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ジャイロXのフロントサス交換

2017年 09月20日 19:57 (水)

いや~台風18号が日本列島を縦断していきましたね~
今回の台風は雨台風で風は大したこと無かったですが、かなりの雨が降りました。
ニュースでも川の氾濫での被害の様子を放映していました。

ここ松山でも、週末までは水不足で節水を促す放送が流れていましたが、
台風が来ると一変して川の氾濫に備えて避難勧告が出た地域もありました。
床下浸水が有ったところもあったようですが、
幸い大事には成らなかったようでホッとしています。

今は気象情報がかなり正確に成っていますから、ある程度の備えが出来ますからね。
チューニングしてある原付も同じで普段のメンテナンスや点検で
トラブルを減らすことが出来ます。

トラブルと言えば多摩ピットの斉藤さんのスタイロが高速テスト中に
オイル切れ焼き付きで止まったようです。
2stはオイルは命綱ですからね。
そういえば、コメント欄でも2stオイルの問い合わせがありましたね。

技術の向上と共にオイルも年々良く成っています。
ところが、2stオイルは開発自体が終わっているところが殆どです。
手軽に手に入る物では、海外製のオイルは新製品はありませんが、
国内では広島高潤ぐらいかな?

そのヒロコーの「M2-ONE」というオイル、かなり高性能らしいです。
レース用・街乗り可(混合用・分離可)ということでオイルポンプを
少し増量すれば使えそうですが、価格がとんでもなく高いんです。
使ってみたいですが、1ℓで7500円弱ですからね~考えてしまいます。

実はお客様でこの「M2-ONE」を使っている方がいます。
何度かブログで紹介している、当店のスペシャルエンジンを
購入していただいた方です。
定期的にレポートを頂いていますが、今回はモトチャンプ9月号に載ったとのことで
写真を送って頂きました。

Screenshot_2017-09-16-19-52-45.jpg

前はWJのチャンバー仕様でしたが、私の規制前のZX純正マフラーは高性能と
書いた記事を読んで交換したようです。
このエンジンはデイトナのボアアップキットが入っていますので
純正マフラーでは容量的に足りなくなり、高回転は伸びません。
ところが、低中回転はチャンバーよりもトルクフルに成るので加速はとんでもない。
0~80km/hまでの加速は10秒を切るそうですから
4stの250cc辺りが相手でも公道では、まず負けないでしょう。

そして更なる向上を求めているようです。
チューニングには終わりが無いんですね~
吸気量の調整に悩んでいるようでしたので、キャブレターの小径化と
点火時期のアドバイスをしました。

このエンジンはチャンバーが着いていたため、高回転でも吸気が足りなく成らないよう
PE24キャブレターが着いていました。
ところが、純正マフラーでは高回転は回らないのでPE20で十分なのです。
小径キャブのメリットはアクセルの開け初めのレスポンスが良いことです。
そして、混合気を作る時の流速が速いのでキャブセッティングも容易です。

点火系は、今までデイトナの赤箱が入っていました。
赤箱は高回転の点火時期は良いのですが、低中回転は遅い点火なのです。
普段はデイトナの青箱を勧めるところですが、無難な物では面白くないので
私のエンジンと同じ物を勧めてみました。
結果は激変したそうですw

どうせなら次はSS1/32でタイムを計ってもらいたいですね。
きっと4秒台中盤に入るのでは?
ちなみに4秒台中盤は、チャンバー仕様のSS専用マシーンで出すタイムです。
何しろ公道仕様、しかも純正マフラーですから、皆ビックリすると思いますよ。

私の所ではクランクケースとギアボックスの出来の良いエンジンを
スペシャルエンジンとして販売していますが、結構問い合わせが多いんです。
ところが、出来の良いエンジンは少なく、数も年々減っていて今では2~3年に一度
有るか?無いか?です。
折角、良いエンジンでもオーバーホールしないで乗っていると
ギア等の各部が減り基本性能は落ちてしまいます。
ですので、同じチューニングを行っても同じ性能には残念ですが成らないんです。

それでは本題です。
今回のメインエンジンの最後の走行テストで250kmぐらい走ってきました。
もうフロントは完全に終わっていて片手運転でもハンドルのブレが止まらない。
常に両腕を突っ張っていないと真っ直ぐ走らないような状態です。
サスを外してみるとこんな感じ。

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最初のスリミステッカーが貼ってあるのが右、後のが左側のサスです。
さて問題です。
どちらのサスが減たっているのでしょう?

