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ライブディオZXのオーバーホール&ライトチューニング

2017年 04月10日 23:14 (月)

愛車をチューニングして少しでも速く快適に走行したいって言う人が
このブログを読んでいることと思います。
チューニングは大きく分けて3種類。
駆動系チューニング、エンジンチューニング、車体各部のチューニングです。

駆動系はエンジンからのパワーをロス無く有効に駆動輪に伝えるのを
目的としたチューニング。
エンジンはトルクや馬力を上げたり、パワーの出るエンジン回転数を変えて
パワーアップすることが目的のチューニング。
車体各部は上記で走行性能が上がっった分のバランスを取るチューニングです。
たとえば、サスやブレーキ強化などですね。

今回、入庫したライブディオZXは97年式の中期エンジン搭載です。
試乗してみると全体的にパワーが3割ほどダウンしていました。
駆動系は当店の大口径プーリーとセカンダリーが入っており問題はありません。
ですので、エンジン自体をレストア&チューニングしてやる必要がありますね。

エンジンのチューニングで一番効果的なのは何だと思いますか?
多くの人がボアアップして排気量を上げることだと思っていますが、実は違います。
答えは燃焼室に入れる混合気を増やしてあげることです。
つまり、出来るだけ多くの混合気を爆発させてあげることなんです。

例を挙げるとカーレースの最高峰「F1」では、昔は3000ccのエンジンと
1500ccの過給機付きエンジンの混走レースでした。
当時はエンジンパワーを上げるには排気量アップが常識でしたので
ほとんどが3000ccエンジンを使用していました。
そこに目を付けたのがホンダです。
1500ccのエンジンに混合気を大量に送り込めるターボを取り付けて出場。
結果は圧倒的な速さを誇り、F1での過給機使用禁止までホンダの黄金時代でした。

排気量が倍違っても燃焼室に大量の混合気さえ入れられれば、パワーで勝てる。
これは2stでも4stでもガソリンエンジンであれば考え方は一緒です。
ボアアップしても燃焼室に入れる混合気量を増やせなければパワーは
思ったほど上がらない。
問題は2stキャブレター仕様の原付エンジンをどうすれば吸気量を増やせるか?です。

今回のZXは腰下各部の劣化もありますが、装着されていたKNマフラーの抜けが良すぎる為、
燃焼室の混合気量が少なく成ったのでは?って思っています。
そこで、腰下オーバーホールと一緒に吸気を強化するチューニングを行って
元気なエンジンに復活させたいと思います。

後半に続く。
まずは腰上および腰下を開けて確認したのですが、腰上は物凄く良い状態。
シリンダーに傷も無く圧縮も抜けていない。
ピストンピンもすんなり抜けて摩耗や変色もありませんでした。
良い2stオイルを使った結果ですね。

腰下も開ける前はオイルシールの劣化や異音なども無かったので消耗部品の交換で
いけると思っていたのですが・・・・・

P_20170403_205023.jpg
P_20170409_190112.jpg

開けてみるとベアリングやクランクは錆だらけです。
車両入手前に水が入った可能性がありますね。
クランクは脱脂して大腿部のベアリングを確認したところ、かなり傷んでいました。
こんな状態でも良いオイルを使うと乗っていて気が付かないほどスムーズに回るんです。

クランクの状態をお客様に直接確認したところ純正の新品を使いたいとのこと。
ですが、丁度販売用レストアエンジンに搭載予定のクランクが芯出しされて井上ボーリングから
戻って来たところでしたので、それを使うことにしました。
左右の精度が1.8/100mmと1/100mmまで修正されたクランクです。

腰下はクランクを含め消耗品を交換していつも通り組み上げましたが、
お客様は後輪の動きも気にしていました。
実は去年、ギアボックスのオーバーホールをしたばかりなんです。
今回はオイル交換で済ませる予定でしたが、オイルを抜くと予想以上に
オイルが汚れていました。

開けてみ診ると、ベアリングの摩耗が早い。
ギアボックスの歪みが他のエンジンより大きいからだと思います。
お客様に聞いたところ過去に事故を起こした車両とのことです。
そこで今回は2つだけ純正より隙間が少し大きいベアリングに交換することにしました。
どう変わるか?はお客様が乗れば分かるでしょう。

さて次はチューニングですが、その前にマフラーを確認します。
前記事で紹介したKNの補修用マフラーです。

P_20170409_164541.jpg

ZXのマフラーにしてはエキパイ部の内径が細いですね。
ちなみにシリンダー側はもっと大きいんです。
この手のマフラーは触媒を無くしたりすることで抜けを良くしているのですが、
ライブディオ系は吸気を増やすのが特に困難な車種なので、わざとエキパイを細めにして
抜けすぎるのを防止しているのではないでしょうか?

