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AF35 ライブディオZXエンジンのOH

2021年 05月14日 19:30 (金)

鹿児島はゴールデンウィークが終わったと思ったら、もう梅雨入りしました。
今年は豪雨災害が無ければ良いですね。
前回のブログで書いたガンコートの施工方法ですが、翌日からガンコート施工の
シリンダーヘッドがヤフオクで販売されるなどかなりの反響がありました。
今後もこんな記事が書けるといいのですが・・・・

さて、前回どうしようか?と考えていた駆動系のガンコートですが、
プライマリー側は純正新品のプーリーフェイスをガンコート施工して
すでに当店のショッピングサイトで販売を開始しました。
それとプーリーですが、次回ロッドからプーリーのサイドにガンコート施工
した物を用意してあります。
こちらはマスキングを簡易化することで、今までと同じ価格での販売です。

P_20210507_135021.jpg

サイドの黒い部分がガンコートです。
簡易マスキングでフェイス面にはみ出している所もありますが、
使用上問題はありません。
逆にベルトが当たる部分にもガンコート施工してテストしてみようか?
と考えてます。

次にセカンダリーですが、KNセカンダリーアッセンブリーのガンコート施工で
販売することにしました。
オプションで柔バネや変速拡大、セカンダリーフェイス強化などを
用意する予定です。
準備が出来次第、ショッピングサイトにUPします。

純正施工も考えましたが、自分でチューニングしてやっと決まったセッティングでの
施工をお願いしたいと言う声が多いので、腰上と同様に
こちらに送って頂いて施工する方法を取ろうと思っています。
セカンダリーをアッセンブリーで送っていただくか、
トルクカムとセカンダリーフェイスを送っていただいて、料金にはトルクカムの
オイルシールとセカンダリーフェイスの2つのベアリング交換料金が含まれた
形にしようと思います。
特にセカンダリーのベアリング交換はあまりやる人が居ないですからね。

ノーマル車両ではセカンダリーのベアリングが痛む前に
ピン穴が広がったり、段付き摩耗したり寿命を迎えてしまいます。
ところがセンタースプリングに柔バネが使われるように成ったことで
ピン穴やフェイス面の傷みが減ったのでベアリングの交換が先に成りました。
特にKNセカンダリーに使われているベアリングは台湾製ですから
純正のセカンダリーよりも痛みは早いです。

私のセカンダリーもそろそろOH時期なので次回はセカンダリーのメンテ
&ベアリング交換でも記事で書きましょうかね。

そしてジャイロの駆動系の冷却について少し書きますね。
とりあえず後期型のジャイロで説明します。
ジャイロの駆動カバーには後方に1つ、クラッチベルの部分に1つ
穴が空いています。
後方の穴はエアクリーナーBOXに繋がっていて空気を取り込むように
成っています。
そしてクラッチベル部分の穴はワンウェイバルブを通してエキパイ部に
繋がっていて駆動系の空気を利用して未燃焼の排気ガスを再燃焼させています。
つまり、駆動系に入った空気の出口です。
そして、もう一つ!
エンジン本体のクラッチ前方に穴が空いていて、パイプがファンカバーに
繋がっています。
これは結構間違えやすいのですが、駆動系側から空気を引っ張って来る
構造に成っています。

話しを整理すると、空気の流れは、駆動カバー後方から入って
クラッチベル側とクラッチ前方から出て行くって感じに成ります。
つまり、ジャイロの駆動系はクラッチ付近は空気の流れが有り
冷却しやすい構造に成っているんです。

でも、プーリーがあるプライマリー側は空気の動きが無いので
ガンコートを施工しても冷えづらく成ることが予想されます。
ですので、私が駆動カバーに穴あけする場合、プライマリー側を中心に
穴を空けています。

もちろん、私の車両はファンネル仕様でエアクリは着いていません。
それでも、車両の仕組みを理解して、空気の流れを利用できれば
最小限の穴あけで、十分な冷却効果を得ることは出来ます。

それでは本題です。

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ガンコート施工方法

2021年 05月06日 19:45 (木)

ゴールデンウイークですが、地震や新型コロナの影響で大きく予定が
狂ってしまった人も多いと思います。
私も出掛けずにのんびりと過ごしていますが、折角の祝日ですから
ジャイロの駆動系メンテでもやろうかと思っていましたが・・・・・
プーリーの生産が追い付かないので半休程度で頑張ろうと思います。
(いやいやブログを書いているうちにゴールデンウイーク終わっちまった)

最近は駆動系のガンコート施工の問い合わせが多く成ってきました。
そこで、ガンコート施工商品を増やそうと思います。
1つはプーリーフェイス。

ジャイロ後期型とライブディオ&ZXの中期以降のプーリーフェイスは
同じ型番で新品で税込3,700円程度です。
これにガンコートで放熱性をUPさせた放熱フェイスを税込6,000円
ぐらいを考えています。

P_20210505_154601.jpg
P_20210506_162156.jpg
試作品作っちゃいました。

もう一つが放熱強化セカンダリーです。
KN企画さんの売り切れに成っていたクラッチリア一式が再販されました。
以前は変速拡大加工を行ったセカンダリーを販売していたのですが、
RRカムの発売で変速拡大加工しなくても、オフセットワッシャーを入れれば
大径プーリーに対応出来ることから販売中止にしました。
今回は放熱セカンダリーを販売するのにKNアッセンブリーを使うか?
純正を使うか?悩みどころです。

KNを使った場合、クラッチも着いていて6,500円(7150)とベースは安く上がります。
でも、ドリブンフェイスを溶接強化したり、ベアリングを台湾製?から日本製に
交換したく成りますよね。
トルクカムも選べないし、グリスも高性能の物に交換したく成る。
トルクカムは落とし込みも必要です。
センターSPやクラッチSPも交換したい。
これらを考えてオプションを設定しないといけませんね。

純正を使った場合、ドリブンフェイスが6,700円(7370)と、フェイスだけで
KN一式より高額に成ります。
メリットは強化等は必要無く、ベアリングを外して塗れば良い。
そうそう!ガンコートは170℃で焼く必要があるので、オイルシールや
ベアリングを外して施工し、出来上がってから組み込む必要があります。
デメリットは必ずトルクカムも購入しないといけないことと
組付けには専用の工具が必要ってことです。
う~んどうしよう。

私的には純正を施工した方が楽なのですが、読者の皆さんは
どちらが良いですか?
もちろん、両方販売することも可能ですが、同時には難しいので
片方づつ期間をおいての販売開始に成ります。

それでは本題です。

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