レストアを考えながらのチューニング
2015年 11月13日 00:05 (金)
まずは大口径プーリー及び、変速拡大加工済みドリブン一式をお待ちのお客様。
待っていたワッシャー類が届きましたので、商品を発送しました。
明日、13日には届きますので宜しくお願いします。
当店のプーリーやドリブンには、変速調整用のシムやワッシャーが付属しています。
車体に組み込み際の注意点を少し書きますね。
まず、当店の95mm大口径プーリーですが、キタコのアルミ製0.5mmのシムが付属しています。
プーリーボスに追加して発進時により低ギアで発進させるために使いますが、
取り付け位置は、メーカー推奨位置には入れません。
メーカー推奨位置に入れると、シムがアルミ製のため、潰れて変速の妨げに成ってしまうからです。


私の推奨は、ランププレートとプーリーボスの間です。
先にプーリー本体にWRとランププレートをセットして、シャフトに差し込んでから
シム、ボスの順番で入れればOKです。
ジャイロの場合は0.5mmのシムを入れても支障がありませんが、ライブディオZXの場合、
キックギアの当たりが強くなることがあります。
その場合は、シムを抜くか、駆動カバーを外側に逃がしてあげてください。
まあ、ZXはパワーがありますから、シム無しでも全然問題無いです。
そして、セルギアが空回りする場合はセルギアにも0.5mmのワッシャーを噛まして
調整してください。
ベルトが減ってきて、ボスタッチすると発進でベルトが滑りますから、
そうなる前にシムは抜いてくださいね。
次に、セカンダリーですが、加工済みのドリブンにはクラッチオフセットワッシャーは
すでに組み込まれています。
クラッチアウターオフセットワッシャーはドリブンをセットして、この位置に入れてくださいね。

ドリブンとアウターの間に入るようにします。
車両によっては、アウターがケースに接触する場合があります。
ZXの場合は、ここ!


5つある突起です。写真でもバリが有るのが分かりますね。
当たる場合にはこれを少し削ればOKです。
プライマリーもセカンダリーも組んだら、いきなりエンジンを掛けずに、
キックをしてカバーに干渉しないかチェックしてくださいね。
それでは本題です。
待っていたワッシャー類が届きましたので、商品を発送しました。
明日、13日には届きますので宜しくお願いします。
当店のプーリーやドリブンには、変速調整用のシムやワッシャーが付属しています。
車体に組み込み際の注意点を少し書きますね。
まず、当店の95mm大口径プーリーですが、キタコのアルミ製0.5mmのシムが付属しています。
プーリーボスに追加して発進時により低ギアで発進させるために使いますが、
取り付け位置は、メーカー推奨位置には入れません。
メーカー推奨位置に入れると、シムがアルミ製のため、潰れて変速の妨げに成ってしまうからです。


私の推奨は、ランププレートとプーリーボスの間です。
先にプーリー本体にWRとランププレートをセットして、シャフトに差し込んでから
シム、ボスの順番で入れればOKです。
ジャイロの場合は0.5mmのシムを入れても支障がありませんが、ライブディオZXの場合、
キックギアの当たりが強くなることがあります。
その場合は、シムを抜くか、駆動カバーを外側に逃がしてあげてください。
まあ、ZXはパワーがありますから、シム無しでも全然問題無いです。
そして、セルギアが空回りする場合はセルギアにも0.5mmのワッシャーを噛まして
調整してください。
ベルトが減ってきて、ボスタッチすると発進でベルトが滑りますから、
そうなる前にシムは抜いてくださいね。
次に、セカンダリーですが、加工済みのドリブンにはクラッチオフセットワッシャーは
すでに組み込まれています。
クラッチアウターオフセットワッシャーはドリブンをセットして、この位置に入れてくださいね。

ドリブンとアウターの間に入るようにします。
車両によっては、アウターがケースに接触する場合があります。
ZXの場合は、ここ!


