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ライブディオZXのクランク修正

2015年 10月25日 18:04 (日)

本屋に行ったら、年賀状製作の本が、大量に積まれていました。
もう、そんな季節に成ったんですね。
日中は暖かいのですが、朝夕は冷え込みます。
通勤でバイクに乗る人は、風邪をひかないように注意してくださいね。

今日は、初心者講座はお休みして、すぐに本題に入ります。
ライブディオZXのクランクって、シャフトが振れているケースが約90%です。
自分の車両は大丈夫だと思っている人も多いのですが、計ってみると
規定値以上に振れていることがほとんどです。

原因の詳細は、非公開情報なので一般記事では書けませんが、駆動系への負担です。
(限定記事では公開しています)
クランクベアリングの寿命が短いと言われるホンダ系ですが、この原因もクランクの振れと
まったく一緒だと思われます。

見分け方は簡単で、過去に
  • 社外プーリを使っていた。
  • 強化ベルトを使っていた。
  • 強化センタースプリングを使っていた。
これに2つ以上当てはまっていれば、規定値を超えて振れていると考えて良さそうです。
当て嵌まるのが1つでも、社外CDIを入れている車両はクランクが振れている可能性は高いですね。

今までは、クランクシャフトが規定値以上振れている場合、エンジンのレストアや
オーバーホールでは、新品のクランクシャフトを使っていました。
理由は、修正に出す半額程度で精度の良い台湾クランクが手に入るからです。

台湾クランクの欠点は、クランクウエイトの重さが純正より軽く、バランスの関係で
振動が出てしまうことでした。
それでも、振れているクランクを使うより、調子は間違いなく良いし、
私の所で入れた台湾クランクで不満が出たエンジンは今のところ一台もありません。

ところが、他店ではクランクを修正して組んでくれるところも多いですよね。
それで、本当にZXのクランクは修正して精度は出るのか?強度や耐久性は?
そんな疑問もあったので、今回は内燃機屋では超有名な井上ボーリングさんに
修正芯出し、ピン溶接までお願いしてみたんです。

井上ボーリングさんは、HRCのシリンダーを作っていたことでも知られ、
日本では一番有名な内燃機屋さんです。
強度は上がるが、普通なら曲がってしまう可能性が高いクランクピンの溶接まで行う
腕の良い職人さんが揃っています。

今回、お願いしたクランクは2本で、ZXの前期と中期クランクです。
前期クランクは、お客様からオーバーホールを依頼されたエンジンの物で、
規定値を少しオーバーして振れていました。
中期のクランクは、ブログで紹介している「ライブディオZXチューニングベースエンジンの製作」、
ライブディオZXチューニングベースエンジンの製作 2」で取り上げたエンジンのクランクです。

151024_204029.jpg

これが、戻って来たクランクですが、見た目じゃ~前期、中期の区別も分かりませんよね。

151024_204109.jpg

ピン溶接の跡は凄く綺麗で丁寧でした。
それでは早速、精度を計ってみましょう。

まずは前期から
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済みません!
片手で撮影、片手で測定なので、Vブロックがズレまくりで、判りづらいですよね。
卓上での簡易計測なので、雰囲気だけ判っていただければ良いです。
しっかり手で押さえて測定したら、駆動系側が2/100、フライホイール側が1/100の
針の振れです。
新品同様の精度です。

問題は中期のクランクです。
修正前の状態は、エンジンに装着してある状態と外した後の卓上簡易計測を
動画で撮って「ライブディオZXチューニングベースエンジンの製作」、
ライブディオZXチューニングベースエンジンの製作 2」で紹介していますので
観ておいてください。

このクランクの振れは、駆動系、エンジン共にフルチューンした結果曲がったものですね。
駆動系チューニングだけでは、まずここまで振れないと思います。
でも、卓上計測で25/100~30/100振れるクランクは珍しくないんです。

そして、修正されて戻って来たクランクはこんな感じ。
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針の振れはクランク側は6/100、フライホイール側は9/100です。
クランク精度は針の振れの1/2ですから、3/100mm、4.5/100mmで規定値ギリギリです。

ZXの大きく歪んだクランクは、専門のプロでも規定値内に収めるのがやっと。
クランクが納期に間に合わなかったのも、このクランクの修正に難儀していたのでは???
どちらにしても、私を含めクランク修正の素人が手を出せるもんじゃ無いってことです。
もちろん私も、歪みを直す理論は知っていますし、出来ないことは無いと思いますが、
耐久性や精度を考えれば、プロに任すのが一番です。
それでも、この程度の芯出ししか出来ないのであれば、
今後は出来るだけ新品を使いたいですね。

そして、問題はエンジンに装着した時の振れです。
ケースに入れてみて、どのくらいの振れに成るかですが、
ハッキリ言って自信無いですね。
明日、クランクを入れてみてからお客様と相談したいと思います。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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ガスケット

2015年10月26日 10:33

やんちゃ親父さん、こんにちは!
土日は、時間がとれず載せ替えられませんでした。
ガスケットですが、KNさんから、47mmのDio用で、0.8,0.5,0.3,0.2mmの4枚セットが、1,000円程度でありましたのでこれをゲットしておきました。
いつも、いきなりやって失敗するので仮組みしてみたら、マフラー固定するボルトがマロッシ付属の物では上手く締まらず、純正を流用しました。他にも、インマニを加工したり、プーリーを磨いたり、下準備を進めています。
インマニ加工はあとちょっと形を整えようとしたら穴が開いちゃってパテで埋めました。
ゴム砥石って本当に綺麗になりますね!ゴルフクラブまで磨いてしまったんで消耗量がハンパないです…

加速不良の原因

2015年10月26日 14:38

やんちゃ親父さん、ろぷろすさん、こんにちは!

先日、加速不良の相談をさせていただきました者です。

昨日、やんちゃ親父さんのご指摘通りマフラーを交換してみました。NHRCマフラーです。すると、中速域での回転の落ち込みがかなり改善され、最高速も68km/hまで出るようになりました!

ですが、まだ若干のもたつきがあったため、ろぷろすさんのアドバイス通り、駆動系の冷めない内にセカンダリの点検やプーリーの交換をしました。

セカンダリには特に異常が認められなかったため、まずは横綱装着時と同じWR25.5gです。タコメーターはまだ着けてないのでフィーリングだより…ですがエンジン回転がブンブン回り、軽すぎる感じ。

次に、横綱に元々着いていた36gにしたら低速から高速まできれいに加速するようになりました。

まだ軽いフィーリングで最高速も65km/h止まりなので、また時間がとれるときに煮詰めていきたいと思います。

とりあえずは後ろからの熱い視線が気にならなくなったので一安心です。この場をお借りして…やんちゃ親父さん、ろぷろすさん、アドバイスありがとうございました。

Re: ガスケット

2015年10月27日 00:18


ロードさん、こんばんは~

楽しみですね~

インマニ広げすぎると流速遅くなるので、やり過ぎないでくださいね。

ゴム砥石は、すぐ無くなりますからね。
減りの遅い物が無いか探してるんですよ。

Re: 加速不良の原因

2015年10月27日 00:26

キャノバラさん、こんばんは~

良くなって何よりです。
キャノピーで65km/h出るなら調子良いですね。

WRはもう少し重くしても良さそうですね。
マロッシシリンダーのキャノピーで42gでした。

たしか、セカンダリーは加工したんですよね。
クラッチやアウターに当たって変速できないのであれば、
オフセットワッシャーも入れないと、プーリーも最大変速出来ていないかもです。

またいつでも相談してくださいね。