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ライブディオZXチューニングベースエンジンの製作

2015年 09月19日 22:40 (土)

今日は、長く成りそうなので前置き無しで行きます。

オークション詳細

ヤフオクで落札したZXの中期エンジンがやっと届きました。
まあ、オークションですから、「いかに騙して売るか」なので、売り手のコメントと
実際の商品はどれだけ違うか?これをテーマにエンジンをバラしながら
見ていきたいと思います。

まずは出品者の商品説明ですが、原文を直接貼っちゃいますね。

ベースエンジンの商品説明

150919_115346.jpg

さて、細かく見ていきましょう。
まず、エンジン番号の確認です。

150919_115433.jpg

AF34E-348****ですから間違いなく中期エンジンです。

オイルポンプ新品交換って書いてありましたね。

150919_115456.jpg

結構汚れが粉を噴いたようになっています。
工場の隅などに置かれていたのでしょう。
新品部品の汚れかたで保存状態が解りますね。

150919_120049.jpg
150919_120121.jpg

エンジンハンガーのブッシュも、サスペンションブッシュも傷みきっていますね。

150919_120326.jpg

Lケース下部のネジが1本ありません。
まあ、予備があるので問題無いです。

外観から解るのはこのぐらいなので、開けてみましょう。
まずは、Lケースからです。

たしか、ベルトとWRは社外新品って書いてありましたね。

150919_120710.jpg

はぁ~・・・・・幅15.5mm、長さ652mmって何のベルトだよ~
近いのはライブディオのベルトでしょうかね。
社外品新品じゃなく、車種違い品ですね。
これだけセカンダリーに食い込んでいたら使えないどころか、私が乗ったら
10km以内に切る自信がありますよ。

150919_120735.jpg150919_120804.jpg

横から覗くと、セカンダリーシープが見事に錆びていますね。
しかも、ベルトの跡がクッキリ付いていて、全然変速していないようです。
センタースプリングの色も違いますね。もちろん、社外品です。

プーリー側はボスタッチしていますね。
15mmベルトなら当然ですよね。
でも、妙に綺麗なプーリーですね。
セカンダリーは変速していないのに、プライマリーはかなり良い状態です。
これはおかしい!

とりあえず、駆動系を外そうと思い、プーリーホルダーをセットしようとしたら・・・・・
ネジが入らない。

150919_121124.jpg

覗いてみるとボルトが途中で折れてますね。
ネジが無いんじゃなくて、折れたんですね。

そこで、オークションページを見直すと・・・・

オークションページ写真

この写真でネジが無いのは素人では分からないし、ましてや中でネジが折れてるのを
解る人はいませんよね。
でもこれが、写真で商品を判断するってことなんですよ。
いかに、騙して売るか!私は日本人のこんなところは嫌いですね。

ナットを外そうとしたら、硬い・・・・
何と!300kgf・mで締められていました。
私の持っている320N.mのインパクトでも、数回掛って緩めました。
セカンダリーも同じトルクでした。

他の人が落札していたら、緩められずにそのまま、再度オークションに
出されていたかも知れませんね。

外したプーリーを見てみると・・・・

150919_121935.jpg

ハイ!中華です。
駆動系の検証は明日にしましょうね。
次はフライホイール側です。

150919_120847.jpg

ファンカバーが穴あけ加工してありました。
そして、フィンも折れてるところがありますね。
ファンカバーなんか穴を開けても風量は増えませんし、
少しぐらい風量が増えてもメリットなんかあんまり無いんですよ。
前のオーナーは10代の若い男性ですね。

ファンを外して、フライホイールのナットも硬いのか?
覚悟してましたが、こちらは規定のトルクで締められていました。

中のジュネレーターコイルのネジを外すと

150919_122914.jpg

緩み防止剤が丁寧に塗ってありました。
ジュネレーター側は、ちゃんとした整備士が手を入れてありますね。

さて、次はシリンダーを見てみましょう。
ヘッドのボルトは、結構硬く締まっています。
これはジュネ側の整備と違う人が締めていますね。

ヘッドを外してみると・・・・!!!!

150919_123533.jpg

ノーマルヘッドじゃ無いじゃん!
んんん???

150919_123552.jpg

ピストンも、純正じゃ無い!
何か大きい気がしたのでノギスを当ててみると

150919_123654.jpg

ボアアップキットが入ってるじゃん。
でもね、ZXってマロッシ以外のボアアップキットは高回転が回らないから
トルクアップ目的以外は使えない。
今回は1万回転オーバーのエンジンですから、ゴミですね。

シリンダーを外すと

150919_123941.jpg150919_124037.jpg

焼き付いてますね。
え~出品者は何て書いてありましたっけ?
速度が出ないのはオイルシール不良による二次エア-の吸い込み??
このピストンの状態じゃ、アイドリングも出来ないですね。
常にアクセル煽っていなけりゃエンジンは止まります。

クランクが自由になったので、クランクの振れをチェックしてみましょう。
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43/100mmぐらいの振れですね。

ピストンは傷だらけ、クランクの振れも大きいこの状態で「実働確認済み」って書くんです。
これがオークションですよ~
素人は絶対に手を出してはダメです。

次はギアの確認です。
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異音も無く軽く回ります。
これなら、ファイナルシャフトベアリングとオイルシール交換で行けそうです。

まあ、オーバーホールするのでギアボックスを開けます。

150919_133059.jpg

オイルじゃなくて、コーヒー牛乳みたいですね。
実はこれは良い方ですよ。普通はもっと酷いです。
昨日のブログで、オイル交換を勧めた意味が解りますよね。

それではケースを割っていきましょう。

150919_140354.jpg

セパレーターをクランク軸に真っ直ぐにセットしたら、
ケース外側からベアリング部をトーチで温めます。
そして、ボルトを締めこんでいくとこうなります。
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クランクの状態が見えるようにジュネ側を外して、
駆動系側を外す時に動画を撮ってみました。

ラチェットが回る音は聞こえますが、ケースを割る時特有の「バキバキ」って音はしませんよね。
温めてから真っ直ぐクランクを押し出すことで、まったくケースを痛めないでベアリングを抜くんです。

これで全バラシ完了です。
明日は、外したクランクとシリンダー、駆動系の検証です。

テーマ : バイクの修理・整備
ジャンル : 車・バイク

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