2019年 02月26日 04:37 (火)
F1のマシーンテストが始まりました。
毎年これが始まると、春に成った気がしますw
ホンダはトロロッソに加えてレッドブルにもエンジン供給するので今年が正念場でしょう。
テストでは調子が良いみたいですが・・・・・
「エンジンレギュレーションのグレーゾーン廃止を望む」なんて言っているようでは
まだまだメルセデスやフェラーリには追い付いていないのでは?って思ってます。
というのも、このグレーゾーンとはパワーを得るためにオイルを燃焼させることなのです。
これって2stバイクの技術で過去にホンダが世界中で一番だったはずですよね。
2st開発を20世紀でスッパリ止めてしまったことが原因です。
最先端の技術も15年経てば通用しないのが今の時代です。
以前、オイルポンプの引きしろ拡大のことを少し書きましたが、ブログで詳細を
書いて欲しいとの要望がありました。
私も出来れば詳しく書きたいところですが、車種や年式によってオイルポンプの構造が
異なり、引きしろ拡大が出来ないポンプもあるので書きませんでした。
今回ジャイロXの中期エンジンのオイルポンプがOHで入ってきたので少し取り上げます。
中期のオイルポンプの特徴はオイルシール装着部に脱落防止の蓋が着いたことです。
前期のオイルポンプはこの蓋が無く、オイルシールが脱落してクランクケースが
オイルまみれに成ることが多発したんです。
そこで蓋が着くように成って、後期では蓋の代わりに脱落防止のCリングが装着されています。
そして、前期・中期と後期では互換性が無いんです。
ポンプ装着部の径が違うんです。
形も違います。
オイルポンプには噴出量を調整するための合わせマークが入っています。
今回の中期ポンプは凄く分かりづらいので写真で説明しますね。

この+ネジの所にある印とレバーの印が直線に成るようにするとオイルが最大に
成るように出来ています。
ですので、アクセル全開にした時にこの位置に引けるようポンプワイヤーを
調節する訳ですが、実際は見えづらい。
そしてレバーの可動域が大きいので間違った調整に成り易いんです。
レバーの可動域ですが、このぐらいあります。
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こんなに引きしろは大きいんです。
じゃ~合わせマークより少し大きめに引くようにすればオイルが多く出るのでは?
って思うでしょ。
でも実際は違うんですよ。
大きく引くほどオイルの出る量は減ってしまいます。
それは内部の構造によるものです。
オイルポンプの可動部はカムに繋がっていて、そのカムでオイルの出る量を
調整しています。

この中期ポンプの場合は、合わせマークの位置でカムが平面に成るように出来ています。
それでは実際に大きく引いた場合はどうなるのか?観てみましょう。
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観て解る通り、ワイヤを引き過ぎるとカムで内部を押してしまいオイルが出る量が
減ってしまいます。
引きしろを拡大するには、このカムを削るわけですが、カムの強度を考えると
これ以上削るわけにはいかない。
つまり、中期は多少の増量加工は出来ても、引きしろ拡大は出来ないんです。
このカムの形状などが年式や車種で異なりますので、車種と年式を調べてから
相談してくださいね。
そして、取り付け時にはエア抜きを忘れないように。
それでは本題です。
毎年これが始まると、春に成った気がしますw
ホンダはトロロッソに加えてレッドブルにもエンジン供給するので今年が正念場でしょう。
テストでは調子が良いみたいですが・・・・・
「エンジンレギュレーションのグレーゾーン廃止を望む」なんて言っているようでは
まだまだメルセデスやフェラーリには追い付いていないのでは?って思ってます。
というのも、このグレーゾーンとはパワーを得るためにオイルを燃焼させることなのです。
これって2stバイクの技術で過去にホンダが世界中で一番だったはずですよね。
2st開発を20世紀でスッパリ止めてしまったことが原因です。
最先端の技術も15年経てば通用しないのが今の時代です。
以前、オイルポンプの引きしろ拡大のことを少し書きましたが、ブログで詳細を
書いて欲しいとの要望がありました。
私も出来れば詳しく書きたいところですが、車種や年式によってオイルポンプの構造が
異なり、引きしろ拡大が出来ないポンプもあるので書きませんでした。
今回ジャイロXの中期エンジンのオイルポンプがOHで入ってきたので少し取り上げます。
中期のオイルポンプの特徴はオイルシール装着部に脱落防止の蓋が着いたことです。
前期のオイルポンプはこの蓋が無く、オイルシールが脱落してクランクケースが
オイルまみれに成ることが多発したんです。
そこで蓋が着くように成って、後期では蓋の代わりに脱落防止のCリングが装着されています。
そして、前期・中期と後期では互換性が無いんです。
ポンプ装着部の径が違うんです。
形も違います。
オイルポンプには噴出量を調整するための合わせマークが入っています。
今回の中期ポンプは凄く分かりづらいので写真で説明しますね。

この+ネジの所にある印とレバーの印が直線に成るようにするとオイルが最大に
成るように出来ています。
ですので、アクセル全開にした時にこの位置に引けるようポンプワイヤーを
調節する訳ですが、実際は見えづらい。
そしてレバーの可動域が大きいので間違った調整に成り易いんです。
レバーの可動域ですが、このぐらいあります。
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こんなに引きしろは大きいんです。
じゃ~合わせマークより少し大きめに引くようにすればオイルが多く出るのでは?
