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ジャイロUP後期のOH&チューニング 2

2017年 01月30日 01:45 (月)

ここ最近バタバタしていました。
実は父親が再度入院したんです。
1月12日にやっとリハビリ施設に入居したと思ったら5日で4kgも体重が増えて
病院で検査したら内臓に水が溜まっている。
即入院が決まってしまいました。

病院まで片道3km弱ですが、数日おきにジャイロで往復しています。
寒くなったせいかキャブセッティングがどうも合っていないようなんです。
街乗りで焼付くような薄さでは無いのですが、少し濃くした方が良さそう。
そして、バッテリーとセルを新品にしたのにセルが回りづらいので
これもチェックが必要ですね。

そこで久しぶりにキャブセッティングを変更しました。
SJ45 ⇒ 48、MJ115 ⇒ 118、PJ45 ⇒ 48です。
松山市内では全開で走れる場所が無いのでPJは適当です。
バッテリーからセルまでの配線チェックしたけど問題無し。
念のため圧縮を計ってみました。

P_20170129_123302.jpg

あれ? 15kg/㎠超えてるじゃん。
確か年末ぐらいに圧縮調整で13kg/㎠まで落としたと思ったけど、何時だったかな?
これじゃ~セルは回らないはずですw
本当なら再度圧縮調整するところですが、バランス取り加工クランクの試作が出来たので
数日中に交換する予定なのでそれまでは大人しく走ってごまかしますw

それにしてもドライコーティングは凄いです。
慣らしが終わって当たりが付いてくるとドンドン圧縮が高く成ってくるんですね。
ドライコーティングと言えば最近は大排気量車の問い合わせが増えています。
そこで試しに少し始めてみることにしました。

P_20170129_231902.jpg

え~これは多分、KH400のシリンダーだと思います。
空冷3気筒だと真ん中の2番シリンダーが熱的に一番厳しく成ります。
2番シリンダーの状態はこんな感じ。

P_20170129_232006.jpgP_20170129_232039.jpg

通常の腰上オーバーホールの場合、ボーリングしてオーバーサイズピストンを入れます。
ピストンは社外なら3つで30000円程度、純正なら50000円を超えてしまいます。
これにボーリング代を入れるわけですから相場は10万円~ ですね。
ところが、ドライコーティングなら安く新品同様に仕上げることが出来ますからね。

もちろん、ピストンも再利用します。
ピストンといえば、これを観てください。

P_20170129_234725.jpgP_20170129_234814.jpg

ピストンのトップにはカーボンがびっしりです。
でも、裏側は綺麗ですよね。
昔の2stはピストンリードバルブ方式なんです。
掃気ポートが開いている時にはリードバルブは閉じています。
ですので、クランクケース内に火が入ることは無いんです。
つまりバックファイヤーは無し。
だから、ピストンの裏側にカーボンが着かないんですね。

ドライコーティングについてはまたの機会にブログで書きたいと思います。
それでは本題です。

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ジャイロUP後期のOH&チューニング

2017年 01月26日 02:42 (木)

今日は朝っぱらから玄関のドアをたたく音で目が覚めました。
「誰だよ~、朝っぱらから!」
ドアを開けると知らないおばさんがゴミ袋を持って立っていました。
「おたくねぇ~、ゴミはちゃんと分別して出さないと・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・」
数分間怒鳴りっぱなしです。

そして、玄関前にゴミを置いて立ち去ろうとするので呼び止めて
「おたく誰?前からたびたび玄関前に知らないゴミが置いてある時があるんだけど」
と聞いたところ
「ゴミの中にね、おたくの住所と名前が入った封筒が有ったから持ってきたんだけど
まだ知らを切るなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
また怒鳴りっぱなし。

そのうち仲間と思われる数人と、誰が通報したか不明ですがパトカーまで来てしまった。
そして、警察官はご丁寧に大家さんまで電話したらしい。

警察官に事情を聞かれ、知らないおばさんがゴミを持ってきて怒鳴りだしたと
私は説明しました。
もう一人の警官はおばさんたちの話しを聞いてゴミの中身を確認しているようだ。

やがて、おばさんの話しを聞いていた警官がやってきて
ゴミをきちんと出すように言うとゴミを置いて立ち去ろうとする。
私は、私の話しを聞いていた警官に「うちのゴミでは無いので置いて行かれても困る」
と言うと、おばさん達の話しを聞いていた警官を呼んでくれました。

おばさん達の話しを聞いていた警官は戻ってくると「清水さん!お宅の住所と
名前が記載された封筒がゴミの中にあるんだから・・・・」
ここで私はやっと理解出来ました。
「清水さんは、隣のアパートの102号室ですよ!私は2号室の片桐です」

