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シリンダー

2016年 05月21日 16:04 (土)

頑張って引っ越し始めました。
とは言ってもジャイロで1日5回ほど荷物を運んでるだけですけどね。
しばらくはジャイロでピストン輸送です。
そんな訳でブログの更新もペースが落ちますのでご了承くださいね。

引っ越しが終わればシリンダーやピストンの補修も本格的に始める訳ですが、
スミコーの「ドライコート」と東レの「モリコート」の比較をしたいので
ドライコート3500でコーティングされたシンコーメタルのマロッシを購入しました。

160521_012655.jpg

本当はバリ取り・コーティング済みの普通のマロッシで良かったのですが、
あいにく売り切れでしたので75ccの物を購入しました。
ピストンとシリンダー内部にドライコーティングが施されています。

160521_012758.jpg160521_013037.jpg

よく見ると掃気ポート内部までリューターで整えた跡がありますね。
ここは歯医者さんで使う小型のアングルリューターが無いと出来ない作業です。
ついでに排気ポートも

160521_013148.jpg160521_012844.jpg

綺麗に加工されていますね~
ちなみにフランジ径は箱出しのままの大きさです。
排気ポート内を樽状に加工したいのところですが、
まずはポン付けして状態を確認しないとですね。

注目点はここ!

160521_013349.jpg

ピストンピンです。
マロッシのピストンピンはかなり重いのですが、内部を肉抜きしてあるみたいで
軽量化されていますね。
きっと加工では無く、ワンオフでしょうね。

そして、もう1点はここ!

160521_013448.jpg

エンドベアリングがワイド化されています。
このピストンも横ディオ系のマロッシピストン同様に純正のベアリングでは
両サイドの遊びが大きいんですね。
ディオの時はは両サイドにスペーサーを作って入れましたが、10mmピンのジャイロでは
負担が掛かるのでベアリング自体をワイド化してベアリング自体の強度も上げています。
流石、old_kpさんは細かいところまで考えて手を入れてありますね。

早く取り付けてみたいところですが、現在私のジャイロには12mmピン用の
台湾製ロングクランクが入っているので、純正クランクに入れ替えないと
装着できないんですよ~

それでは本題です。
より快適に走りたい!もう少し速度が出れば良い!ってことでボアアップして
排気量を上げたり、ポート加工やヘッド面研を考えている人は多いと思います。
2stスクーターは専門工具も必要無く、DIY感覚でシリンダーを開けることが出来ますので
ご自身でトライする方も多いですよね。

いざ装着してみると思ったような結果にならないことも多いのが現状です。
社外品のシリンダーキットはガス交換能力が純正よりも劣る物が大半なんです。
シリンダーのガス交換能力は排気・掃気ポートの位置や大きさ、吹き出し角度等で決まります。
理想的なポートとは、燃焼室内部で排気と吸気が混ざらないで、
素早く排気ガスと混合気を入れ替えが出来るポートです。

書くのは簡単ですが、実際は本当に難しいので長年開発してきた純正のシリンダーよりも
良い物は社外品では少ないってことです。
現在手に入るシリンダーは日本の社外メーカーや台湾製、
ヨーロッパの社外メーカー製の物ですね。
でも、使えるのはヨーロッパの社外メーカー製です。
日本のメーカー製も頑張っているとは思いますが、海外のスクーターレースで
結果を残したことは一度も無いでしょ。
結果を見れば一目瞭然です。

ポート加工すれば良いんじゃない?って思う方もいるとは思いますが、
銃声よりも優れたポートにするにはかなりの金額が必要に成りますから、
初めからヨーロッパ製を購入し、使うスタイルに合わせてポートを修正するぐらいの方が
安上がりなんですよ。

幸い、ジャイロやライブディオは、まだメーカーに在庫が有りますので、
新品を買うことが可能です。
ヨーロッパの社外メーカーでは、マロッシやポリーニ、エアサル辺りが手に入ります。

そして、社外メーカーでは純正シリンダーで使われている鉄製と、アルミ製があります。
それぞれ、メリットとデメリットが有るわけですが、アルミ製シリンダーは単純に
上級者向けって考えれば良いでしょう。

鉄製シリンダーのメリットは手を入れ易いってことです。
焼付いてもボーリングやホーニングして傷を消せば再利用出来るし、ポート加工なども
リューターがあれば個人でも手軽に加工出来ます。
デメリットはアルミに比べて放熱性が悪いので焼きつき易いってことですね。

アルミ製のシリンダーはピストンと同じ材質なので、膨張率もほぼ同等ですので、
熱による焼き付きはほとんどありません。
ですが、良いオイルを入れないと油膜切れでの焼き付きや温度管理がシビアです。
ピストンに穴が空いたり、シリンダーヘッドが溶けたりします。

そして修復が困難です。
内部はメッキ処理してありますので、軽いホーニングぐらいは出来ますが、
ボーリングやポート形状の変更も出来ません。
慣らしも鉄製シリンダーよりも慎重に行う必要があります。

次回はポート加工について少し書きますね。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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No title

2016年05月22日 02:25

やんちゃ親父さま、こんばんは!

75マロ欲しいなぁ…
高価で手が出ません。

私のマロッシ、
シリンダーは2回焼き付き、ピストンは新品交換済み。
コーティングが本格化されれば
お願いしようかな。
75補修と迷い中です。

Re: No title

2016年05月22日 11:07

GUCCIさん、こんにちは。

今回の目的はコーティング剤の比較が目的ですが、
75マロのレポートもやりたいと思います。

当然、75マロは68ccよりもパワーが有ると思いますが、
オイルのグレードを上げなければいけないですし、
ピストンの重量増加によるエンジンの振動も大きく成ることが予想されます。
キャブの大きさや燃費も気に成りますよね。

ストリートで使用する場合のメリット・デメリットをブログで発表しますので
それを観てから自分の使用スタイルとマッチした方を選べば良いと思いますよ。