って思うでしょ。
でも実際は違うんですよ。
大きく引くほどオイルの出る量は減ってしまいます。
それは内部の構造によるものです。
オイルポンプの可動部はカムに繋がっていて、そのカムでオイルの出る量を
調整しています。

この中期ポンプの場合は、合わせマークの位置でカムが平面に成るように出来ています。
それでは実際に大きく引いた場合はどうなるのか?観てみましょう。
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観て解る通り、ワイヤを引き過ぎるとカムで内部を押してしまいオイルが出る量が
減ってしまいます。
引きしろを拡大するには、このカムを削るわけですが、カムの強度を考えると
これ以上削るわけにはいかない。
つまり、中期は多少の増量加工は出来ても、引きしろ拡大は出来ないんです。
このカムの形状などが年式や車種で異なりますので、車種と年式を調べてから
相談してくださいね。
そして、取り付け時にはエア抜きを忘れないように。
それでは本題です。
2019年 02月11日 19:10 (月)
まだまだ寒いですね。
松山では先日、愛媛マラソンが開催されました。
が、私は年寄りなので家でヌクヌクしています。
そうそう!不要パーツが溜まってきたので少しづつ処分しています。
そこで、前に私のジャイロで使っていたフロントサスがあるのですが、
欲しい方がいましたら格安でお譲りします。
ジャイロXの前期~後期までポン付け出来ます。
私のジャイロはリード足に変えてしまったので使えないんですよ。
申し出が無ければヤフオク行きに成りますのでご了承くださいね。
ジャイロのチューニングパーツの中で一番のお勧めがギア比を上げることなのですが、
皆さんが一番敬遠するパーツがハイギアなんです。
理由は高価だからなのでしょうが、ジャイロのハイギアってメチャメチャ安いんです。
これは皆さんの感覚と私の価値観がズレているものだと思われます。
このズレを修正するためにギアの製作動画を見つけたので観てください。
この動画では11工程でした。
切断
焼き入れ
焼きさまし
旋盤加工
歯切り
二次焼き入れ
面研削
歯車研削
曲線処理
検査工程
最終仕上げ
ご覧頂いたら解る通り、どの機械もコンピューター制御の精密加工機械で
数千万円~数億円はする加工機械ですね。
材料もただの鉄では無く、ハガネです。
これで小ロッドのハイギアを制作してもらうと20~30万円が普通の金額です。
ね!ジャイロのハイギアが5万円以下ならメチャ安なんですよ。
恐らく工程を2~3省いていると思いますが、それでもかなりお買い得です。
乗用車のクロスミッションのギアを1つ、ワンオフで作って頂くと50万円は当たり前ですからね。
この工場は一般的な歯車工場です。
精密度が要求されるF1マシーンなどのギアは、もっと精密な機械で作ります。
何せ現代F1はレブリミット19000rpmですからね。
ギアの精度は千分の1mm単位です。
ギア1つで数百万円に成るのは当たり前ですね。
それでは本題です。
松山では先日、愛媛マラソンが開催されました。
が、私は年寄りなので家でヌクヌクしています。
そうそう!不要パーツが溜まってきたので少しづつ処分しています。
そこで、前に私のジャイロで使っていたフロントサスがあるのですが、
欲しい方がいましたら格安でお譲りします。
ジャイロXの前期~後期までポン付け出来ます。
私のジャイロはリード足に変えてしまったので使えないんですよ。
申し出が無ければヤフオク行きに成りますのでご了承くださいね。
ジャイロのチューニングパーツの中で一番のお勧めがギア比を上げることなのですが、
皆さんが一番敬遠するパーツがハイギアなんです。
理由は高価だからなのでしょうが、ジャイロのハイギアってメチャメチャ安いんです。
これは皆さんの感覚と私の価値観がズレているものだと思われます。
このズレを修正するためにギアの製作動画を見つけたので観てください。
この動画では11工程でした。
切断
焼き入れ
焼きさまし
旋盤加工
歯切り
二次焼き入れ
面研削
歯車研削
曲線処理
検査工程
最終仕上げ
ご覧頂いたら解る通り、どの機械もコンピューター制御の精密加工機械で
数千万円~数億円はする加工機械ですね。
材料もただの鉄では無く、ハガネです。
これで小ロッドのハイギアを制作してもらうと20~30万円が普通の金額です。
ね!ジャイロのハイギアが5万円以下ならメチャ安なんですよ。
恐らく工程を2~3省いていると思いますが、それでもかなりお買い得です。
乗用車のクロスミッションのギアを1つ、ワンオフで作って頂くと50万円は当たり前ですからね。
この工場は一般的な歯車工場です。
精密度が要求されるF1マシーンなどのギアは、もっと精密な機械で作ります。
何せ現代F1はレブリミット19000rpmですからね。
ギアの精度は千分の1mm単位です。
ギア1つで数百万円に成るのは当たり前ですね。
それでは本題です。
2019年 02月06日 14:09 (水)
いや~ブログをだいぶサボっていました。
書きたいことは沢山有るんですけど、どうにも筆が重い。
時代も変わってきています。
ブログは少なく成ってツイッターやフェイスブックが主流ですからね。
そこで私も考えました。
これからは趣味のチューニングなんかはフェイスブックに書くことにして
ブログはレストアオンリーにしようかな?なんて。
ブログは観に来てくれた人オンリーですが、フェイスブックなら興味がある人には
届けることが出来る???みたいな感じですかね?
