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ジャイロの仕様&セッティング

2015年 09月30日 18:28 (水)

東京に住んでいた時には釣りに行くのは年に1~2回でしたが、
愛媛に来たら、週一ペースになっています。

今回の釣果はこんな感じ

150929_111540.jpg

これ以外に、逃げられたのが2匹います。
50cmまでは、釣り上げるのは難しくないんです。
問題はそれ以上のサイズです。

今回逃げられたうちの1匹は釣り針を歯で折っていきました。
実は最近、ハリ外れが多いので今回から針を変えたんです。

150930_161351.jpg

太軸で丈夫なはずですが、デカいのは簡単に折っていきます。
やっぱり、が○かつじゃないと駄目なのかなぁ~

もう1匹は、リールを壊して逃げました。
安いリールを腕でカバーすれば・・・・なんて考えていましたが、駄目ですね。
限界を感じて直さないで新しいのを購入しました。
届いたらリベンジです。

2stの話題に戻ります。
今回、お客様の依頼でチューニング中のエンジンですが、ネジが途中で折れていました。
20年前の車両ですから、ボルトも経年劣化があるので、ボルトを折ることもあると思います。
今回は折れたボルトの取り方を教えますね。

150930_130821.jpg

折れたボルト外しを使うのですが、説明書にはポンチでセンターを決めて、
ドリルで下穴を空けてから、ボルト抜きを使うって記載されていますが、
そんな簡単にいかないんです。

ポンチでセンターを打つには、かなりの力でハンマーを打たなければいけません。
しかも、ケースはアルミですから割れる可能性があるんです。
そこで、これ!

150930_132221.jpg

リューターにダイヤモンドピットを着けてネジのセンターを削るんです。
そうすれば、ケースを割ったりすることはありませんよね。
この後は、説明書通りです。

150930_133258.jpg

はい、取れました。
ボルト外しは300円ぐらいで、タップハンドルを使用して使います。
難しいのは、ネジの中央に穴を空けることですが、工夫すれば簡単ですね。

それでは本題です。
マロッシのシリンダーを着けた私のジャイロXですが、慣らしも終わり
キャブセッティングも終了したので、今回は仕様とセッティングの詳細を紹介したいと思います。

今回のチューニングの目的は、街乗り用に中低速重視で、ストップ&ゴーと
60km/hでの快適な巡航です。
最高速は70km/h強と控え目になりますが、60km/hまでの加速を重視したチューニングですね。

車両はジャイロX後期。
それまでの仕様は、純正シリンダーをポート加工、点火タイミングを4度進角して、
パワーを上げて、高回転でオーバーレブ特性を持たせました。
太いエキパイと台湾マフラーで抜けを良くして、吸気は純正のインマニとリードバルブを
加工してバランスを取り、キャブレターは前期ディオキャブ、エアクリーナーは
パイプ追加で高回転時の吸気量を確保していました。
駆動系は、シンコーメタルのステージⅤ、純正ベルト、セカンダリー落とし込み加工して
変速幅を増やしました。
センタースプリングには柔バネを使い少ないパワーでも最大変速するように
セッティングしました。

ジャイロは新車でも5馬力しかパワーが無いので、エンジンチューニングでパワーを
上げないと大口径プーリーは最大変速させられないんです。
ステージⅤもマロッシシリンダーの為に作られたプーリーですので、ノーマルエンジンに
ポン付けだと柔バネと組み合わせても変速させるのは難しいんですよ。

この仕様で、最高速度メーター読みで80km/h、実測75km/hまで出ていましたが、
そこは50cc5馬力のジャイロですから、エンジンチューニングを行っても
出足や加速は2st2輪スクーター並みでした。

この時のセッティングは、圧縮圧力9kg/㎠で、SJ42番、MJ100番、PJ45番でした。
今回の仕様は、上記にターボフィルターを追加、プラグをハイブリッドプラグに変更して
圧縮圧力9.5kg/㎠で、SJ40番、MJ115番、PJ48番、ニードル上から2段目のセッティングです。

ターボフィルターの変化は大きいですね。
MJを5~10番上げないと焼き付きリスクがあります。
ノーマル車やライトチューニング車は細めタイプがお勧めです。
普通タイプだと、流速が遅くなり、低速でボコつきます。
なので、ニードルを1段下げた訳ですが、ニードルは1段下げただけで、
ガスはかなり薄くなります。
出来ればニードルを下げないで済むセッティングがシリンダーを焼かない秘訣です。

ボアアップすると、キャブレターの流速は上がります。
なので、SJは42番から40番に下がった訳です。
数字が上がる = ガスが濃くなる訳ですが、それはあくまでも流速が同じ場合です。
キャブを通る流速が上がれば、ガスを吸い上げる力は大きくなりますので、
同じ42番ではカブってしまいました。
そこで40番に落とした訳です。

