ケースを割らずにクランクの振れを確認する
2016年 01月14日 22:28 (木)
毎日寒いですね~
布団から出るのが嫌なのですが、ジャイロの仕様変更をしたいので
午前中から作業しました。
まずは圧縮調整の為、ヘッドを開けました。

MJ115番で30kmほど走ったところですが、燃調は良いようですね。
そして圧縮調整ですが、ガスケットを抜く前に手持ちのヘッドガスケットの中で
一番薄い銅ガスケットに変えてみましたが、ほとんど変わらない。
予定通り、ガスケット無しにしました。

液ガスを薄く塗って組み付けるわけですが、面出し出来ていなかったり、
ボルトの締めこみが強すぎると圧縮漏れが起きることは前回のブログで書きましたね。

圧縮はぴったり9kg/㎠ですね。
フライプレートも装着して、試乗したいところですが、レストア用エンジンが届きました。
後半はこのエンジンについてです。
布団から出るのが嫌なのですが、ジャイロの仕様変更をしたいので
午前中から作業しました。
まずは圧縮調整の為、ヘッドを開けました。

MJ115番で30kmほど走ったところですが、燃調は良いようですね。
そして圧縮調整ですが、ガスケットを抜く前に手持ちのヘッドガスケットの中で
一番薄い銅ガスケットに変えてみましたが、ほとんど変わらない。
予定通り、ガスケット無しにしました。

液ガスを薄く塗って組み付けるわけですが、面出し出来ていなかったり、
ボルトの締めこみが強すぎると圧縮漏れが起きることは前回のブログで書きましたね。

圧縮はぴったり9kg/㎠ですね。
フライプレートも装着して、試乗したいところですが、レストア用エンジンが届きました。
後半はこのエンジンについてです。
お客様からクランクを取り出さないで曲がりをチェックする方法を教えてって
ことですので、今回はヤフオクで落札したエンジンを使ってクランクをチェックしますね。
まず、エンジンの詳細ですが


業者出しのライブディオZXの前期エンジンです。
12,000円スタートだったのですが、他にも入札者がいたので即決価格で落としました。
送料が2000円弱なので、約16,500円での仕入れですね。
YouTubeに動画が有るので載せておきますね。
う~ん、「気に成る異音なども感じず、アイドリングし吹け上がり好調」とのことですが、
私には好調なエンジンの音には聞こえません。
排気音では無くエンジン音を聞いてくださいね。
皆さんにはどう聞こえますか?
レストアは別に記事を書きますから、今回は詳しくやりません。
クランクの振れの確認は、駆動系を全て外します。
そして下記の画像のように、ファンカバーとシリンダーヘッドのボルトを緩めます。


つまり、ファンを回せばクランクが回りますよね。
圧縮が回転の邪魔に成るのでシリンダーヘッドのボルトを緩めてあげるんです。
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わずかですが、振れているのが分かるでしょうか?
僅かでも目視で分かるようなら、クランクは終了です。
普通の振れは目視では判りません。
見て判るようなら、とんでもなく曲がっていると考えてください。
ダイヤルゲージを持っているなら、シャフトのサイドにセットすれば正確に計れます。
ただ、クランクケースはアルミですので、ダイヤルゲージのマグネットベースが着きません。
鉄製のプレートを取り付けてからセットする必要があります。

こんな感じですね。
ついでなので、ダイヤルゲージの動画も観てください。
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どうですか?とんでもない振れでしょ。
ここまで振れていると、井上ボーリングでも修正不可は確認済みですので、
クランク入れ替え必至です。
実働、好調、異音無しなんて書いてあって、動画まで載せてあってもこんなもんですよ。
前期ZXの純正クランクはホンダの在庫が終了しています。
このエンジンには程度の良い中古クランクをすでに井上ボーリングさんに修正に出してあります。
それを使ってレストア予定です。
ことですので、今回はヤフオクで落札したエンジンを使ってクランクをチェックしますね。
まず、エンジンの詳細ですが


業者出しのライブディオZXの前期エンジンです。
12,000円スタートだったのですが、他にも入札者がいたので即決価格で落としました。
送料が2000円弱なので、約16,500円での仕入れですね。
YouTubeに動画が有るので載せておきますね。
う~ん、「気に成る異音なども感じず、アイドリングし吹け上がり好調」とのことですが、
私には好調なエンジンの音には聞こえません。
排気音では無くエンジン音を聞いてくださいね。
皆さんにはどう聞こえますか?
レストアは別に記事を書きますから、今回は詳しくやりません。
クランクの振れの確認は、駆動系を全て外します。
そして下記の画像のように、ファンカバーとシリンダーヘッドのボルトを緩めます。


つまり、ファンを回せばクランクが回りますよね。
圧縮が回転の邪魔に成るのでシリンダーヘッドのボルトを緩めてあげるんです。
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わずかですが、振れているのが分かるでしょうか?
僅かでも目視で分かるようなら、クランクは終了です。
普通の振れは目視では判りません。
見て判るようなら、とんでもなく曲がっていると考えてください。
ダイヤルゲージを持っているなら、シャフトのサイドにセットすれば正確に計れます。
ただ、クランクケースはアルミですので、ダイヤルゲージのマグネットベースが着きません。
鉄製のプレートを取り付けてからセットする必要があります。

こんな感じですね。
ついでなので、ダイヤルゲージの動画も観てください。
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どうですか?とんでもない振れでしょ。
ここまで振れていると、井上ボーリングでも修正不可は確認済みですので、
クランク入れ替え必至です。
実働、好調、異音無しなんて書いてあって、動画まで載せてあってもこんなもんですよ。
前期ZXの純正クランクはホンダの在庫が終了しています。
このエンジンには程度の良い中古クランクをすでに井上ボーリングさんに修正に出してあります。
それを使ってレストア予定です。
コメントの投稿
エンジンについて
2016年01月15日 18:29
Re: エンジンについて
2016年01月15日 21:36
こんばんは
ピストンの膨張率は肉圧によって変わります。
純正と比べて厚いようなら肉抜きするのも焼き付き対策になります。
その場合、しっかりリブを残さないとピストンの強度も落ちてしまうので注意が必要です。
ピストンの膨張率は肉圧によって変わります。
純正と比べて厚いようなら肉抜きするのも焼き付き対策になります。
その場合、しっかりリブを残さないとピストンの強度も落ちてしまうので注意が必要です。
今日非番だったので、ご指導して頂いた通り
冷間時のクリアランスを9/100で調整し、熱間時のクリアランスを確認したところ3/100でした。この間は、シリンダーの歪みの事ばかり考えてましたが、ピストンの熱膨張を忘れてました。これで組んでみてどうなるかですね。