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ゴールドキャノピーのOH&チューニングpart4

2019年 08月30日 18:46 (金)

最近、煽り運転で逮捕者が出ましたね。
どんな気持ちでやっているのか?解りませんが、バイクに乗っているこちら側からすると
のど元にナイフを当てられているようなものです。完全に殺人未遂ですよね。
私のジャイロは軽二輪登録である程度の速度で巡航できるので
煽られることは滅多に無いのですが、それでもたまにバカがいます。

そこで迷っていたドライブレコーダーついに買っちゃいました。

P_20190830_115111.jpg

いつものamazonで900円割引きクーポンを使って16000円ぐらいです。
今は時間が無いのですが、次の長距離ツーリングまでに取付けたいと思います。

え~長く成りそうなので早めに前回の続き。
横綱プーリーとKOSO×KNプーリーの比較です。

まずは変速域の確認です。

P_20190829_131031.jpg

プーリーをこんな感じでセットして最少変速を見ていきたいと思います。
注意点はWRを入れた状態で行うことなのですが、これについては後で説明します。

使うベルトは純正の新品と17.4mmまで使った中古のベルトです。
見えづらいのでベルトをひっくり返して撮影しました。
まずは新品ベルトからで、左が横綱、右がKOSO。

P_20190829_130727.jpgP_20190829_130928.jpg

済みません!KOSOがあまりにもベルトが落ちるので接写に成ってしまいました。

次は減った中古ベルト

P_20190829_130744.jpgP_20190829_130946.jpg

いや~KOSOは落ちますね。
これぐらい落ちればシムワッシャーは必要無し。
その代わりベルトは17.5mmまで減ったら交換時期に成ります。

次は最大変速。

P_20190829_131152.jpg

こんなふうにプライマリーのフェイスとプーリーをくっつけて撮影しました。

P_20190829_131314.jpg
P_20190829_131552.jpg

上が横綱、下がKOSOで両方とも新品ベルトでの撮影です。
おお!両方共はみ出し変速するじゃん!って思うでしょ。
でも、これはプーリーを全部使えての話しで、これじゃ判断できないんです。
プーリーの変速は内部のWRが遠心力で外側に押し出されることによって行われます。
ですので、WRの移動分しか変速は行われません。
ってことで違う検証が必要なんです。

後半に続く

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ジャンル : 車・バイク

ゴールドキャノピーのOH&チューニングpart3

2019年 08月30日 14:00 (金)

ここのところ天気が悪くて作業が遅れています。

P_20190828_112512.jpg

エンジンは完成しているのですが、雨が上がらないと車体に移れないので、
前半はエンジン部分のOH、そして後半は駆動系について書きたいと思います。

前回、腰上を修正したので早速組み上げようと思ったのですが、
ピストンを掃除したら傷が見つかりました。

P_20190827_141510.jpg
P_20190827_141525.jpg

判りますかね?たぶん落とした傷でしょう。
シリンダーやピストンは落とすと簡単に割れたり、凹んだり傷が着いたりします。
精密部品ですから慎重に扱ってくださいね。
このピストンは幸い焼き付き原因には成ったりしないと判断して
ピストンリングを交換してそのまま組みます。

P_20190828_105308.jpg

次はシリンダーヘッドです。
エンジン同様、オイルと埃で固まっていましたが、ヘッドは高温に成るので
灯油で洗浄しても落ちません。
リューターを使って出来るだけ汚れを剥がしました。

P_20190827_232531.jpg

裏側はカーボンが溜まっていました。
そのまま組み込むとカーボンの分だけ2次圧縮が高く成ってしまうので
リング交換の際は必ずカーボンを綺麗に落としてくださいね。

良く見るとヘッドにも幾つか傷が着いています。
こんな傷は大体、ベアリングの破片やピストンピンクリップが外れて
燃焼室内で暴れた跡です。
恐らくこのトラブルで腰上を駄目にしていますね。
シリンダーやピストンには、これに伴う傷が無いので違う腰上でしょう。

P_20190827_202223.jpg

着いていたシリンダーガスケットは42mm???
2枚重ねで1枚は47mm用の厚さ0.3mm銅ガスケット、もう1枚はアルミの42mm用0.5mm厚でした。
何でマロッシ付属のガスケットを使わなかったのか?
違うボア径のガスケットはトラブルの元に成るので、着いていた47mmと同じガスケットを
2枚追加して組んでおきました。
後は車体に載せてから二次圧縮の調整すればOKですね。

P_20190824_104437.jpg

次にリードバルブ。
マロッシ腰上付属のリードバルブが着いていました。
このオーナーさんは自分でメンテを行わない方なので、このリードバルブは
割れたり、隙間が大きく成ったりしますので不向き。
ところが、部品を発注しようとしたらリードバルブ板だけの単体で出ない。
リードバルブベースも一緒のアッセンブリー交換で2000円以上するとのこと。
仕方ないので手持ちの純正リードバルブに着け変えました。

P_20190827_154851.jpg

取付けは液ガスを使いたくないので綺麗に剥がして純正の紙ガスケットを使いました。
液ガスの剥がし方ですが、パーツクリーナーを吹いて真鍮ブラシで擦ればOK。
クランクケースなども同様です。

次にキャブレターのOH
この車両はライブディオ前期用のキャブが着いていました。
発進時のボコつき具合からオートチョークの不具合かと思いましたが、
取付け不良でした。
正常に作動するか?後で確認しないといけませんね。

MJは100番が着いていました。
エアクリには幾つも加工の跡があります。
排圧マフラーでこんなに番手を上げなきゃいけないってことは
高回転域でガソリンが足りなく成っていた可能性もありますね。
エアクリは一度純正に戻してリセッティングが必要です。

