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クランクに負担を掛けない駆動系の調整

2016年 11月19日 03:56 (土)

え~、やっと作業が一息ついたのでブログを書くことにしました。
私のジャイロエンジンもロングクランクに合わせて腰上を調整して載せましたよ。

161119_012247.jpg

本当は詳しく書こうと思ったのですが、ロングクランクに12mmピンの49mmピストン、
ポートタイミング調整に二次圧縮調整なんてマニアックすぎてアクセスが減るんですよね~
だから今回は読者の皆さんが自分で出来る駆動系のセッティングの記事を
後半で書いていきますね。

私のブログは古い記事に成るとパスワードが掛かってしまいます。
一番の理由は当店のお客様と一般の読者さんで待遇を分けることですが、
もう一つの理由にチューニングは進歩し続けていて、考え方がドンドン変わっていくので
出来るだけ新しい記事を参考にしていただきたいからです。

たとえば、old_kpさんのブログでも2010年の記事では「ボアアップはノーマル圧力より
0.5~1.0kg/㎠低く組む」って書いていますが、現在は20kg/㎠弱の高圧縮で組んだり、
高圧縮ヘッドのの開発も始めていますよね。

私も同じで、夏まではチューニング車両のオイルポンプは増量しないで
2stオイルの性能を上げていくことを勧めていました。
でも今は、ホンダのスクーターはチューニングに応じてポンプ加工も
しなければいけないと思います。

それはどんな車両かというと、ハーフアクセル未満で一般道を走行できるぐらいの
チューニングを行ったエンジンについてのみです。
どういうことかというと、下の写真を観てください。

161118_153422.jpg

これはオイルポンプの内部のオイルの噴出量を調整するカムですが、
お結び型をしています。
中心から左側がアイドリングからハーフアクセル未満のオイル量調整、
右側がハーフアクセル以上から全開までのオイル量調整です。
つまり、2段階調整なんですよ。

ハーフアクセル未満ではアイドリングと同量しか2stオイルが供給されていないんです。
だから私のジャイロはハーフアクセル以下でエキスカを起こしてベアリングにも
ダメージがあったんです。

一昔前までのチューニングでは原付でハーフアクセル未満で70km/hは出ませんでしたからね。
それだけ今のチューニングはパワーがあるってことです。

そこで今回はこんなふうにしました。

161118_154843.jpg

この写真で違いが解かるかな~?
アクセル30%~70%ぐらいを無段階で増えていくように加工しました。
なので、アイドリングや全開時のオイル量は変わりませんが、
アクセル開度に応じてオイルの量が増えていきます。

この加工はオイルポンプオーバーホール時にオイルシール交換と同時に
追加料金無しで行いますので、希望があれば言ってくださいね。

ちなみに上の写真は今回オーバーホールで入庫中のAF35ZX後期エンジンの物です。
それでは本題です。
昔は強化ベルトとハイスピードプーリーを入れて駆動系に負担を掛け
結果、クランクを痛めてしまうことが多かったのですが、
現在は大径プーリーを使ってクランクを痛めるケースが多く成ってきましたので
今回はクランクに負担を掛けない駆動系の調整の方法です。

161118_141303.jpg

写真は今入庫中のAF35エンジンですが、ジャイロエンジンも同様です。
とりあえず腰下のオーバーホールが終わったので着いていた駆動系を
そのまま着けてみました。

161118_141451.jpg

セカンダリーのベルトの食い込みですが、ベストな状態です。
これ以上外側だとセンタースプリングによるベルトの挟み込みが甘く成ってしまうし
ケースのくびれ部分に当たってしまいます。

