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ジャイロの仕様変更(part2)

2017年 08月15日 23:39 (火)

せっかくお盆休みなのに全国的に天気が悪いようです。
それでも、読者の方の一部は愛車を弄っているようで質問も多く成っています。
私もジャイロをリチューンしては試乗を繰り返しています。
私の車両については後半にして、お客様からの質問が多い駆動系について
前半は書きたいと思います。

チューニングする人が、まず最初に変えるパーツはプーリーが一番多いと思います。
このプーリーも、高回転エンジンに向くプーリーと、トルク型エンジンに向くプーリーがあります。

チャンバータイプのマフラーのように高回転を回すエンジンなら高回転に向くプーリーの方が
合います。
純正マフラーのように排圧タイプのマフラーなら高回転は回らないし、
ハイギア導入などでトルクを出していくチューニングに合わせるならば
トルク型向きのプーリーが合っています。

その見分け方ですが、WRのガイド形状が違います。
WRのガイドはプーリー内側から外側に向かって
カーブを描きながら上向きにせり上がっています。
このせり上がり形状が、後半に掛けてきつくカーブしている物はトルク型プーリー、
全体的になだらかなのが高回転型プーリーです。

P_20170815_205330.jpg
P_20170815_205401.jpg

この上下の写真は、上がシンコーメタルのステージⅤプーリー、
下が当店のチューニングプーリーのWRガイドです。
最近は良く比較されることが多いのですが、大きな違いはWRガイドの立ち上がりです。
(ステージⅤは補修中で汚くて済みません)

「チャンバーを装着したらWRを半分程度の重さに軽くする」って良く言われますよね。
これはパワーバンドが今までよりも高回転に変わるので、変速を遅らせて高回転で
変速するようにするためですが、WRガイドの立ち上がりが後半きつく成ると
軽いWRだと変速出来ずにプーリーが外側まで使えないんです。

WRが重い場合、遠心力が加わると2乗倍に重く成りますから
後半、立ち上がりがきつく成ってもスムーズに変速出来る訳です。

当店のプーリーはWRガイドのカーブが緩やかですから、軽いWRでは変速が丁度良く
外側まで使うことが出来るのですが、重いWRだと変速が早く進み過ぎて回転下がりを
起こしてしまうんです。

まとめると、ステージⅤは重めのWRを使うのに適しているトルク型プーリー
当店のプーリーは軽めのWRを使うのに適している高回転型プーリーってところです。
大口径プーリーを使いたい人は、どんなエンジンに仕上げたいか?考えて
プーリーを選べば良いでしょう。

ちなみに私のジャイロはハイパーリバイブにハイギアが入っていますが、
ツーリング仕様では7g×6ぐらいの重めのWRを使うのでステージⅤを使っていて
高速走行で最高速を狙う時は5.5~6g×6の軽めのWRを使うので自社プーリーで
セッティングを出すというふうに使い分けています。

それでは本題です。
前回、「点火信号がミスっているようで息つきしたり、タコメーターが一瞬消えたりします。
CDIなのか?IGコイルか?又は途中断線によるものか?
原因を探らなければいけません」って書きましたね。

とりあえず、IGコイルを変えてみました。
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コイルはKN企画の物、プラグキャップはプラグの端子がターミナル型なので
NGKの新品キャップを着けてあります。
これを見るとプラグキャップの不具合みたいですよね。

プラグを交換してみるも変わらずで、原因はプラグでは無いことが分かっています。
釣りの餌を買いに出掛けた時に、とうとうエンジンが停止しました。
念のため、キャブをバラしてジェット類の詰まりを確認しようとMJを外したら
ジェットホルダーまで一緒に取れてしまいましたよ。
その場での修理を諦めて、何とか自走で帰ってきました。

丁度、お盆休みなので吸気系の全てを見直しすることにしました。
リードバルブを外してみると・・・・・・

P_20170812_133739.jpg
P_20170812_133759.jpg

両側共にカーボンリードバルブが破損しています。

P_20170812_133751.jpg

ベースから浮き上がっていて隙間も大きいですね。
これじゃ~アイドリングが安定しないのは当然ですね。
上記の状態からプラグキャップかと思っていたのに・・・・・これが元凶です。

この破損ですが、良く見るとススがかなり着いていますね。
バックファイヤーによる破損です。
熱で溶けた痕もありますよね。

カーボンリードバルブを新品に変えて、キャブを取り付けてセッティングを
出そうと思ったら・・・・・
ジェットを変更するも、全くセッティングが出ない。
こんな初めてで、丸一日悩みましたよ~

そして、手持ちのPE24と見比べて観ると・・・・・
何と部品が一つ無い。

PEキャブ用nj

これです。ニードルジェット!
釣り具屋の前でキャブを開けた時にホルダーごと取れてしまったのですが、
この時に落としたものと思われます。
原因が判かり、キャブセッティングを始めましたが、今回は新たな試みをしました。

キャブレターの油面調整です。
ビッグキャブを装着すると出足でボコ付く車両が多いと思います。
これを回避するのが目的です。

キャブレターの油面調整はフロートバルブを押さえている板を曲げて調整します。
ポン付け未調整での油面はこんな感じ。

P_20170813_092506.jpg

計る時はフロートバルブを押さえない状態で計らないといけません。
そこで本体を横に倒した状態で計ります。
この時、フロートのピンが落ちないように押さえておいてください。
写真では左の人差し指で押さえてます。

本体からフロート上部までの高さを計るわけですが、これが意外と難しい。
私の場合はスロージェットの高さとの差で判断しています。
写真ではSJとフロートの高さは面一ですね。

P_20170815_143117.jpg

済みません。写真が左右逆に成ってしまいました。
写真ではキャブレターの上下が逆さまなので調整後はフロートの位置が上がっています。
今回はフロートを約1mm下げました。
これでどのくらい変わったかと言うと、激変です。
今までは出足でボコ付いていたのに、逆に薄く成ってしまったぐらい変わります。
これなら、0.3~0.5mmぐらいづつ調整すれば十分です。

そして、私のキャブレターにはパワージェットが着いています。
油面が下がると、PJに燃料が行かない可能性が高いのでオーバーフローパイプを
少し切り詰めました。

P_20170815_143248.jpg
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判るかな?
後は組んでガソリンが入った時に、PJのチューブにガソリンが流れるのを
確認すればOKです。

キャブトップも純正のトップを移植しました。

P_20170815_145231.jpg

少し削ってアイドリングから全開までバルブが開くように調整しました。

P_20170815_150016.jpg

後は、前記事で書いたシンコーメタルの高圧縮ヘッドに温度センサーを
埋め込んだ写真です。

P_20170811_155353.jpg
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両側からダイヤモンドカッターで切ってセンサー部を残して切り取ります。

P_20170811_161155.jpg

ヘッドのフィンを削ってから、6.5mmの穴を1cmの深さで開けて
熱伝導グリスを入れた後に液ガスで蓋をしました。

このヘッドですが、冷却効果は抜群です。
信号待ちで温度の落ち方が純正ヘッドと比べると2倍ぐらいの早さで下がってきます。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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カーボン製

2017年08月17日 14:10

はじめまして
カーボン製リードバルブ
Old_kpさんところですでに検証されてましたけど
やんちゃ親父さん的には、あえてカーボン製リードバルブにこだわるので消化?

Re: カーボン製

2017年08月17日 22:46

もん吉さん、初めまして。

old_kpさんのところで検証されたリードバルブですが、
それはドライカーボンですよね。
ドライカーボンは、そのままではリードバルブとして使えません。
詳しくは次回のブログで書きますね。