MJはノーマルのスポンジなら102~105番がベストだったでしょう。
なので、慣らしでは濃い目の110番を着けていた訳ですが、
ターボフィルターを入れたらベストは108~110番です。
ですが、圧縮圧力9.5kg/㎠はかなり高圧縮で、このセッティングではオーバーヒートで
ピストンが膨張し、焼付く恐れがあります。
そこで、MJは115番にして、濃い目の吸気でピストンを裏側から冷やし、
カブらないようにハイブリッドプラグを入れるってセッティングです。
これで高圧縮でもオーバーヒートを防げます。

PJは48で暫定ですが、これで丁度良いのでは?って感じです。
(実は全開でのテストが完全では無いので暫定です)

今回は高圧縮でトルク重視ですから、駆動系は一切変更無しです。
本当なら、点火時期が少し早いので純正に戻したいのですが、
面倒なのでやってないんです。

最高速重視なら、圧縮を9kg/㎠に落として、駆動系もWRを重くするなどのセッティングを
するって感じですが、今回の仕様では圧縮を上げてあるので最高速は5~10kg/hほど
落ちています。

ボアアップすると最高速は伸びると思っている人は間違いです。
ピストンが重くなるのでポンピングロスが増えて最高速は落ちるんです。
ボアアップして最高速を上げるなら、ギア比を変える必要があるんですよ。

圧縮圧力も上げるとトルクは上がり加速は良くなりますが、
高回転は回らなくなります。

じゃ~他には最高速を伸ばす方法は無いの?ってことですが、
チャンバーを入れれば、高回転をノーマルシリンダー以上に伸ばすことは
可能です。

私のジャイロも今の仕様では、完成ですが、リバイブを入れる予定もありますので、
その時には、低速から高速まで全体を伸ばすチューニングを紹介したいと思います。

まとめるとチューニングする際には、仕様を考えてチューニング&セッティングを
する必要があるってことです。

そして、人のキャブセッティングや、WRの重さはあてになりませんよ。
圧縮圧力やエアクリーナー1つでも、これだけ番手が変わるんですから、セッティングは
自分で詰めていくしかないんです。

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

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非公開コメント

2015年09月30日 22:35

ニードルは1段上げるとガスが薄くなる様な気がしましたが…

Re: タイトルなし

2015年09月30日 23:33

「ニードル上から2段目」ですから、ニードル自体はは下がります。
ですので、ガスを薄くする方向にセッティングしたので合っていますが、何か問題がありますか?

文章が分かりづらくてすみません。

出来れば名無しでは無くて、ハンドルネームぐらい頂けたら幸いです。

No title

2015年10月02日 12:25

こんにちは。

私はこないだBW’S100のクランク、シリンダー、ピストン交換をしました。
思った通り抱き付いてました。
吸気側だけ傷が入っていたので、キャブセッティングが薄かったのが原因だったようです。
現在慣らし中ですが、今回は特に気を遣って通勤時にゆっくり走れるルートに変更し、燃調もオーバーホール前よりメイン、スロー共に10番上げてあります。
スローは濃過ぎのようで発進時カブって煙吐きまくりで中々前に進みませんが、気にしてません(笑)
プラグも8番に落として、少しでもカブりを少なく出来るようにしました。

ふと思ったんですが、プラグ番手を下げて燃調を濃くして冷却するセッティングで、プラグ番手を下げた事によるピストン穴開きの危険性は出てきますか?

Re: No title

2015年10月02日 19:00

神田さん、こんにちは。

吸気側の焼き付きってことは、燃調が薄いか、シリンダーやピストンの
精度が悪いかどちらかですね~

スロー10番は、そりゃ濃いですよ(笑)

カブリ防止にプラグの番手を下げるなら、思い切って6番ぐらいまで下げた方が
効果がハッキリしますよ。

> ふと思ったんですが、プラグ番手を下げて燃調を濃くして冷却するセッティングで、プラグ番手を下げた事によるピストン穴開きの危険性は出てきますか?

4stはプラグの番手を下げたことで燃焼室の温度が上がり、ピストンに穴が空くことがあります。
4stの吸気は燃焼室上部からですからピストンを直接冷やせないですからね。

2stの場合、ピストンの裏側は一時圧縮時に、上部は吸気で冷やされます。
燃調を濃くすることで、ピストンをより冷やす効果が見込めるので、
ピストンに穴が空いたり、溶けたりすることを防止できます。

4stはプラグからの冷却も考えてセッティングする必要がありますが、
2stは、燃調に合わせてプラグを選べば大丈夫ですよ。
燃調が薄いとプラグの番手が低くてピストンに穴が空く前に、焼き付きの方が先に成りますから。、

No title

2015年10月02日 22:13

お返事ありがとうございます。

もう何回もセッティングミスで抱き付いてるんでかなりの安全マージンで10番上げです(笑)
原因は、BW’Sのノーマルキャブは、ニードル段数でかなり燃費が変わるため、燃費重視にしてしまった為に薄すぎて抱き付きました。
戻し焼きってやつですね~。
プラグの件、標準が7番なので、とりあえず標準も試してみます。