ケースは走行中にベルトが外れないように、そしてベルトが暴れるのを防ぐために
セカンダリーの前方がくびれているんです。

それにしても、ポン付けではここまで外側にくることはまずありません。
ちょっと調べてみましょう。

161118_141820.jpg

ベルトは新品と同じ太さがありますね。
少し走行して丁度、当たりがついた良い状態です。

161118_142335.jpg

なるほど0.5mmロングボスが入ってるんですね。
お客様から話は聞いていませんでしたが、駆動系をみれば気が付きますよ。

161118_143116.jpg

せっかくですから、少し減った17.5mmのベルトと比較しながら見ていきましょう。

161118_142240.jpg161118_143041.jpg

左が18.2mmの新品同様、右が17.5mmの減ったベルトです。
純正プーリー&プーリーボスでは15mm交換ですが、
当店のチューニングプーリー&36.5mmのプーリーボスでは
このくらいの幅で交換時期ですね。
純正の36mmプーリーボスなら17mmまでは問題無く使えます。

ちなみに、私のジャイロは純正のプーリーボスに0.5mmと0.3mmの
シムを入れてありますので36.8mmボスです。
ベルトの幅は17.7mmなので0.3mmシムを抜くか、ベルト交換ですね。

プーリーボスを長くすることでプーリー側のベルトの落とし込みができ
その結果、セカンダリー側のベルトをより外側まで出すことで
より低ギアで発進することが出来ます。

デメリットはキックギアの歯車が着いているプーリーフェイスもその分外側に出ますので
キックギアのクリアランスが狭く成ります。
車両によってはキックが降りなく成ったりしますので、
Lカバー(駆動カバー)を外側に逃がすなど工夫が必要に成る場合があります。

ちなみに私のジャイロは前に記事で書いたように1mmのガスケットを自作して
純正より0.5mm外側に逃がしています。
今回は社外ロンクラを入れたので再調整が必要ですね。

プーリーも確認してみましょう。

161118_143309.jpg

ウエイトローラーにしっかりモリブデンが圧着していて、凄く良い状態です。
透明なので見えませんがローラーガイドにはテフロンコーティングだけが残ります。
この状態に成れば、ウエイトローラーは変摩耗しないでしょう。
セッティング変更でウエイトローラーを変える時には市販のモリブデンドライコートスプレーを
プーリー側に噴いてやればOKです。

昔は、ドライコーティングなんか無かったので鉛筆で滑りを良くしたんです。
鉛筆はグラファイトですからね~
Bの鉛筆でローラーガイドを塗ったのですが、なかなかWRに圧着しないんです。
色鉛筆もいろんな色で試しましたね~
色鉛筆は他の成分が多いのと、べとついて駄目でしたw

なんか、また余計な話しをしてしまいました。
長く成ったので、最大変速側は次回やりますね。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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やんちゃ親父さんの使用気になります

2016年11月19日 09:35

ロングクランクに12mmピンの49mmピストンのポートタイミング調整に二次圧縮調整が、すごく気になります。
私も台湾製2mmロンクラ12mmピンの48mmピストンをポンで付けているだけなので色々と参考にさせて貰えばと思ってました。

後、カギはガレージ松山さんで商品を購入したら教えて貰えるのでしょうか?

Re: やんちゃ親父さんの使用気になります

2016年11月19日 20:54

ジャビットさん、こんばんは~

そうですか、それじゃー次のブログで少し説明しますね。

パスワードですが、ショッピングすると入金確認のメールに
パスワードが表示されるように設定しています。
でも、難しいパスでは無いので皆さん普通に観てますよw

2016年11月19日 21:37

やんちゃ親父さん
駆動系面白いですね(*^^*)

ふと思ったのですが、プーリーの三角地帯に鉛かハンダを流し込む作戦は、有りでしょうか?

なんとなく、左右のバランスが取れそうな気がしまして・・・

酔っ払いの戯言でした。

Re: タイトルなし

2016年11月20日 00:07

きゃのあさん、こんばんは。

死んでも良いなら有ですね。
もし、遠心力で外れたら弾丸と同じ速度で飛び出します。
エンジンカバーのアルミや原付の外装は簡単に突き破りますから
当たったら命に係わります。

昔、クラッチアウターを軽量化するために削って走行したら
中の鉛が飛び出して危うく死にかけた人がいますからね。

私もプライマリーフェイスを重量化したいのですが・・・・・
だから怖くてやってないんですよ~