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ベスパ V50Sのレストア&チューニング

2017年 03月20日 21:55 (月)

ツーリングから帰った日は元気でしたが、翌日起きると筋肉痛です。
どこが筋肉痛かというとケツ。お尻です。

う~ん、何故?
高速走行で尻に力が入ったか?
良く考えると違いました。
山の上の宇和島城までの登山でした。

P_20170318_095501.jpg

通常はスロープを登って天守閣まで15分程度掛かるのですが、
昔ながらの石積みの階段を登れば半分の時間で着くのでそちらを選択。

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若くもないのに、こんな急坂を一気に登った報いでした。

それにしても楽しかったですね~
高速の料金所ではジャイロは珍しいのか、事務所から人が出てきました。
ナンバーを確認してトライクだと説明すると解かっていただけたようです。

高速走行を30分もするとハーレーの強面の方たちが、後ろを走っていて
出口を降りると止められました。
そして「兄ちゃん、ちょっとお茶しようや」とナンパでしたw

ファミレスに入ってお互い自己紹介すると、やっぱり同年代。
ハーレー乗りはセカンドカーにジャイロを持っている人が多いんです。
80km/h以上で巡航するジャイロを観たのは初めてだったようで
いろいろ聞かれましたよ。
50万程度の改造費でこれだけ出るなら良いなぁ~なんて言ってました。
ハーレーはチョコッと弄ると100万ですからね~

そして、愛南町では釣りをする前に近くに居た漁協の人に
竿を出しても良い場所を聞いたのですが、その漁協の人は
泊まった民宿の息子さんだったんです。
それを知った息子さんは美味しい魚を持って来て頂いて
私の夕食は豪華に成りました。

ツーリングはいろんな人との出会いがありますから、昔から大好きです。
それでは本題です。
日本ではホンダのスーパーカブがキングオブ原付!
世界で最も売れた皆が認めるバイクです。
そして今回、オーバーホールに入ってきたエンジンはベスパです。
元祖スクーター。
イタリアが生んだ名車で映画でもよく使われますよね。

でも、ジャイロと同じで普通のバイク屋さんでは断られることが多いんです。
部品の入手が難しかったり、特殊な工具やスキルが要求されますからね。
普通はベスパ専門店にオーバーホール依頼は行ってしまうのですが、
今回はお客様の紹介で私の所に入ってきました。

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エンジンの大きさはジャイロの半分ぐらいですが、クラッチや4速ギアまでコンパクトに
収められています。
シリンダーは約45°に傾いていて前方に伸びるのはインテークパイプ、
後方に見えるスタッドボルトはマフラー装着部です。

そうです!後方排気の2stエンジンです。
今までブログを読んできた方はこのエンジンの弱点が簡単に解かりますね。
そう!オイル潤滑が厳しいエンジンです。

ジャイロもオイル潤滑が厳しいのですが、シリンダーの上部に排気が有る
このエンジンは更に厳しい。
その為か、この2stベスパはオイルポンプは無く、混合専用エンジンなんです。

それでは早速バラしていきます。
ファン一体式のフライホイールを外すと発電コイルが見えてきます。

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この3つのネジを緩めてコイル本体を回すことで点火時期を調整できるように成っています。
外す時にはマジック等で印を付けてから外すと点火時期が狂いません。

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ドライバーで無理やり外した痕がありますね。
ここはコインドライバーを使わないとこう成ります。
このネジは交換ですね。

次はシリンダーですが、ベスパは通しボルトではありません。
シリンダーヘッドとシリンダーは別のネジで止まっているんです。
しかも日本のスクーターでは使わないサイズのナットです。
レンチは11mmや13mmっていうサイズのレンチが必要です。
そうそう、フライホイールも日本車用では外せないんですよ。

外した腰上はこんな感じ。

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エキゾーストスカッフィングです。
ピストンピンも抜くのに苦労しました。
使用オイルを聞くとヤマハの青缶だそうです。
街乗りなら問題が出ることは少ないでしょうが、お客様は山岳地域だそうです。
最低でも推奨オイルのヒロコーの感性ぐらいは必要です。
チューニングするなら、もう1ランク上が良いですね。

ここからはサクサクバラしていったのですが、上記の腰上とコイルのネジ
そしてクラッチのナットだけが規定と違うトルクで締められていました。
後は全く指定通りのトルクだったことから、以前はベスパ専門店で整備されていて
今のオーナーさんはクラッチとコイルと腰上だけ弄ったことが分かりました。

ちなみに腰上は5倍ぐらいのトルクで締めてあり、クラッチは逆に半分程度しか
締められていなかったのでこのまま乗っていたらナットが外れてエンジン内で暴れ
エンジンが終了していたかも。

問題は腰上です。
純正のピストン回り一式とシリンダーの補修をすると結構な金額に成ります。
どうせ今後チューニングするならボアアップしてはどうか?と提案しました。
というのも、日本のスクーターと違ってベスパはポン付けでは
ボアアップキットが着きません。
ケース加工が必要なのでクランクケースを再度割る必要があるんです。

そして、ハイギアが安い!
ジャイロは35000~50000円ぐらいしますが、ベスパは7000円しないんですよ~
でも装着にはエンジンをほぼ全てバラす必要があるんです。

どうせオーバーホールでベアリングを全て交換するには全バラしますから
工賃が掛からずハイギアが組めるのは今回だけですから同時に提案しました。

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ケースを割るとこんな感じです。
ギア部とクランクが一緒に割れるのでやれることはオーバーホールと同時が良いんです。
チューニングは次回のブログでやりますね。

そしてオーバーホールに使用する部品を相談する必要が出てきました。
たとえば・・・・・

P_20170320_213102.jpg

ベアリングは、こんな感じで規格品が使われていますが

P_20170320_213151.jpg

写真のように純正品はドイツとフランスのベアリングが使われています。
これを日本のNTN製に変えても金額はほとんど変わらないと思います。
性能は・・・・・私は日本製の方が上では無いかな?って思います。
まあ、規格品は精度や強度の規格もあるのでそれほど変わらないかも知れません。
でも、私は日本人ですから日本製は安心感がありますよね。

今回から見やすいように写真の大きさを変更しました。
次回のブログははボアアップキット組み込み準備かな?

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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No title

2017年03月20日 23:48

やんちゃ親父さま、こんばんは~

ツーリングお疲れさまでした!
10分の全開走行なら、いつでもお相手致しますw

ベスパと言えば、私も思い出があります。
かれこれ20年以上前、
可愛い女子大生がキックのベスパをかぶらせて
エンジンが掛からなくて困っていました。
当時、イケメンだった私は
プラグをライターで炙り、
瞬時にエンジンを掛けてあげました。
その女子大生は、
『おじさん、ありがとう!』と礼を言いました。
おじさん?私まだ20代でした…
燃料タンクに砂糖を入れてやろうと思いましたよ!

Re: No title

2017年03月22日 01:42

GUCCIさん、こんばんは

マジっすか~
10分の全開走行だと約15kmは全開で走ることに成りますが
シリンダーを焼いてしまう人が多いですよ。

きっとGUCCIさんは渋い20代だったんでしょうね。
女子大生は若く見える人が好きですからね~
女子大生で渋好きは、ほとんどキャバでバイトしてますw