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マッハⅡ 350ssのピストンリング

2017年 08月01日 21:07 (火)

毎日暑いですね~
熱中症で倒れる人も多いようです。
私も外での作業が多いので、短めの休憩を入れながら水分を取るようにしています。

スマホのGPS機能を使ったスピード計測についてコメントがあったので
少し取り上げたいと思います。
スマホには便利なアプリが沢山有り、とても便利ですよね。
私も高速走行でスピードを計るためにダウンロードして使ってみたのですが、
エラーで計れませんでした。
その後、徳島まで走る機会があり、その時も試したのですが
どうも数値が変でした。

スマホでのスピード計測は、GPSで位置情報を確認して移動した経路と時間を元に
時速を割り出す方法です。
ところが機種によって、このGPS機能の性能が大きく異なることが分かったんです。
参考URLを張っておきますね。
http://kakuyasu-sim.jp/gps

ちなみに、私のスマホは「ZenFone 2 Laser」という機種ですのでGPSの補足数も少なく
精度は最悪だそうです。
つまり、GPS精度が良いスマホは

精度が良いスマホ

こんなふうに、かなり正確な速度の計測が可能ですが、精度が悪かったら

悪いスマホ

補足するGPSが少なく精度も低い、そしてピックアップポイントも少なく成るので
こんなことに成ってしまう。
挙句の果てにはピックアップが少なすぎてエラーが出て計れないということに成る。
私のスマホは見通しも良く、ほぼ直線の高速道路でもエラーが出たぐらいですからね。

もちろん、ほぼ正確に測れる機種もあるようですが、使ってるスマホによって
速度が違うようなら、まだスピードメーターの方が信頼性は高いのかも知れませんね。

本題に入る前に、前回書いた75マロのポート修正後の画像を紹介しますね。

P_20170731_113240.jpg

高さを揃えてフルポートに近い加工をしました。
実は、6000rpmからパワーバンドに入る7000rpmまでの回転数でキャブへの
噴き戻しが多かったんです。
丁度、リードバルブが開きっぱなしに成ってから、掃気ポートの開くタイミングが
燃焼室の負圧タイミングに合うまでの間です。
第三ポートが低いからなのかな~?なんて思っての加工でしたが、やり過ぎかなw

それでは本題です。
ピストンリングがアンダーサイズの物が使われていたことが分かった
350SSの腰上ですが、ヤフオクで探したら運良く純正の1mmオーバーサイズの
リングが見つかりました。

350SSピストンリング

ラッキーですね。
このリングは、すでに廃盤なので滅多に手に入りませんよ。

ちなみにこのリング、トップリングとセカンドリングの区別がつきますか?

P_20170731_114913.jpg

リングにはトップとセカンドの区別がない物もありますが、
基本的にはリングの角が面取りしてあるのがトップリングです。
今回の物は左がトップリングです。

P_20170731_120743.jpg

リングギャップを計ると0.3mmでした。
これを各気筒ごとにトップは0.75mm、セカンドは0.7mmに調整しました。
今回の腰上は右と中がAピストン、左がBピストンでした。
ですので、シリンダーのボア径が1/100~2/100ほど異なりますからリングとピストンは
ごちゃ混ぜに成らないよう注意が必要です。

写真の通り、掃気ポートの修正は終わっていますので、
後はコーティングすれば完了です。

リクエストがあったのでライブディオZXのエンジンの調子と最高速について少しやりましょう。
規制前の横ディオZXのスペックは
最高出力は7.2psを6500rpmで発生します。
最大トルクは0.81kg.mを6250rpmで発生。
回転リミッターは8000rpmでスパークをカットするように成っています。

無改造のZXは8000rpmまで回り、駆動系も使い切るように設計されています。
じゃ~何km/h出るのか計算してみましょう。
純正の駆動系は最大変速時は0.86という変速比です。
8000÷0.86=約9200 これがドライブシャフトの回転数です。

次にギアボックス内の一次と二次の減速比からファイナルシャフトの回転数を求めます。
9200÷(3.500×3.461)=約760 これがファイナルシャフトの1分間の回転数です。

