fc2ブログ

12月 « 2019年01月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  » 02月

マフラー

2019年 01月23日 01:21 (水)

いや~正月明けに釣りに行ったら風邪を引いてしまいました。
熱などは出なかったのですが、鼻水全開でしたw
今年は松山の冬は比較的暖かいですね。
最低気温は5℃ぐらいで、日中は10℃ぐらいには成ります。
それでも寒さに弱い私には苦痛ですけどね。

ジャイロもあまり乗っていません。
早くこのキャブレターに慣れて次のステップに移りたいんですけどね。
キャブレターには癖があるので、慣れた仕様のエンジンに取付けて
キャブセッティングの練習をするんですよ。
これが出来るように成れば、新しい仕様にしても、どこをどう変えれば良いのか?
すぐに判断できるように成りますからね。
このSTAGE6キャブレターの癖を掴んでから、アルミシリンダーを入れたいと思ってます。

メールでの質問で「2stターボってどうでしょう?」って来たのですが、
2stスクーターのエンジンとターボは相性が悪いと思います。
たぶん上手くセッティングが出ても速く成らない。
これはエンジンの仕組みを理解出来ていれば想像がつくと思います。

ターボチャージャーは混合気を余分に燃焼室に送るための装置です。
排気ガスの勢いでタービンを回して混合気を無理やり送るのですが、
2stスクーターのエンジンはクランクケース負圧吸気エンジンです。
クランクケースの一次圧縮を利用して混合気をキャブレターから吸出したり
燃焼室に送ったりしているわけです。
これにターボで強制的に混合気を送れば一次圧縮が異常に高く成って
ピストンの上下運動の抵抗に成ってしまいます。
そして、シリンダーの掃気ポートが開いている時には、必ず排気ポートも
開いていますので、多く入った混合気は排気ポートが閉じる前に出て行ってしまうんです。
だから、2stスクーターのエンジンにターボを着けてもパワーアップしないんです。

でも、現在2stターボは実用化している物もあります。
主に船舶で使われている2stディーゼルエンジンです。

Diesel engine Uniflow.PNG


観て解る通り、クランクケースを通さないで吸気を行い、排気はバルブシステムを使っています。
これならピストンの抵抗に成りませんし、吸気が始まったら排気バルブを閉じるようにすれば
入った混合気がマフラーから出て行ってしまうことがありません。

ってことで、2stスクーターにはターボを使った吸気が合わないのですが、
代わりにマフラーを使った吸気でパワーアップが可能なのがチャンバーです。

後半に続く

続きを読む

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク

ビッグキャブのセッティング

2019年 01月06日 19:45 (日)

この記事を閲覧するにはパスワードが必要です
パスワード入力

仕様によるギア比

2019年 01月03日 02:21 (木)

新年明けましておめでとうございます。
皆さんはどんなお正月を過ごされていますか?
ゆっくり体を休めている方、旅行に行かれている方、仕事をされている方
いろいろだと思います。
私の方はメーカーが休みの間は特にやることは無いので
ジャイロのキャブセッティングを煮詰めています。

って言っても、この寒い中で長時間ジャイロを走らすには辛い。
走行中にショッピングセンターが開いていたので寄ってみました。
目的も無くブラブラしていたら本屋さんを発見!
普段はやらない立ち読みをしてきました。

オートバイ雑誌をパラパラ観たのですが、もう2stのことは殆ど載っていませんね。
うろうろしていて目についたのが「ハウツー本」、いろいろありました。
男性が興味を持ちそうな「R50から始める出会い」や「月2万円できる愛人生活」
なんて物もありましたw

本当に出来るのか?っていうと、本の通りに実行すれば出来るんです。
でも、殆どの人は読むだけで実行しない。
なぜかと言うと、書いた人の経験やキャリアは本を読めば分かりますが、
読む人のキャリアアップには成らないんです。
読者は本を読むことが目的に成ってしまい、実践に行かないのが大部分です。

これって、私のブログと同じですね。
今、行っているキャブレターのセッティングも内容を書くのは簡単です。
でも、それを実際に同じように行うとブログを読んでも出来ないんです。
エンジンは1台、1台違って同じセッティングには成らないからです。

じゃ~どうやってスキルを上げていけば良いのか?
キャブレターの場合は純正の車両のキャブセッティングすることです。
純正車両は北海道から沖縄まで販売されていますが、同じセッティングです。
沖縄と北海道では気温差が30℃ぐらい?
今の時期の沖縄は20℃ぐらい?北海道の寒い所では-10℃ぐらい?
当然、ベストなセッティングは違うはずです。
だから、純正車両は余裕のあるセッティングに成っています。

普段乗っている車両のキャブセッティングが濃いのか?薄いのか?判らないと
チューニングしたエンジンのキャブセッティングなんて出来る訳無いんです。
たとえば「ナンパ」!
初心者は「出会いカフェ」から声の掛け方を練習すると良いそうです。
(ナンパのハウツー本より)
出会いを目的としているので、相手が逃げることは無いし、笑顔で応えてくれるはず。
ところが、街中で同じように声を掛けても、反応は違います。
無視されたり、みくだされたり、嫌な顔されたりするでしょう。

キャブレターのセッティングも純正ならメインジェットを上げれば濃い反応に成るし、
下げれば薄く成るから体感で覚えやすいんです。
ところが、チューニング車両でビッグキャブを使うと濃い薄いの判断が簡単じゃない。
同じアクセル開度でも、開けていく時はボコついて、戻す時には薄いなんて
反応が出ることも珍しくないんです。
女の子に声を掛けた時は反応が良かったのに、何かの拍子に地雷を踏んで
機嫌を損ねるというのと同じような感じですかねw

チューニングショップを始めたけどセッティングが上手く出せなくて廃業したなんて
話しも聞くぐらい難しい。
そして、速いセッティングと、余裕が有るセッティングも違います。
特に空冷2stエンジンはシビアで速いセッティングにすると空気密度や気温が
変わっただけで焼付いてしまう。
十分余裕を持ってセッティングするとボコついて遅い!

ストリートマシンは、その日によってセッティングを変える訳にはいきませんから
速くて焼けないセッティングが求められるので特に難しいんです。

次回は実際のキャブレターでセッティングを説明しますので、興味がある人は
今の車両でSJ、MJ、ニードルの高さなどを変更して体感してみてください。
それでは本題です。

続きを読む

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク