FC2ブログ

03月 « 2021年04月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 05月

ライブディオZX用のプーリー

2015年 10月15日 22:02 (木)

東京では寒かったようですね。 松山では、良い天気!
汗だくで作業していました。

今日は、井上ボーリングに出しているクランクの納期でしたが、届かな~い。
おかげで予定が狂ってしまいましたよ。

スクーターは、ガソリンを爆発させてパワーを得るエンジンを動力元に走行する乗り物です。
実は、このエンジンは非効率な原動機なんです。

原付2stスクーターがガソリンを爆発させて出来るエネルギーはどのくらいだと思いますか?
6馬力?7馬力? 違います。

エンジンで作られるエネルギー自体を、全て動力に変えられれば、
20~30馬力ぐらいあるんです。
でも、作られたエネルギーの7~8割は熱として逃げてしまうんです。
残った2~3割のエネルギーが動力として使える分です。

その貴重な2~3割のパワーをいかにロス無く後輪に伝えるかが、
ストリートでの駆動系チューニングのキモの部分です。

クランクの回転は直接プライマリープーリーを回します。
つまり、プーリーの回転 = エンジンの動力エネルギー
ですので、プーリーはエンジンの出力の100%で回しています。

プライマリーで100%あるエネルギーを出来るだけ減らさないでセカンダリーを
動かせば効率的ですよね。
実際に純正では、70%ぐらいではないでしょうか?
これを5%でも、10%でも多くセカンダリーに伝えること、
これがストリートの駆動系チューニングです。

じゃ~30%は何処に行くのか?
エンジンと同じで熱として逃げていってしまうんです。

駆動系で熱ダレで悩んでいる人は、ストリートチューニングの方向性が間違っているんですね。
純正より熱を出さなければ、高効率で速いチューニングになるはずですよね。
駆動系の熱は何処で発生するのか?どうやって発熱を抑えるか?
宿題です!考えてみてくださいね。

それでは本題です。
ライブディオZXにはCDIで点火系リミッターが掛けられていることは、皆さん知っていると思います。
ところが駆動系にも、ちょっとした細工がされており、当店の大口径プーリーでも、
最高速が数km/hほど落ちてしまうことが、卓上の試験で分かっていました。

ライブディオとZXのドライブフェイス (2)

これはZXのドライブフェイスです。
ライブディオやジャイロには無い、この段差が有るために最大変速が変わってくるんです。
この段差は、たった0.3mmです。
プーリーを合わせてみるとこんな感じです。

151016_183637.jpg

分かりますか?たかが0.3mmですが、この0.3mmの隙間をを埋めるために
今までは苦労していました。(旋盤があれば難しくないんですけどね)
そして、最終的にこうなりました。

151016_183422.jpg151016_183402.jpg

左が加工前、右が加工後です。
プーリーのフェイスには手を入れず、最小限の加工です。

ベルトを合わせるとこんな感じ

151016_232218.jpg151016_232418.jpg

左が加工前の最大変速、右が加工後の最大変速です。
0.3mmを埋めただけで、ベルトは1mmぐらい外側まで回ります。
これで、テストコースの上りでも80km/h出るはずです。

今回は実車テストはしませんよ。
今までも、卓上検証したデータは全て実車テストで立証していますから、
必要ありませんね。

ジャイロではこの加工は必要ありません。
今日は朝からプーリー加工していましたが、1日2個は出来ないですね。
たいした加工じゃないんですが、手作業って時間が掛かりますね。
old_kpさんにモリブデンコーティングを教えてもらおうかな~

他の箇所の加工については、限定記事を参照してくださいね。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

コメントの投稿

非公開コメント

駆動系の発熱

2015年10月19日 12:40

はプライマリとセカンダリのベルト接触部の摩擦、クラッチシューとアウターの摩擦が大部分ではないでしょうか。それと、微々たるはWRの転がりやトルクカムの上下、スライダーの回転摩擦だと思います。

現在タイムリーに熱ダレに困ってます!一回最高速度を出したあと減速してしまうと乗っている間はもうその速度が出ません。再加速も重いWRを入れたような感じです。

スムーズに車の流れに乗れて60km/h巡行可のストリート使用が目的なのですが、早く答えを知りたいです笑

今は元々着いていた横綱プリンなので、本格的に大口径プーリーが届き、チューニングができるのを楽しみにしております!

