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2st空冷エンジンの高圧縮チューニング(part3)

2017年 01月24日 01:27 (火)

いや~寒いですね。
愛媛でも雪がパラつく日が増えています。
ですので、外での作業は先延ばしにしています。(プーリー製作は春かな?)

そういえばシンコーメタルさんのステージⅤプーリーが今なら在庫が有るようですので
大口径プーリーが欲しい方はチャンスですね。

久しぶりにジャイロUP後期のエンジンのOH依頼が入りました。

P_20170123_125742.jpg

詳しくは別記事で書く予定なのですが、バイク屋さんのミスでギアオイルが40ccしか
入っておらずギア部にダメージがあって、今回はケース交換という珍しいケースです。
とは言っても全てのケースを交換する訳ではありません。

P_20170123_231941.jpg

交換するのは赤い部分。
つまり、クランクケースは左は新品、右は現状の中古品です。
左右を合わせることで、ジャイロのエンジンがどのくらいの負担が掛かっていて
潰れや歪みがどのくらいあるのか判るので組むのが楽しみです。

ケースやベアリング等の部品はバイク屋さんが負担してくれたらしいので
良心的なバイク屋さんですね。

問題が有ったのはギア部だけでなく、クランクも振れていました。
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駆動系側が15~16/100ぐらい、フライホイール側が8/100ぐらい振れていますね。
50ccのミニカーでチューニングを進めていくなら、何とかギリギリ使える精度では???
って思います。

修正に出しても問題無いクランクだと思いますが、オーナさんは最終的にはマロッシの
高圧縮にもチャレンジしたいようなのでロングクランクを入れても良いとのこと。
そこで、今回の本題は高圧縮のためのジャイロに使用するロンクラについてです。
現在、ジャイロのロングクランクは純正比で2mm、5mm、8mmロングがあります。
そして、純正ベースと台湾クランクの2種類。
ピストンピンも10mm仕様と12mm仕様の2種類があります。

それぞれにメリット・デメリットが有ります。
2mmロングは排気量はそれほど上がらないものの、振動は最小限で気軽に高圧縮に
チャレンジできます。
5mmロングは排気量は明らかに変わるので違いが実感出来,振動は少し増えます。
ケース加工は必至、ロンクラを組み慣れているショップで入れるのが確実です。
8mmロングは大幅に排気量が上がりますのでトルク感は一番実感できます。
もちろん、要ケース加工、振動も大きく成ります。
最大のデメリットはポートタイミングが大きくズレるので高回転は回らない。

純正ベースは振動の増大は最小限、製作には純正のクランクを送って
納期は1~2か月掛かってしまう。
そして高価なことがデメリットです。

台湾クランクは振動が大きいです。
安値ですぐに手に入るのは最大のメリットです。
当店では台湾クランクで振動低減を研究中ですので、
振動問題をクリアできる可能性もあります。

10mmピン仕様は68マロではエンドベアリングが持ちません。ですので68マロは不可。
強化ロングベアリング仕様の75マロを使う必要があります。
12mmピン仕様はマロッシの横ディオ用のピストンとマロッシ強化ロングベアリングを使うことで
68マロで高圧縮にチャレンジ出来ます。
75マロを使う際は社外ピストンとマロッシの強化ロングベアリングを使うことに成ります。

どれも一長一短ですよね。
解かりづらいと思うので現在手に入るロンクラを表に纏めてみますね。

ロンクラの種類価格振動ピストンピン68マロ75マロ
台湾2mmロンクラ16,000円12mmマロッシピストンとマロッシ強化ベアリング社外ピストンとマロッシ強化ベアリング
純正ベース2mmロンクラ43,200円12mmマロッシピストンとマロッシ強化ベアリング社外ピストンとマロッシ強化ベアリング
台湾5mmロンクラ18,360円10mm強化ベアリングが無いので高圧縮不可使用可
純正ベース8mmロンクラ43,200円10mm強化ベアリングが無いので高圧縮不可使用可


上の表は多摩ピットで販売しているロンクラとネット販売しているロンクラです。
使う腰上によってピストンピンの径を考慮する必要があるってことです。

そして、68マロを使用する場合のピストンと12mm用のロング強化エンドベアリングですが、
台湾クランクのバランス取りに成功したら当店で手に入るようにする予定です。

問題はジャイロUPです。
キャノピーとXは台湾クランクが出ていますが、UPの場合は後期台湾クランクが使えるのか?
知っている人が居れば教えてくださいね。
使えないならUPは純正ベースだけしか使えないので選択肢が減りますよね。
今回のエンジンにどのロンクラを使うか?悩んでいるんですよ~

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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2017年01月24日 20:56

自分は初期アップのケースに後期クランクに初期キャノピーのコイルとフライホイールなんて仕様で乗ってた事があります!

なのでアップなら組み合わせ次第でなんとかなりそうな気がします!?

補足
初期アップはドリブンが小径なのでケース下側の凸が当たり、そのままでは大径ドリブンは入りませんが、かなり面倒な加工をして後期駆動系を入れました

宜しくお願い致します。

2017年01月24日 21:48

確認しました!
宜しくお願いします!

No title

2017年01月25日 00:15

やんちゃ親父さま、こんばんは!

UP後期とX・キャノピー後期では
クランクシャフトは違いますね~
純正では品番も違います。
私が聞いた限りでは、
UP用が重く、カウンターウェイトの形状が違う。
よって、UPが一次圧縮が高い。と…
手持ちのクランクやケースで
形状の違いを見比べられませんか?
UPの変態性は断トツです!
覚悟してください! (笑)

こんばんは~

2017年01月25日 23:56

ぇっちんさん

ジャイロはみんな苦労していますよね。
見た目は大して変わらないのに、どれが流用出来て
どれが出来ないのか覚えるだけでも大変です。
初期UPはギア比も低いですからノーマルだとすぐに噴け切ってしまうでしょうね。


T〜〜さん

エンジンを空けたら意外な部分が多かったですよ。


GUCCIさん

今日、バラして確認してみました。
結果はブログでw
おかげでジャイロUPの欠点が見えてきましたよ。