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ジャイロX後期のレストア&チューニング part2

2021年 09月13日 20:38 (月)

前回のブログで取り上げた初代JOG、通称ペリカンジョグですが
現行の水冷4stJOGとカタログ値で比べてみました。

jogスペック

左がペリカンジョグ、右が2021年モデルのJOGです。
ペリカンジョグは1983年発売ですから40年近く昔のモデルです。
馬力は同じですが、30km/hの定速走行時の燃費はペリカンジョグが上ですね。
2stは燃費が悪いなんて言われますが、全くのデタラメ。嘘です。
現在の技術を使えばもっと燃費は伸びるはずです。

2stが無くなった直接の要因は厳しくなる排ガス規制に対応出来なくなった為です。
実はこれも状況が変わってきています。
バイクメーカーは排ガス規制に適合させるため、2stエンジンの燃焼システムの
改良に取り組んできました。
それでも年々、厳しくなる基準に追い付かないということで生産中止に成った訳ですが、
これがそもそも間違い。
というか、観点が違うんです。

燃焼させても基準に合うようにガソリンやオイルを改良するべきだったんです。
現在はF1で燃料とオイル(80:1程度)を燃やして走るエンジンにハイブリッドを
組み合わせた物を使っています。
F1の基準は一般の乗用車よりも厳しい基準ですから、燃料とオイルの燃焼効率を
上げて低公害の物を作ることが可能なんです。
2026年からのF1エンジンの候補に2stエンジンが挙がっているぐらいですから
2stイコール排気ガスが・・・・・っていう公式は現在では成り立たないんです。

私が使っているオイルはヒロコーのVeloce-Ⅱです。
混合仕様で街乗りは100:1、エンジンを回す時やツーリング時は
80:1混合で使ってテストしています。
価格は1ℓ税込みで4400円。

こんな高いオイル使えないという声もあると思いますので、
比較してみたいと思います。
私のエンジンは68マロッシ、ビッグキャブ、ハイパーリバイブという組み合わせなので
同じような組み合わせの「YouTubeのくめけんさん」のキャノピーと比べてみます。


良かったらチャンネル登録してあげてください。

走行距離から計算すると、大体40:1程度の混合比でワコーズの2CTを使っています。
2CTの価格は1ℓ約2500円ですから、80~100:1で使っている私よりも
コストが掛かっている計算に成るんです。

オイルポンプを外した最大のメリットは混合比を自由に変えられて、場合によっては
コストを削減することが出来るんです。
混合比率を抑えれば排気ガスもクリアに成りますし、
シリンダーの排気ポートやチャンバーにもカーボンが殆ど着きません。
機会があれば、オイルポンプ仕様の排ガスと比較動画も撮ってみたいと思います。

ちょっと脱線しましたが、現在の技術を使えば2stは排ガス規制もクリアできる。
2stイコール燃費が悪い、排ガス汚いは成り立たないってことです。

それでは本題です。

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テーマ : バイクの修理・整備
ジャンル : 車・バイク