詳しく知らないのですが、今から勉強してフェイスブックを始める予定です。
そうそう!限定記事に書いてあるような普通は書けないことは
引き続き限定記事を使う予定です。
相変わらずメールでジャイロについての質問も多いです。
分かることや出来ることについてはお答えしますが、無理なことも有りますので
ご理解いただければと思います。
「チューニングしないでミニカー登録のキャノピーで60km/h巡航できるようにしたい」
こんな質問も多いんです。
でもね、2stのキャノピーは新車でも最高速は殆ど60km/h出ないんです。
60km/h出れば当たりエンジンです。
オーバーホールだけで巡航60km/hは・・・・・・
気持ちは解りますよ。ミニカー登録したのですから。
フルノーマルのエンジンは最高速50km/hオーバー、巡航40km/hが普通なんです。
チューニング=改造って考えている人が多いのですが、チューニングは主に調整です。
ハッキリ言って日本人はチューニングには向いていません。
日本製の物はチューニング無しで普通に使える商品が当たり前だからです。
海外では違います。
買ってきてチューニングしないと使えない商品が普通にあります。
たとえば中国や韓国の人が日本に海外旅行で来ました。
お土産にSONYのテレビを買って帰りました。
もちろん電源の電圧は違いますし、チャンネルもその国の放送局に合わせて
変える必要があります。
これがチューニングです。
昔はこれを中国人や韓国人は個人で工夫して行っていました。
今は電圧を変えるインバーターやチャンネルを調整してくれるお店もあるようです。
日本ではそんなことは有りえませんよね。
テレビを買ってきてコンセントにプラグを刺してアンテナ線を繋げれば写りますし
写らなければ返品するでしょ。
自分で調整してみよう!なんて言う人は皆無です。
だから、チューニングするって言う意識は日本人には無いんです。
社外パーツに交換する=チューニングが日本人の殆どの考えだと思います。
それでは本題です。
書きたいことは沢山有るんですけど、どうにも筆が重い。
時代も変わってきています。
ブログは少なく成ってツイッターやフェイスブックが主流ですからね。
そこで私も考えました。
これからは趣味のチューニングなんかはフェイスブックに書くことにして
ブログはレストアオンリーにしようかな?なんて。
ブログは観に来てくれた人オンリーですが、フェイスブックなら興味がある人には
届けることが出来る???みたいな感じですかね?
詳しく知らないのですが、今から勉強してフェイスブックを始める予定です。
そうそう!限定記事に書いてあるような普通は書けないことは
引き続き限定記事を使う予定です。
相変わらずメールでジャイロについての質問も多いです。
分かることや出来ることについてはお答えしますが、無理なことも有りますので
ご理解いただければと思います。
「チューニングしないでミニカー登録のキャノピーで60km/h巡航できるようにしたい」
こんな質問も多いんです。
でもね、2stのキャノピーは新車でも最高速は殆ど60km/h出ないんです。
60km/h出れば当たりエンジンです。
オーバーホールだけで巡航60km/hは・・・・・・
気持ちは解りますよ。ミニカー登録したのですから。
フルノーマルのエンジンは最高速50km/hオーバー、巡航40km/hが普通なんです。
チューニング=改造って考えている人が多いのですが、チューニングは主に調整です。
ハッキリ言って日本人はチューニングには向いていません。
日本製の物はチューニング無しで普通に使える商品が当たり前だからです。
海外では違います。
買ってきてチューニングしないと使えない商品が普通にあります。
たとえば中国や韓国の人が日本に海外旅行で来ました。
お土産にSONYのテレビを買って帰りました。
もちろん電源の電圧は違いますし、チャンネルもその国の放送局に合わせて
変える必要があります。
これがチューニングです。
昔はこれを中国人や韓国人は個人で工夫して行っていました。
今は電圧を変えるインバーターやチャンネルを調整してくれるお店もあるようです。
日本ではそんなことは有りえませんよね。
テレビを買ってきてコンセントにプラグを刺してアンテナ線を繋げれば写りますし
写らなければ返品するでしょ。
自分で調整してみよう!なんて言う人は皆無です。
だから、チューニングするって言う意識は日本人には無いんです。
社外パーツに交換する=チューニングが日本人の殆どの考えだと思います。
それでは本題です。