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春のロングツーリング仕様

2018年 02月01日 21:35 (木)

また前半は釣りの話題にしますね。
瀬戸内は魚影が濃いことからクロダイ釣りのメッカですが
松山はクロダイを狙って釣る人は少ないんです。
なぜか詳しくは解かりません。

でも、松山って世界で初めてクロダイの餌付けに成功したところで、
餌やりをして生態を研究している所もあります。
そこで去年の秋にクロダイの餌付けを見学しに行ってきました。

そうしたら今までの自分の釣りに対する考え方が180°変わりました。
私は出来るだけ大きい個体を釣りたいと思っていたのですが、
大きな個体は捕食場所も餌の好みも違うんです。

今までは餌を撒き餌に同調させて釣る一般的なスタイルだったのですが、
現在は撒き餌は潮上に、餌は潮下にっていうスタイルに成りました。
そして今までは撒き餌に配合エサとオキアミを混ぜて作っていたのですが
今はオキアミの代わりにチャーハンを入れています。

というのも、大型のクロダイは海底を転がってくる餌への反応が一番良いんです。
配合エサには麦が多く入っているのですが形状が平たく、海底を転がっていくには
時間が掛かります。
でも、お米なら楕円形で、より早く海底を転がってくれるんです。
それだけ大型の個体を早く寄せることが出来るんです。

ところが、お米は水分をよく吸うので、コマセを作ってから時間が経つと
どんどん硬く成ってしまうんです。
そこで、今度は炊いたお米を使ってみました。
今度は混ぜれば混ぜるほど粘りが出てしまう。
そこで最終的に冷凍のチャーハンを混ぜるように成ったんです。
面白いでしょw

チャーハンには玉子が入っています。
この玉子って魚類が好んで食べる餌のひとつです。
玉子の黄身って1つの細胞で出来ています。
地球上で一番大きな細胞ですね。
なので消化吸収が早いんです。
そして白身は高タンパクですから、玉子は最も効率良く栄養が取れます。
それを魚は本能的に知っていますから、玉子の色に近い黄色や朱色のエサには
反応が良いんですね。

そして、チャーハンを焼く時に使う動物性の油の臭いもクロダイは好みます。
オキアミを使うと餌取りも多く集まるので、餌取り対策にも成りますからね。

それでは本題です。
2月に入ったので、スリミ参加のためのエンジン製作に入ることにしました。
去年のエンジンは、静かでトルクフル。
ジャイロ100ccがホンダから発売されたら、こんなふうに成るのでは?
っていうテーマのエンジンでした。
75マロでポートタイミングは排気が98度、掃気が128度。
点火時期を4度進角、二次圧縮が13.5kg/㎠にすることでマフラーからの排気音は
純正レベルに抑えたんです。

文章で書くのは簡単ですが、13.5kg/㎠の二次圧縮で4度進角はクレイジーです。
しかも排気が98度という遅角セッティングは恐らく日本初では?
解かり易く説明すると、早く爆発させて遅く排気することで爆発の力を最大限に
利用した仕様だったんです。
皆さんは真似しないように!速攻で焼付きます。
高圧縮にすると早く燃えますから、遅角するのが王道ですからね。

それも高圧縮ですから、燃焼室の温度は通常のマロッシの2倍以上に成ります。
それを焼付かせないようにするには、カブらないギリギリの濃さの混合気を
出来るだけ多く送ってピストンを冷やさないといけない訳です。
キャブセッティングも大変でしたから、今年は楽に走れるエンジンにしたいと思っています。

シリンダーは秋に慣らしが終わった68マロのSPポート仕様を使うことが決まっています。
排気と掃気のポートタイミングを計ってみると93度と123度でした。
2丁UPのハイギアなら良さそうなタイミングです。
2.5丁UPなら1~2度遅らせたいですね。
う~ん、どうしようかな~?

二次圧縮は10~10.5kg/㎠にする予定です。
エンドベアリングが純正の10mmなのでこれ以上の高圧縮だと持たない。
もし、この圧縮でもヤバそうならワイドベアリングに変更します。
最初からワイドを使えば問題無いけど純正ベアリングの限界も知っておきたいですからね。
ピストンピンの強度は問題無いですよ。
ピストンピンが摩耗する場合は、強度では無くオイルの潤滑性能です。
ピストンピンの強度に問題があれば、ピンが曲がったり折れたりします。

そうそう、消耗品を交換することにしました。
プーリーボスです。

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3万kmほど走ったボスですが、0.04mm減ってますね。
これをどう見るか?意見は分かれると思います。

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P_20180201_124724.jpg

DLCコーティングされた物も販売されていますが、今回は純正を買ってみました。
計ってみると流石純正ですね。ピッタリ20mmです。

装着するとプーリーのボスガイドとの隙間は、片側僅か0.02mmの違いですが
変速性能は変わるものと思われます。
ちなみに私はプーリーボスの摩耗限度は知りません。
マニュアルに書いてあるのかな~?

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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No title

2018年02月04日 11:02

ご無沙汰しております。

マニュアルによりますと、プーリーボスの使用限度は19.97mm
となっていますので、ちょうど良いタイミングだったということでしょうか。自分のもチェックしないとです。

作って頂いたフルポートマロッシですが、慣らし500km程完了、2次圧縮9kg/㎡で、2次圧縮10kg/㎡ドライコーティングの素マロとほぼ同程度な感じです。かなり長くきつい上り坂の全開走行でもヘッド温度140℃位ですので、温度的にはまだまだ行けそうです。
ただ回転は回っているのに速度が伸びないので悩み中です。全体的にトルクが薄いので次はポートタイミングを見直して、2次圧縮10kg/㎡にトライです。
ところでそのロングタイプのスモールエンドベアリングについていろいろと伺いたいので、春に来られた時にでも是非ご教示ねがいます。

Re: No title

2018年02月05日 22:37

コジコジさん、こんばんは~

情報ありがとうございます。
普通の人は1/100mmは計れないですからね~

コジコジさんのクランクは5mmロングなのでホートタイミングの見直しも
必要だと思います。
春に少し診てみましょう。

ロングベアリングはkpさんの所で扱っているのですが、単品販売を行っていないんです。
まぁ、何とか成るかも知れませんから待っていてください。