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ヤフオク出品のZXエンジンの検証 2

2015年 07月23日 12:58 (木)

台風のせいでハッキリしない天気が続いていますね。
蒸し暑くて食欲も落ちてきます。
昨日、買っておいた5本入りのアイスを食べようと冷蔵庫を開けたら
2本しか残っていませんでした。

ブログを始めてからspamメールって言うんですか?迷惑メールが多く届きます。
一日に500通ぐらいですかね~ 日に日に増えています。
困るのが、大事なメールが、たまに迷惑メールとして処理されていることです。
そろそろ、仕事専用のアドレスを作らなきゃいけませんね。

メールっていえば、最近多いのが苦情のメールです。
「クランクベアリングを交換したんだけど、性能が戻らない」、「ヤフオクでプーリーを買ったけど、
最高速が上がらない」こんなメールです。

確かに私のところでは、1/100mm精度でのベアリングのセンター出しをしていますので、
ベアリング交換で新車以上にクランクが回ります。
でも、他店で交換されたものは、そこまでの技術はありませんし、私に言われても困りますよ。
新車時の性能にしたければ、私にベアリング交換を頼んでくださいね。

ヤフオクで購入したものは、出品者や販売メーカーに聞いてくださいね。
購入前に相談していただければ、知っている限りアドバイスしますが、
購入されてから相談されても困りますよ。


では、昨日の続きです。
固着していた駆動系のナットも緩み、外しました。
ベルトは純正が入っていましたが、当然劣化が進み使えません。
セカンダリーは、まだバラしていませんが、クラッチの残りは有り、
オーバーホールすれば使えそうです。

プーリーは、それなりに減っているので変えた方が良いな。
裏を見て診たら・・・・

水没ZXプーリーの裏側

綺麗に掃除してありますね。WRもほとんど減っていません。
手が油でベトベトです。
何で、シリコングリスじゃなくて油????
良く考えたら、前日バーナーとCRC攻撃をしたのは私でしたね。
これだから、ボケ老人は困ります。

フライホイールとジュネレーターコイルを外したら、次はシリンダーです。

水没ZXのシリンダー1水没ZXのシリンダー2水没ZXのピストン水没ZXクランクケース内

水没してからは、一度も回していなかったようでシリンダーとピストンは無事です。
錆は多少ありますが、シリンダーも爪に引っかかる傷も無く、ファインポートで
十分性能が戻りそうです。
ピストンはトップリングが食い込んでいましたが、ピストンに痛みは無く問題無し。

ケースの中は、やはり水没ですね。
水とオイルが混じった灰色の液体と赤錆が出てきました。

クランクを割る前に、セルモーター、オイルポンプ、インテーク&リードバルブを外します。
オイルポンプは、これだけクランクケースにオイルが入り込んでいると
オイルシールが駄目ですね。
セルモーターは始動確認が必要です。
リードバルブは問題無しでした。

リードバルブを外した後

何か違和感を感じません?
分からない人は、レストアの過去記事の写真と見比べてくださいね。
クランクとベアリングの隙間が、ありえないくらいあります。
通常、これだとクランクがケースに収まらないですね。
そして、液体ガスケットのはみ出しが多い。
これは素人の組んだクランクです!

セパレーターをセットしてケースを割ります。
もちろん、いつものようにバーナーで温めてからクランクにベアリングを残すように。

錆びたクランクベアリング

見事な錆でしょ(笑)
私以外の人が落札したら泣いてましたね。

ところが、この状態からクランクを引っ張ったら、手で抜けてしまいました。
駆動系側のケースには、ベアリングが残った状態です。
こんな時は、ケースを逆さにして裏からケースをバーナーで炙るんです。
ケースが温まると、ベアリングが下に落ちます。
今回は錆が酷かったので、CRCで錆を飛ばしてから炙りました。

クランクは当然こんな状態です。

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クランクとベアリングは当然交換ですね。

これで、このエンジンの素性が分かりました。
前のオーナーは若い男性で、ネットで調べた知識を元に自分でオーバーホールしたんです。
上手く出来たと思ったでしょうね。
ところが、クランクとベアリングのクリアランスが悪く(上記で違和感があると言ったところ)
ベアリングに負担が掛かる組み方をしたため、上記の動画のようになってしまった。
当然、パワーも無いので、WRも減らなかったって訳ですね。
おそらく、前のオーナーは、いくらも乗らなかったでしょう。
前々オーナーが酷使した車両に付いていたエンジンですね。

とすると、ギアはかなり傷んでいると覚悟しなければいけませんね。

ギアケースを開ける前に、駆動ケース内を掃除します。
今回の車両は、ベルトのカスとオイルで汚れの厚みが1mm以上あります。

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ね、凄いでしょ!

覚悟して、ギアケースを開けます。
オイルは、ほとんど入っていませんでした。
前回は、1L近く入っていたり、本当に2st乗りはギアオイルは気にしないのでしょうか?
メンテもろくにしないで、「速くしたい」なんて10年早い!

水没ZXギアケース内

矢印の2か所のベアリングが終わっていました。
そして、ワッシャーが一つ足りません。

取りあえず、一通りのチェックが終わったので、どんな仕様に組み上げるか考えながら掃除です。

水没ZX清掃

このエンジンですが、良いところが一カ所だけありました。
それは、私のジャイロXと同じで、ピストンの状態が良いんです。
普通、クランクベアリングとクランクがこんな状態だと、ピストンは上手く上下出来ないんです。
当然、ピストンは首を振って、スカート部分が擦れるはずです。
でも外したピストンの状態が良いってことは、ケースがよっぽど良い状態。
つまり、当たりエンジンです。

このエンジンは、間違いなく、ポン付けで75km/h以上出るエンジンになります!
目標はポン付け80km/h以上ですね。
明日、見積もりを出してみますが、欲しい人は早めに予約してくださいね。

テーマ : バイクの修理・整備
ジャンル : 車・バイク

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