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ジャイロの吸気系

2018年 01月15日 22:27 (月)

いや~とんでもない寒さが続いています。
東京より暖かいはずの愛媛なのに日中の最高気温が3℃って・・・・・
野外での作業ははかどらないし、寒いので釣りにも全然行ってない。
室内で出来る仕事を終わらせて、いろいろ考えてみました。

このブログも丸3年で今年は4年目に突入します。
今までチューニングやレストアを仕組みや考え方を添えながら紹介してきました。
読者さんも約1500人ぐらい?に成っています。
ところが、今まで書いてきた内容が意外に読者さんの身に着いていない。
これは日本人の習慣に問題があるのでは?って思っています。

日本人は本屋やコンビニで立ち読みをします。
本にどんなことが書いてあるかをチェックするのでは無く、
内容を頭に入れる行為を行っている人が異常に多いんです。
マンガならそれで構わないと思いますが、それが教科書だったら?
立ち読みではテストで良い点は取れませんよね。

ソーシャルメディア全盛の現在では、ブログも立ち読み感覚に成ってしまう。
だから、自分のマシーンに応用できない人が多いのでは?って考え
ブログを止めてしまう人も多いのが現実です。
じゃ~真剣に読んで勉強している人はどのぐらい居るのか?
これを確認するために「ブログ拍手」で拍手の多い記事は整理せずに
残すことを始めた訳ですが、思っていたより拍手が少ない。

多い記事で30ぐらいです。
読者が1500人中30人ですよ!
これじゃ~時間を掛けてブログを書いてもしょうがないので、
今後、ブログの内容を変更しようと思います。

レストアや趣味、ツーリングなど立ち読み感覚で読む記事はブログに、
奥の深い内容や最新のチューニングはラインのグループに、
基本的なチューニングや考え方など、しっかり勉強したいことはメルマガ
もしくは、販売記事になんて考えています。

でも、誰でもラインに入れたら大変なことに成ってしまいます。
そして、チューニング初心者が入ってきても意味がありませんから
これも、テストをして能力を判断する必要がありますね。
まあ、これはすぐに決定では無いのでじっくり考えますね。

それでは本題です。
今回はお客様から質問があった駆動系のことを書く予定でしたが、
良い機会なのでテストにしましょう。

[問題]
ジャイロキャノピーの中期車両に乗っています。
自分で部品を買い集めてチューニングしていますが、駆動系を使い切れていません。
良いアドバイスがあればお願いします。
現在の状態はPE24キャブ、パワフィル、エアサルのカーボンリードバルブ0.25mm、
75マロ(圧縮8k)、WJタイプ3チャンバー、キタコ95mmプーリー改(カージさん加工)、
純正ベルト、ステージ6クラッチ、モトリペア84センターSP、サイトウトルクカム、
2丁UPハイギア、10インチ5Jホイール、外径470mmタイヤです。

(追記)現在、最高速が8000rpmぐらいで80km/h弱です。

私は何て答えたのでしょうか?
分かった人はメールくださいね。
正解者は無条件でライングループに入れちゃいます。
ってことは、分かった人はしっかりブログを読んで内容を理解している方です。
メールはメールフォームもあるし、ショッピングサイトやHPにも書いてあるので
「アドレスが判らない」なんて人は論外ですね。
答えは次回のブログでやりますね。

これで終わりじゃ味気ないので、吸気系を少し書きますね。
ジャイロのエンジンにはリードバルブベースからケース内への境部分が
狭く成っています。
ここの拡大加工についてです。

この部分は吸気系のチューニングを行うと抵抗に成ってしまいます。
また、広げ過ぎると一時圧縮が低下するデメリットもあります。
純正の大きさは写真の通りです。

P_20180115_204752.jpg

幅は真ん中の支柱部分を除いた数値です。
面積は 3×1.2=3.6㎠ですね。

たとえばPE24を装着した場合ですが、キャブレターの口径より面積が小さいと
一番流速が速い部分に成ってしまいますので、混合気の吸気量に
影響が出てしまいます。
PE24の口径の面積は 1.2×1.2×3.14=約4.5㎠ですから最低でも
1㎠は広げたいですよね。
同じようにPE20は 1×1×3.14=3.14㎠
これなら何とかキャブの口径よりは広いですね。

私の場合は出来るだけ抵抗を無くして吸う混合気量を増やしたいので
無加工で使うのはディオキャブぐらいまでですね。
インマニもキャブの口径より2割ぐらい大きい方がパワーが出ると感じていますので
この部分もキャブレター口径の2割増しの面積に成るようにしています。

ついでにもう一つ。
リードバルブについてです。
リードバルブは金属製や樹脂製など数種類の選択肢があります。
どんな物を選んだらよいか?

