクーターの基礎と応用などを
ブロマガにしていこうと思います。
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2018年02月27日 08:34
Re: タイトルなし
2018年02月28日 19:43
おたかしんさん、こんばんは
初めまして?ですかね。
ブロマガ記事は初心者向けに出来るだけ分かり易く書く予定です。
宜しくお願いしますね。
初めまして?ですかね。
ブロマガ記事は初心者向けに出来るだけ分かり易く書く予定です。
宜しくお願いしますね。
今回の様に解りやすく時間を割いて頂きとても勉強になります。
そして、初級者から中級にレベルアップ出来る様に勉強させていただきます。