本来ならマフラーをチャンバータイプのスポーツマフラーに交換してから
吸気系のチューニングを行いたいところですが、予算の関係で今回マフラーは変更無しです。

マフラーエキパイ部はリューターで内径を広げることも出来ますが、まずは排気系はこのままで
吸気系を強化するチューニングを施して吸気に余裕があれば排気系の効率を上げたいと思います。

次回に続く

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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非公開コメント

2017年04月11日 08:47

おはようございます、やんちゃ親父さま。
今回は(も)、大変ご面倒をおかけしています。
しかし、クランクビッグエンドの「しゃりしゃり」はびっくりしました。ちょうどクランクがあったのは助かりました。しかも「井上ボーリング」。
出来上がりが楽しみでしょうがないです。
よろしくお願いします。

No title

2017年04月11日 22:22

やんちゃ親父さんこんばんは。

ブログ大変興味深く拝見してます。

今回のブログネタ、まさにドンピッシャでして
コメントいたします。

小生のライブは貴店から譲ってもらった、腰下に
マロ・KN03マフラー・リードキャブ・ぶったぎり拡大
マニ、こんな仕様でただ今4000キロトラブルなく通勤に
使ってます。

以前、リバイブのスポーツマフラーを手に入れ、あれこれとキャブセッティングしてみましたが、結局セッティング出来ずにKNにもどして、リバイブはお蔵入り。
程度の良いノマフでも仕入れようかなと考えてます。

歳も歳ですので見た目や排気音も気になりますし、あくまで公道快適使用を目指してますからビックマニ・キャブの仕様は考えてないのですが、その上で、どうバランスをとるか悩んでいるところです。

ブログを参考に愛車にもフィードバックしようと
思っていますので、今後も楽しみにしてます。

No title

2017年04月11日 23:36

やんちゃ親父さま、こんばんは~!

多くの混合気、そして流速。
私達メンバーのほとんどが、
マロッシ+ディオキャブ+ハイリバです。
しかし、同じパーツでも
MJが98~110とバラついています。
当然110の人が流速が遅いと思われ、
加速や最高速も今一つです。
ん?
多くの混合気が必要と書いておられる記事なのに
なんか私、反対の事みたいなコメントですね (笑)

相模原行、
自走?オーシャンフェリー?
プラン決まりましたか?

2017年04月12日 01:22

テンプメーターのご説明、解りやすかったです。ありがとうございますm(_ _)m

ノーマルシリンダーの慣らしが終了したので、親父さんプーリー使わせて頂いてます。
看板に偽りナシです(≧∀≦)
特にびっくりしたのが、どノーマルシリンダーで、今までどんなに頑張っても、40k手前位しか出なかった急な坂道でも、アッサリ45kまで行きました。
まだ余力がある様な雰囲気でした。

その後、ポートも触り出してます。
どんな風にするか?楽しんでます。

KPさんのところに行かれた帰りしなに、時間が有れば是非、兵庫県にも寄って下さい(o^^o)

こんばんは~

2017年04月12日 01:59

タクトZXさん

明日は天気が良さそうなので試走出来そうです。
インマニは「タクトZXさん」の友人の所で溶接可能で2000円で引き受けてくれるそうです。
お願いする場合はタクトZXさんの足代も付けてあげてくださいね。


SNBさん

コメントありがとうございます。
もしかしたらリバイブはマロッシには容量不足だったのかも知れませんね。
カーボンリードバルブはかなり効果があるようで好評ですよ。
セッティングデータも公開しますので参考にしてみてください。


GUCCIさん

同じエンジン、同じ仕様でも差が出るのが面白いですよね。
競艇なんて組み直すだけで人によって全然パワーが違うんです。
ちなみに競艇のエンジンはヤマハの2サイクル(今はどうかな?)

え~関東行きは天気次第でどのルートを使うか考え中です。


きゃのあさん

プーリー取り付けましたか~!
フリクションロス低減加工してあるので他社のプーリーよりも
エンジンパワーを有効に使えるように成っているんです。
その分、登坂力や最高速も上がります。

兵庫ですかー
有馬温泉に浸かって癒したいですね~