これは吸気の仕組みを理解する必要があります。
リードバルブはクランクケース内で混合気の一時圧縮を行う際、ケースの蓋を締める
役割りをするものです。
リードバルブが無かったら、一次圧縮が行われずエンジンは始動しません。
リードバルブが高速で開閉を行うことでエンジンを始動して回転を上げていけるわけです。
パワーバンドに入ると吸気は排気流速で引っ張られ、リードバルブを必要としません。
この辺りは過去のブログでやりましたね。

リードバルブはどの位、高速で開閉するのか?
アイドリングは1分間に1800回、1秒間に30回の開閉です。
これがエンジンをアイドリングさせるために最低限の開閉回数ってことです。
リードバルブは開閉の追従性が良いほど高回転まで仕事をしてくれます。
仕事はパワーバンドに入るまでですから、純正の場合は5000rpmぐらいまで
追従してくれればOKですね。
1秒に80回強開閉出来ればOK。

スポーツマフラーは6500rpmぐらいからパワーバンドに入りますから、
1秒間に100回は開閉してくれないといけません。

チャンバーのパワーバンドは7500rpmぐらいかな?
1秒間に125回の開閉ですが、まずここまで速く開閉出来るリードバルブは無いです。

追従できなく成ればリードバルブは開きっぱなし成り、パワーバンドに入るまでの
回転域で一次圧縮が無くなりパワーが落ちます。
これが2st車のパワーの谷です。
つまり、リードバルブの追従性が悪いほどパワーの谷が大きく成る。
そして、高回転エンジンほど一次圧縮が使えない領域が増えて
パワーの谷がハッキリ目立つように成ります。

リードバルブは同じ材質なら、硬い方が反発力が強いので追従性が良く成ります。
同時にデメリットもあります。
柔らかいリードバルブほど大きく開き、より多くの混合気を送ることが出来るんです。

そうするとパワーバンドが低い排圧マフラーの場合は簡単です。
柔らかいリードバルブでOKですね。

問題はスポマフやチャンバー装着車。
乗り易いフラットなエンジン特性が好きな人は硬いリードバルブ。
パワーの谷は出来ても良いから高回転で少しでもパワーが欲しい人は
柔らかいリードバルブに成ります。

私は去年の冬にホンダ純正のカーボンリードバルブを装着してテストしました。
確か75マロ&ハイリバだったと思います。
ジャイロ純正の金属リードバルブの倍ぐらいの硬さがあるんです。
こんな硬くて吸気出来るの?って思いましたが、結果は予想外でした。

スタートから中速域まではメチャクチャトルク感があったんです。
そして、キャブの吹き返しがほとんど無い!
でも、上は80km/h出ませんでしたね。

そこで、いろいろ試して下から上まで一番バランスが良いリードバルブが
今使っているカーボンリードバルブなんですよ。
初期加速は硬いリードバルブには劣りますが、最高速は10~15km/hぐらい違いますね。
このリードバルブを装着したGUCCIさんはメインジェットがかなり大きく成ったとのことです。
リードバルブは追従性と開く大きさのバランスを考えて選んでくださいね。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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No title

2018年01月16日 01:10

はい、GUCCIです。(笑)

カーボンリード
素68マロ、リードバルブケース小拡大
進角4mm、ハイリバ、UP用エアクリ改ツバ管6個で
PE24 ♯5
気温10度設定で
SJ68(エアブリード無し) MJ128ですwwwww
アメ車です(笑)
トルクモリモリで
なんら問題なく、谷も無く
9000回転まで綺麗に回ります。
カーボンリードでMJは実質10番上がりました。

ブログの反映は
やんちゃ親父さんは商売ですから
チューニングやカスタムは頻繁に行えますが、
趣味としてのジャイロ乗りは
なかなか時間が取れなくて、思うようにカスタムが進みません。
やんちゃ親父さまのカスタムスピードと
読者のスピードが一致していないのだと思いますよ。

No title

2018年01月16日 01:12


キャノピーの仕様です。

No title

2018年01月16日 19:08

親父さんこんばんわ

質問の答えですが……?