交換するサスですが、モンキーのリアショックを流用するのが一般的です。
そこで探してみると「通勤快速キャノピー」さんのところで良さそうなのを発見。
でも今は市販されていない模様。
ところが、同じサスがヤフオクに出ているじゃないですかー
しかも純正と同じサイズも有ったので落札(4000円でした)

P_20170912_154904.jpg

見た目はGoodですが、いくら押しても縮まない。
メチャ硬いんです。
エアを抜けば柔らかく成るかな?と思ったのですが・・・・

P_20170912_171436.jpg

大量のオイルが噴出しました。
これは中のシールが完全に逝ってますね。
新品でもノークレーム・ノーリターンですからオクションは怖いですね。
まあ、ストロークも無さそうですし、私の車両には不向きです。

というのも、私は釣りに行く足としてジャイロを使っています。
撒き餌をフロントに積むのですが、配合エサ3.5kgを3つ、オキアミを3kg、水が4~5ℓも
入っていますから20kg弱です。
これだけ積んでも減たらずに踏ん張って、しなやかな足回りにしたい。
リアには良いサスが入っているので、フロントも高性能のを入れたく成りました。

結構、無茶な希望でしたが探したら有りました。

P_20170919_171932.jpg

デイトナの69076
何と伸び側の減衰力調整が出来ます。
ジャイロXのフロントはボトムリンク式という伸び方向にサスが動くんです。
サスの伸び側の性能が重要ってことです。
このサスは私のジャイロにピッタリです。
でも、原付のショックとしては、28,000円とかなり高いですね。
まあ、あと20年乗ることを考えて思い切りました。

皆さんはこんな高価なサスを入れる必要は無いと思いますが、
モンキーのリアサスを入れる際の注意点を書きますね。
モンキーサスは上と下の取付け穴径は10mm、ジャイロXは上が8mm、
下が12mmに成りますのでブッシュの入れ替え、又は製作が必要に成ります。

今回のサスは上は純正とそっくり入れ替えることが出来ましたが、
下は入りませんでした。
そこで、カラーは純正の12mmをそのまま使用できるようにブッシュ製作を外注しました。
ブッシュが届くのは週末ですから、その間に仮組みとメンテナンスを行います。

ジャイロXのピポットアームは動きが悪く、リコールが出されるほどです。
ですので、メンテナンスは欠かせません。
サス交換しなくても必ず行っておいて欲しいメンテです。
重要な部分はここ!

P_20170920_093658.jpg

写真ではカバーが付いていますが、ドライバーでカバーを外すと見えます。
通しボルトを外してアームが外れたら中にブッシュが入っています。
このブッシュを定期的に清掃・グリスアップするだけで動きが全然変わります。

P_20170920_134737.jpg

ブッシュは金属製で写真のように両側から2個づつ入っていて左右で4個入っています。
写真では分かり易いように少し引き出して撮っています。
このブッシュが硬くて、なかなか外れ無いようであればメンテ不足です。
その場合、CRCを噴いて組み直して1週間ほど乗った後に再度外せば外し易く成ります。
私のジャイロも固着はしていませんでしたが、硬かったのでベアリングプーラーで
引き出しました。

着いているOリングを外して磨いてからグリスを塗ります。
装着部も同様に磨いてからグリスアップします。
金属ブッシュは錆が酷いようなら新品交換がお勧めです。

サス下側のブッシュは来てませんが、車体が倒れないよう
仮組みだけ行ってみます。
上部は無加工ですんなり着きました。

P_20170920_142642.jpg

下部はピポットアームを削る必要がありますね。
サスはアルミで柔らかいので本体を削っても良いのですが、
折角の新品ですからアームを削りました。

P_20170920_152629.jpg

合わせながら接触する部分を削っていくと、こんな感じ。
後はブッシュが届いてから再確認して組むだけです。

P_20170920_152617.jpg

そうそう、先ほどのクイズの答えですが、メンテナンスの時に自分で確認してください。
ブログは読んでいるだけでは身に着きません。
自分で行って初めて解かることの方が多いと思いますし、今後のプラスに成ります。

次回はエンジンの載せ替えと、このサスのインプレですね。

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