もしかしたら……

2015年10月19日 19:00

こん**は

駆動系の熱ダレは国道メインで片道20キロを6~70キロキープで通勤に使用している身にとっては結構切実な問題ですね。
タイミングが良いとほぼノンストップですしw

今はセンタースプリングはジャイロ物を使っていて、熱ダレが起きる前に会社に着いています。

松原さん、はじめまして。
このブログに時々お邪魔させてもらっているろぷろすともうします。

私も過去に走行中に最高速が出なくなってしまうという症状に悩まされたことがあり、原因を追求したら『プーリーとプーリーボスの滑りが悪く、プーリーが最大変速していなかった』という事が有りました。

駆動系が正常であれば、強化センタースプリングでも入れていない限り直ぐに熱ダレするとは考えにくいので、駆動系の点検をしてみてはいかがでしょうか?

その際に駆動系が冷えている時ではなく、走行直後の熱を持っている時にしてください。
私のケースでは冷えている時は問題は無くて、走行してプーリーとプーリーボスの当たり面の汚れが熱を持ったときに粘性が出て動きが悪くなったので。

参考になるか分かりませんが……。

加速不良の原因

2015年10月19日 21:15

こんーーは

ろぷろすさん、はじめまして。アドバイスありがとうございます!

駆動系が熱をもっているときに点検するというのは初耳で、冷えた時にばかりいじくってました。

今日も仕事帰りにコメント通りの症状が出て、後続車から次々煽られてやきもきしてました。(最高速60km/hちょいで、後は50km/hがやっとくらい)

WRをもう少し軽くしたらパワーバンド内で加速して、最高速も伸びるのでしょうが…横綱プーのままベストチューニングしても、大口径加工プーリーが届いた際のリセットを嫌い我慢してます(笑)

センスプがMRF80でWR25.5gとすでにかなり軽いので、これ以上軽くするよりMRF84か純正に戻すべきなのか妄想中です!

Re: 加速不良の原因

2015年10月19日 21:56

松原さん、ろぷろすさん、こんばんは~

う~ん、何でしょうね~
情報が少ないので原因の特定は難しいですね。
現車を診れないのはネットのもどかしさです。
駆動系なのか?エンジンなのか?

マフラーの抜けが悪くなってきている時にも起こりますし、
駆動系も考えられます。

横綱は分からないのですが、WR25.5gは軽すぎるような気がしますので、
セカンダリーの動きが悪いのかも。

ギク…

2015年10月20日 14:11

やんちゃ親父さん

こんーーわ、松原です。
実はマフラーだけまだ交換していないんです!

やはり怪しいですかね〜マフラー。

不動の商用キャノのP型(当然のように青いオイルが入ってまして、今はヤマハの赤缶です)に着いてたマフラーをエンドパイプだけ清掃してそのまま使ってます。エキパイは太いのに交換しました。

他にはブログを参考に、ノマシリ排気ポート拡大加工(横に0.5mmずつ拡げました)をしたり、規制前の前期ディオキャブ拡大加工、インマニやリードバルブ、純正エアクリの穴拡大加工、PJの設置をしたりです。

今は慣らし中なので、圧縮6kgで組んで燃調も濃いめに合わせてあります。

WRが軽めなのは横綱の特性かと思ってましたが、大口径加工プーリーを取付ける前に駆動系の点検と合わせてマフラーも見直してみます。

またお邪魔させていただきますね!

Re: ギク…

2015年10月20日 21:55

断定は出来ませんが、怪しいですね。
抜けが悪くなってくると、高回転から徐々に回らなくなってきます。

エンジンは回っているのに、速度が出ない場合は駆動系、
回らないなら、エンジンをトータルで確認するべきですね。

こんな時もタコメーターがあれば判断材料の一つになるんです。