そして、燃料ポンプが駄目でした。
一応、負正圧ポンプが着いていましたが、コックを締めないと
燃料がダダ漏れ状態に成ります。
ディオキャブは燃料経路が細いので、うちの増量タイプのポンプに交換します。

後半は駆動系です。

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ゴールドキャノピーのOH&チューニングpart2

2019年 08月27日 12:40 (火)

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ゴールドキャノピーのOH&チューニング

2019年 08月27日 01:01 (火)

かっさんチャンネルの影響か?消費税値上げ前の影響か?
鹿児島から帰ってからは台風の時以外は毎日暇無し。
8月は1度も釣りに行けそうに無いです。

私のジャイロも秋のツーリングに向けて仕様変更したいのですが・・・・
多分無理でしょうね~
しばらく50ccで頑張ろうと思います。
でも、その前に1つだけやっておきたいことが!

ドラレコ装着です。
まずはこれを観てください。



ジャイロキャノピーですね。
相手側の車は信号は青だったと主張したそうです。
ドラレコが無ければ50:50の過失の事故だった可能性が高い。
そんなことに成ったらライダーからすれば目も当てられないですよね。
ドラレコの映像が決め手に成り、100:0に成りましたが
もしドラレコが着いてなかったら・・・・・・恐ろしい。

ってことで私のジャイロにもドラレコを着けようと思っています。
バイク用のドラレコは種類も豊富で価格帯もバラバラ。
どれを選んで良いやら。
とりあえず、画質は2の次で、確実に録画が出来ていることが条件ですね。
しばらくネットで検索しながら考えます。

それでは本題です。

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テーマ : カスタム
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かっさんチャンネルのモニターシリンダー

2019年 08月15日 14:26 (木)

お盆はマッタリしていますが、台風が直撃しそうです。
でも、ここ松山は特殊な地形からか風も雨も大したことが無いんです。
私も引っ越してきた当初はビックリしました。
この台風が抜けたらまた暑さが戻ってくると思います。
熱中症にはくれぐれも注意が必要です。

私は真夏でもジャイロで長距離を走ります。
当然、熱中症対策をしていますが、意外と知られていないのが
水分だけでなく、塩分も補給が必要ってことです。
塩分が不足するとどうなるのか?
血圧が低下して貧血でアッと言う間に意識を失います。
一瞬のことですから、バイクに乗っていたら無防備な状態でどこかに激突します。
運が良くなければ助からないんです。

「かっさんチャンネル」でもバイクが突っ込んでいた動画がありましたね。
もしかしたら塩分補給していなかったのかも?

子供の時に遠足や運動会に行く時は母親が塩を着けておにぎりを握って持たせてくれた
記憶がある人も多いと思います。
今のコンビニおにぎりは塩分が殆ど無いので倒れる人も多いんです。
長時間バイクに乗る人は塩分補給を必ずするように心掛けてくださいね。

ジャイロに乗る人は業務用を除いてミニカー登録している人が多いと思います。
でもジャイロってノーマル車両はギア比が低く、60km/hで走ることは出来ません。
じゃ~ノーマルジャイロはどのぐらいで走れるの?って話しに成るのですが、
主要諸元を元に計算すれば簡単に出て来ます。

GYRO主要諸元

赤い線を引いたところが速度に関係する部分です。
ちょっと計算してみましょう。
純正のプーリーの最大変速比は0.85、ギアの変速比は3.076と3.916です。
リアタイヤの直径は約390mmなのでタイヤ1回転で進む距離は0.39×3.14=約1.2mです。
最大パワーは6500rpmなのでオーバーレブを考えると8000rpmぐらい回るでしょう。
クランクシャフトが1分間に8000rpmで回っている時の速度は?(プーリー最大変速時)
8000÷0.85÷3.076÷3.916=約780
リアタイヤは1分間に780rpmで回っています。
1時間では780×60=46800rpm
タイヤの円周から計算するとスピードが出ますね。
46800×1.2=56160m
最高速は56~57km/hってところです。
もちろん、下り坂ならエンジンはこれより回りますし、向かい風なら回らないでしょう。

じゃ~燃費が良い速度はどのくらいかな?
車重の重いジャイロは最大トルク付近が燃費が良いですから4500rpmで計算します。
4500÷0.85÷3.076÷3.916=約440
440×60×1.2=31680m
燃費が良いのは約30km/hですね。
50ccの原付ですから当然の数値です。
(ジャイロは8.5gという重いWRを使っているのでプーリー最大変速での計算です)

これじゃ~ミニカー登録しても理想的な数値に成りませんよね。
計算して最高速度70km/h、最大燃費が45km/hぐらいに成るようにすれば良いかも?
ってことは想像できると思います。
エンジンの出力特性とギア比を変えることで不可能じゃ無い。
今回はギア比の話しですから単純にギア比を1.5倍にすればこの数値に成ります。

もちろん、ギア比を1.5倍にするとエンジンを回しきる力が不足し、この速度は出ませんから
ボアアップ等のパワーを補うチューニングが必要です。
(ボアアップじゃミニカー登録じゃないですねw)

ギア比を上げるには3つの方法があります。
・プーリーの最大変速値を上げる
・ハイギアで変速値を上げる
・タイヤの外径を大きくして変速値を上げる

1.5倍と書きましたが、私の車両で1.2~1.3倍じゃないかな?
後はエンジンの出力特性を変えることで対応しています。
例えばエンジン特性を最大出力が8500rpm、最大トルクが6800rpmとすることで
燃費が良く成る速度も、最高速も上げられるんです。
エンジン特性はどうやって変えるのか?
それは長く成るので次の機会にしましょうね。

それでは本題です。

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