5つある突起です。写真でもバリが有るのが分かりますね。
当たる場合にはこれを少し削ればOKです。
プライマリーもセカンダリーも組んだら、いきなりエンジンを掛けずに、
キックをしてカバーに干渉しないかチェックしてくださいね。
それでは本題です。
2stスクーターは、ご存じのように新車の販売はありません。
新しい車両でも10年ほど経っている。
中には25年も前の車両をチューニングすることに成ります。
当然、パワーも落ちていますから昔のパワーを取り戻しながら
チューニングしていく必要があるわけです。
昔のように、パーツを買ってきて取り付けるチューニングでは速く成るどころか、
寿命を縮めるだけになってしまいます。
そこで、自分の愛車のウィークポイントを探し、カバーしながらチューニングを行うのに
必要な工具を揃える必要が出てきます。
チューニングをする前に揃えて頂きたいパーツとしてタコメーター!
安いのでも構いませんので、必ず買ってください。
ノーマル車両で8000rpm回らなければ、腰下や腰上をオーバーホールする必要が出てきます。
リミッターに当たらないエンジンに社外CDIを入れても意味がありませんよね。
無駄なパーツを買わなくて済むっていうメリットもあります。
また、駆動系のセッティングでは1/3程度の時間で済みますし、
パワーバンドの把握などにも役立ちます。
もちろん、体感で回転数が分かる人は必要ありませんが、
そのレベルの人は私のブログは不要ですからね。
ついでなので、ノーマルで8000rpm回らない場合、何からチェックすれば良いのか?
これは、排気系から順番に手前に向けてチェックします。
エンジンが掛からない時には、逆に吸気系側から順にするんですが、
今回は割愛します。
まず、マフラーの出口です。
正常な車両では、排気口から30cm離れた場所でも手をかざすと、
しっかり排圧を感じられます。
ノーマルマフラーなら排気口は下を向いていますから、
地面まで排圧がしっかり届くはずです。
マフラーが駄目なら、掃除を考えずに買った方が良いですね。
焼いても触媒は、すぐに抜けが悪くなりますし、社外の安いのがありますから。
マフラーが問題無いなら、次は腰上です。
シリンダーを外して、ピストンのリング下に排気漏れが無いか確認です。
リング下が黒く成っていたらリング交換です。
シリンダーは排気ポートにカーボンが蓄積していないかチェックします。
もちろん、溜まっていたら綺麗にしてから元に戻します。
マフラーと腰上が大丈夫なら、Vベルトを外して回転数をチェックします。
正常なら負荷が無いので、リミッターが効いていても8000rpm以上、
リミッタが無ければ10000rpm以上回るはずです。
回らなければ、腰下のオーバーホールが必要ですね。
異音が有る場合も同様です。
正常に回る場合は、駆動系とギアボックス内のどちらかと言うことですね。
6000rpm程度回る場合は、キャブレターなどの吸気系や点火系は
まず大丈夫なんです。(症状によっては例外も有り)
たとえば、キャブレターのジェット類の詰まりですが、MJとSJを比べると
SJの方が穴が小さいんです。
MJが詰まるようなら、先にSJが詰まっているはずですから、
アイドリングしない。
エンジンが、回る回らないの話し以前の問題なはずですよね。
点火系も同様。
たまに、高回転時の点火が不安定に成るCDIのトラブルもありますが、
それも、バッテリーが弱くなってレクチ(レギュレーター)が駄目に成るなど、
複合的な要素が原因ですのでメンテ不足。
チューニング以前の問題です。
話しを戻すと、腰下まで大丈夫なら、駆動系をリフレッシュして、
8000rpm回らなければ、ギアボックス内のオーバーホールが必要ってことです。
タコメーターがあるだけで、どこをレストアすれば良いかが分かりますね。
マフラーが悪かったら、スポーツマフラーやチャンバーを考える。
腰上が悪かったら、ポート加工やボアアップを考える。
腰下が悪ければ、オーバーホールやロングクランクを考える。
って感じで、レストアしながらチューニングする。
これが、今の古い車両のチューニング方法な訳です。