純正タイヤは90/90-10で、外径は約420mmなので外周は
0.42×3.14=約1.3m
時速は760×1.3×60=59280m 約60km/hですね。

じゃ~大口径プーリーを入れた場合はどうなるのか?
ハッキリ言ってノーマルのトルクじゃ8000rpm回ってもプーリーを使い切れません。
ですので、先に7000rpmで計算してみます。

大口径プーリーの最大変速時のギア比は0.59ですから
7000÷0.59=11864
後は一緒です。
11864÷(3.500×3.461)=約980
980×1.3×60=76440  約76km/hです。
大口径プーリーを装着して75km/h出なかったらエンジンはかなり傷んでいて
オーバーホールが必要って考えて良いでしょう。

しっかり8000rpm回ってプーリーを使い切れた場合は
8000÷0.59=13560
13560÷(3.500×3.461)=1119
1119×1.3×60=87282m つまり実測で87km/h出ます。
純正のメーターは少しハッピーメーターですから90km/h前後を指すわけです。
(純正メータは90km/hの表記は無いですねw社外でした)
当店で販売したエンジンでメータ読み90km/h出たのは、ほんの数台でした。
当たりエンジンと太鼓判を打ったエンジンは出ていると思います。

通常のエンジンでは76km/h、当たりエンジンは85km/h。
この違いは実はギアボックス内のフリクションロスです。
ギアボックス内は駆動系の数倍のフリクションロスがあります。
これは最高速だけでは無く、加速時にも影響がありますから、
オーバーホールをする時には腰下だけでは無く、ギアボックスも
オーバーホールを行った方が良いと思います。

じゃ~CDI変えてリミッターカットしたらどうなるの?
排圧マフラーの場合は最高速はUPしません。
WRを軽くすれば回転数は上がりますが、プーリーを使い切れない無いんです。
無駄に高回転を回しても、ただエンジンの寿命を短くするだけです。

他社のハイスピードプーリーは最大変速時の変速比も低いですから
CDIを交換しても効果は出ますが、大口径プーリーを使う場合は
スポマフやチャンバーなどでパワーバンドが上がらないと社外CDIの効果は無いですね。

もちろん、上記は腰上がノーマルの場合です。
二次圧縮を高くしたり、排気量を上げれば点火時期の見直しも必要ですし、
トルクが変わってきますから、CDIの変更で良い結果が出るかも知れません。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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2017年08月02日 04:31

こんばんわ、やんちゃ親父さんにzxのボアアップをくんでもらってセッティングもあと一息だとおもいます。
自分は純正マフラー、純正エアクリ加工で、PE24、ビックリード、ビックインマニです。
からぶかしで10700回転、実走行で最高回転数8600、90km。
ベルトは新品から0.7mm減っています。
MJを少し上げ下げしても、最高回転数は変わらずそこまでのフィーリングが変わるだけなので、純正マフラーの限界かと感じます。

2017年08月02日 22:39

先ほどコメントの回転数はやんちゃ親父さん所で購入したプーリー仕様での回転数です。
回転の谷間が気になり、素人なので購入後もD社やマロッシ、純正に変えたり、直線カム、クレアカム等も変えてみましたが、もう変えません(笑)
どこかで妥協しないと駆動系は終わらないと感じました。
クレアカムにすると、谷間は軽減しますが最大変速しにくいし、センタースプリングを柔らかくすると、再加速がまったりだし。
純正加工だと変速が少し早まりパワーバンド以下で変速します。
親父さんのプ-リ-にベストなトルクカム1から作って下さい(笑)

Re: タイトルなし

2017年08月03日 23:29

こんばんは。

排圧マフラーは実用パワーバンドは低回転ですので、8600rpm回れば十分ですね。
実際にパワーが感じられるのは7500rpm強で、そこからはオーバーレブ領域です。

MJを変更してもフィーリングが変わらないのは純正エアクリだからです。
ジェットを大きくしても混合気は濃く成りますが、混合気自体の量は変わりません。
濃くするのではなく、量を多くしてあげないとパワーはあまり変わらないんです。
でも、排圧マフラーなら純正エアクリで良いと思いますよ。

トルクカムですが、ベストな溝形状はその車両ごとに異なります。
駆動系のセッティングはエンジンの特性に合わせて調整する訳ですが、
変速回転数の設定を間違えると、再加速が出来なく成ったり、
変速の谷が出来やすく成ります。