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長期不動を直したエンジンの不調

2016年 11月16日 01:37 (水)

今日、届くはずのエンジンが来ないので私のジャイロエンジンをチェックしました。
まずは、カーボンリードバルブ!

161115_172303.jpg

装着から350kmほど走行しましたが全然問題無し。
流石、ホンダ純正ですね。耐久性は問題無しです。
何せ、4000円しますから簡単に駄目に成っては困ります。
マロッシのリードバルブは200kmも走れば割れてきて寿命です。
お客様には使わないことをお勧めしています。

真ん中の仕切りを取って拡大したわけですが、純正は必ず2~3枚ですよね。
1枚リードバルブは作動時に暴れるので分かれている訳ですが、
今回は吸気量を重視しました。

実は迷っているんですよ。
今回のクランク入れ替えでこのままいくか、ビッグリードを入れるか。
このまま純正リードバルブ改なら一時圧縮を高く保てるので、
発進時のトルクは太いと思うんです。
ビッグリードなら一時圧縮が下がる分、発進時のトルクが落ちると思われますが
吸気量が増えるので今までよりも高回転が回ると予想されます。

そして、クランクベアリングも外してチェックしてみました。
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音がしているのが判りますか?
エキスカを起こした当時のダメージです。
ジャイロのオイルポンプは2段階でオイルの供給量が変わります。
つまりハーフアクセル以下はアイドリング時と同じ量しか供給されない。

通常、ジャイロはトルクが無いので、渋滞以外はアクセル全開、又は
ハーフアクセル以上で走ることが多いですよね。
ところが今の仕様は日中の国道ならアクセル1/3ぐらいで走れてしまうんです。
だから、ずっとアイドリングと同じ量のオイルで走っていたことに成ります。

エキスカで気が付いてポンプのカムを削ってアクセル1/3でもオイルが増えるように
加工したのですが、それまでのダメージが大きかったです。
新品のベアリングを入れたのが8月?ですから、半年経たずにベアリング交換ですね。
良い勉強に成りましたよ。

さて、本題です。
待っていたエンジンが到着したのが夜8時。
今日中にバラしてオーナーさんにメールしましょう。

初めてエンジンを降ろしたらしく、マフラーもタイヤも付いていましたが問題ありませんよ。
でも、キャブレターの中にガソリン満タンです。
これが荷物が遅れた原因です。

ガソリンが漏れることで車が汚れるのを嫌がるドライバーは多いです。
そして危ないですからね。
配送業者によっては中古エンジンの輸送を断られますが、これが原因です。
トラブルが多いので航空便も禁止に成り、安全にバラしてある
シリンダーやピストンでも法律で飛行機には載せられなく成りました。
出来ればガソリンは抜いてくださいね。

今回のエンジンはAF35ZXの後期エンジンです。
10年前に購入して、事故でフロント周りを破損し、それから約8年野ざらしだったものを
動くように整備したとのことです。
アクセルを戻した時の異音と、6000回転前後での振動が気に成り、
今一つスピードも出ないとのことです。

いつものようにバラして、クランクに触れると良い遊びがあるのが判ります。
これは当たりエンジンですね。
事故前はかなり調子良かったのでは?

クランクの精度を確認すると、駆動系側で7/100~8/100程度。
正確にはバラさないと判りませんが問題の無いクランク精度です。

シリンダーを開け、クランク大腿部のガタを確認するも問題無し。
でも、ピストンのサイドに付いたオイルがざらついています。
不調の原因はこれですね。

水没車両や長期間放置車両はエンジンを掛けようとすれば、水や砂が
クランク室に吸い込まれます。
だから、掃除してからでないと絶対にキックなどしてはいけません。
水や砂が入ればベアリングは当然駄目に成ります。

そうなればケースを開けて全部綺麗にしないと、何度腰上を変えても同じです。
今回は砂が入ってるんですね。
腰下のオーバーホール&ピストンリング交換は必至です。
ギアボックス内のベアリングは問題無いと思いますが、
長期間回していなかったなら、オイルを交換しても金属カスや腐ったオイルは
抜ききれていないので開けて掃除してやった方が良いですね。
事故のダメージが無いとは限らないのでファイナルシャフトベアリングぐらいは
変えておいた方が良いかも知れません。

とりあえず、リードバルブを確認しようとインマニを外すと・・・・・

161115_203337.jpg

んん!何かありますね~

161115_203401.jpg

左側にはネジ、右にも何かありますね~
これがアクセルを戻した時の異音の原因です。
これも、整備してからエンジンを掛けようとすれば、避けられたトラブルです。
長期不動車は1回キックしたら、腰下オーバーホールが
必要に成ってしまう可能性が高いんです。

前回のジャイロエンジンも今回のZXも人的トラブル&破損です。
直すには結構なお金が掛りますから、できれば良く考えてから行動して避けたいところです。

そして、シリンダーを変えたいとのことでマロッシが同梱してきました。
え~、AF35はオーバーホールしてからマロッシを組んでもほぼ焼付きます。
バランスが大きく崩れるからです。

マロッシのシリンダーを10として横ディオの吸気・排気を数字で表すと
それぞれ5と6ってところです。
排気の6に合わせて性能を落としてシリンダー組むと吸気が5ですから
冷却が追い付きません。
吸気の5に合わせれば、問題無いですが性能の半分しか無いので
純正シリンダーの方が速いと思います。

マロッシシリンダーの性能を出したいなら、マフラーとインマニ・キャブ・エアクリを
変える必要があります。
容量があるボアアップ対応マフラーにビッグマニをさらに拡大しないと駄目ですし
キャブは24Φぐらいが欲しいですね。
エアクリは純正でも加工すれば行けると思います。

そして、ハイギアも入れないと走りづらい車両に成ってしまうと思いますよ。
ここまでやると私のジャイロと変わらないパワーが出ます。
選ぶマフラーやハイギアのギア比にもよりますが、経験上100km/hぐらいは
軽く出ると思いますのでブレーキ強化と前後のサスも見直す必要が出てくると思います。

どちらにしてもオーナーさんと相談が必要ですね。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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