他にも、お勧めしたいパーツはありますが、今回はチューニングする前に
タコメーターを買う。
これは必需品です。(私の所では販売していませんよ)
新しい車両でも10年ほど経っている。
中には25年も前の車両をチューニングすることに成ります。
当然、パワーも落ちていますから昔のパワーを取り戻しながら
チューニングしていく必要があるわけです。
昔のように、パーツを買ってきて取り付けるチューニングでは速く成るどころか、
寿命を縮めるだけになってしまいます。
そこで、自分の愛車のウィークポイントを探し、カバーしながらチューニングを行うのに
必要な工具を揃える必要が出てきます。
チューニングをする前に揃えて頂きたいパーツとしてタコメーター!
安いのでも構いませんので、必ず買ってください。
ノーマル車両で8000rpm回らなければ、腰下や腰上をオーバーホールする必要が出てきます。
リミッターに当たらないエンジンに社外CDIを入れても意味がありませんよね。
無駄なパーツを買わなくて済むっていうメリットもあります。
また、駆動系のセッティングでは1/3程度の時間で済みますし、
パワーバンドの把握などにも役立ちます。
もちろん、体感で回転数が分かる人は必要ありませんが、
そのレベルの人は私のブログは不要ですからね。
ついでなので、ノーマルで8000rpm回らない場合、何からチェックすれば良いのか?
これは、排気系から順番に手前に向けてチェックします。
エンジンが掛からない時には、逆に吸気系側から順にするんですが、
今回は割愛します。
まず、マフラーの出口です。
正常な車両では、排気口から30cm離れた場所でも手をかざすと、
しっかり排圧を感じられます。
ノーマルマフラーなら排気口は下を向いていますから、
地面まで排圧がしっかり届くはずです。
マフラーが駄目なら、掃除を考えずに買った方が良いですね。
焼いても触媒は、すぐに抜けが悪くなりますし、社外の安いのがありますから。
マフラーが問題無いなら、次は腰上です。
シリンダーを外して、ピストンのリング下に排気漏れが無いか確認です。
リング下が黒く成っていたらリング交換です。
シリンダーは排気ポートにカーボンが蓄積していないかチェックします。
もちろん、溜まっていたら綺麗にしてから元に戻します。
マフラーと腰上が大丈夫なら、Vベルトを外して回転数をチェックします。
正常なら負荷が無いので、リミッターが効いていても8000rpm以上、
リミッタが無ければ10000rpm以上回るはずです。
回らなければ、腰下のオーバーホールが必要ですね。
異音が有る場合も同様です。
正常に回る場合は、駆動系とギアボックス内のどちらかと言うことですね。
6000rpm程度回る場合は、キャブレターなどの吸気系や点火系は
まず大丈夫なんです。(症状によっては例外も有り)
たとえば、キャブレターのジェット類の詰まりですが、MJとSJを比べると
SJの方が穴が小さいんです。
MJが詰まるようなら、先にSJが詰まっているはずですから、
アイドリングしない。
エンジンが、回る回らないの話し以前の問題なはずですよね。
点火系も同様。
たまに、高回転時の点火が不安定に成るCDIのトラブルもありますが、
それも、バッテリーが弱くなってレクチ(レギュレーター)が駄目に成るなど、
複合的な要素が原因ですのでメンテ不足。
チューニング以前の問題です。
話しを戻すと、腰下まで大丈夫なら、駆動系をリフレッシュして、
8000rpm回らなければ、ギアボックス内のオーバーホールが必要ってことです。
タコメーターがあるだけで、どこをレストアすれば良いかが分かりますね。
マフラーが悪かったら、スポーツマフラーやチャンバーを考える。
腰上が悪かったら、ポート加工やボアアップを考える。
腰下が悪ければ、オーバーホールやロングクランクを考える。
って感じで、レストアしながらチューニングする。
これが、今の古い車両のチューニング方法な訳です。
他にも、お勧めしたいパーツはありますが、今回はチューニングする前に
タコメーターを買う。
これは必需品です。(私の所では販売していませんよ)