わかりませ~ん

小生DIO乗りなのですが、DIOだとしても
同じ答えになるのですかね?

まず、エアサルのリードバルブの性能がわかりません。
マニ、加工の情報も無いですよね。

記事の情報だけで答えが出るのでしょうか?

ちなみに、親父さんのブログは3周ほど拝見しましたよ。

……勉強不足ですかね~

敷居が高くなってブログを拝見出来なくなるのは
楽しみが一つ減ってしますような……


こんばんは~

2018年01月17日 23:53

GUCCIさん

リードバルブだけでMJが10上がればかなり乗り味も変わったでしょう。
春にスリミに行く時に、GUCCIさんの所に寄れたら乗ってみたいですね。


SNBさん

駆動系はDIOもジャイロも考え方は一緒ですが、DIOの方が楽なのは確かですね。

No title

2018年01月19日 03:27

メールフォームに少し書きましたが追加でチャンバーの割りに8000RPMは低くないのでしょうか? 質問返しで申し訳ありません。(圧縮が低いのならWRを軽くして高回転を狙うとか・・)
それと私事ですがジャイロ純正のシリンダーヘッドとDioチューニングヘッド(半円球状燃焼室)では効率はどうなんでしょう? 今の時点ではDioヘッドは高圧縮にはできていませんが。
ご教授お願いします。

いくつか前の記事に名前が出てましたね…

2018年01月20日 22:47

色々ありまして半年くらい
ジャイロもBWsも触ってなく
今は寒くてヤル気が起きませぬw

問題の答えも忘れてる事が多くて
導きだせません(-_-;)

ハイギア過ぎるのかな…

タイプ3でも、もう少し上の回転数で
変速させたいかなぁ

こんばんみ~

2018年01月21日 23:21

じゅんさん

回転数についてはブログで書きますね。
そして、シリンダーヘッドの燃焼室形状ですが、ストリート車両では体感出来ないレベルです。
もちろん、5kmも6kmもあるサーキットを走ればタイムに差が出ると思いますが、
1周で100分の数秒ではないでしょうか?

技術の進歩は人を殺める兵器が最先端です。
原子力だって一番に爆弾で使われたぐらいです。
手榴弾ってあるでしょ。
爆発を最大限にするために効果があれば形状に改良が加えられたはずです。
ところが、昔から外見の変化は無いですよね。
ですので、燃焼室形状での効果はかなり薄いと思っているので
ブログで取り上げていないんです。


ぇっちんさん

私と同じように何かあったのでは?って心配していました。
今年はスリミの時に時間を作って語り合えると良いですね。

流石、ぇっちんさん正解です!
ハイギア過ぎると正にその通りの答えです。
コメントの返信を書く前に記事を書かなきゃいけなくなりましたw

2018年01月31日 12:41

ご無沙汰しております。
昨年の秋にディオがオイル切れで焼き付いてしまい、その後昨年は仕事の方が忙しくなり、今回、やっとエンジンを開きました。
親父様からいただいたアドバイスを元に点検をしてみたのですが、まずピストンは吸気側へ焼き付きで縦にキズが入ってました。ペーパーをかけてみたのですが、爪がかかるくらいのキズです。
そして、ピストンピンはかなりきつくなりました。
シリンダーの方は異常は無い様なのと、コンロッドのガタは無い様な感じなので、腰下はまだ大丈夫かなと思いました。
まだ、腰上の確認しか行えてないのですが、しっかり点検をしてみようと思っております。

Re: タイトルなし

2018年02月01日 12:36

ウルトラマンボーイさん、こんにちは

オイルを切らすのは圧倒的に中級者が多いんです。
腰下&腰上は2stオイルで同等に潤滑されていますから、
腰上のダメージと腰下のダメージも同等です。

腰下のベアリングは摩擦で減ってはいないと思いますが、
ベアリングボールにはピストンのように傷が入っていますね。
まあ、ライトチューンならすぐに問題が出ることは無いです。
ただ次回のオーバーホールは早めに行った方が良いかも知れません。

ピストンピンとエンドベアリングは交換しておいた方が無難です。