まったく、松山の人は名前も確認しないで怒鳴りはじめるんですね~
普通は顔も知らない相手なら自分が誰か名乗って相手を確認してから
話しを始めるのが普通だと思うんですが、警察官にすら名前を聞かれませんでした。

今はデジタルやネット全盛の時代ですが「礼に始まり礼に終わる」という
日本人の良いところを忘れないようにしたいですね。
それでは本題です。

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2st空冷エンジンの高圧縮チューニング(part3)

2017年 01月24日 01:27 (火)

いや~寒いですね。
愛媛でも雪がパラつく日が増えています。
ですので、外での作業は先延ばしにしています。(プーリー製作は春かな?)

そういえばシンコーメタルさんのステージⅤプーリーが今なら在庫が有るようですので
大口径プーリーが欲しい方はチャンスですね。

久しぶりにジャイロUP後期のエンジンのOH依頼が入りました。

P_20170123_125742.jpg

詳しくは別記事で書く予定なのですが、バイク屋さんのミスでギアオイルが40ccしか
入っておらずギア部にダメージがあって、今回はケース交換という珍しいケースです。
とは言っても全てのケースを交換する訳ではありません。

P_20170123_231941.jpg

交換するのは赤い部分。
つまり、クランクケースは左は新品、右は現状の中古品です。
左右を合わせることで、ジャイロのエンジンがどのくらいの負担が掛かっていて
潰れや歪みがどのくらいあるのか判るので組むのが楽しみです。

ケースやベアリング等の部品はバイク屋さんが負担してくれたらしいので
良心的なバイク屋さんですね。

問題が有ったのはギア部だけでなく、クランクも振れていました。
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駆動系側が15~16/100ぐらい、フライホイール側が8/100ぐらい振れていますね。
50ccのミニカーでチューニングを進めていくなら、何とかギリギリ使える精度では???
って思います。

修正に出しても問題無いクランクだと思いますが、オーナさんは最終的にはマロッシの
高圧縮にもチャレンジしたいようなのでロングクランクを入れても良いとのこと。
そこで、今回の本題は高圧縮のためのジャイロに使用するロンクラについてです。

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エンジンの仕組みから考えるチューニング 4

2017年 01月20日 01:38 (金)

今のアパートに越してきて初めての冬を迎えたわけですが、木造って寒いですね~
ファンヒーターのタンクの灯油が1日しか持ちません。
松山って暖かいと思っていたのですが、震えながら作業をしています。

前回、書いたタイヤを組んで少しだけ試走したのですが、
グリップが全然違いますね。
前の純正タイヤでは少し強めにブレーキを掛けるとフロントがロックしたのですが、
今度は思い切りレバーを握らないとロックしない。
これで安心してブレーキを掛けられそうです。

後はコーナリングや雨天時の走行、高速時の安定性などの確認ですね。
明日にでも少し距離を走って確認したいと思います。

そうそう、リードバルブをカーボン製に変えました。
大きく開くように成ったのでキャブセッティングがかなり変わりました。
MJは10番ぐらい大きく成りましたね。

そういえばカーボンリードバルブについては一般記事では詳しく説明したことが
ありませんでしたので少し書きましょう。

カーボンリードバルブと言っても100%カーボンで出来ている訳ではありません。
カーボン繊維は炭素で出来ていますが意外と熱に強く、
しなやかで引っ張り強度が強い素材です。
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ねっ!ペラペラでしょ。
そして、真っ赤に成るぐらい炙っても燃えないんです。

これを加工してリードバルブにするには2種類の方法があります。
樹脂で固める方法とフイルムで挟み込む方法です。
もちろん、どちらも耐ガソリンの素材を使う訳ですが、それぞれ長所と短所があります。

まずは、樹脂で固める(コーティング)するリードバルブですが、マロッシの
ボアアップキットに付属しているのがこれにあたります。
長所は樹脂の厚みで硬さを自由に作れることです。
ですので、より大きく開かせるリードバルブを作ることが可能です。
短所は劣化が早く、割れやすいことです。
レース用に向いているのが解かりますよね。
私はマロッシシリンダー付属のリードバルブは使わないよう説明しているのは
公道仕様では耐久性が無いことと、割れた破片がケース内に入ると
ベアリングを痛める可能性があるからです。

そして、フィルムで挟み込む方法の長所は割れてケース内に入るリスクは
殆どありません。
短所は反発力を重視すると硬くなってしまうことです。
つまり樹脂製のように大きく開かないんです。
以前、私が使用していた純正のリードバルブはこのフィルムで挟み込むタイプです。

見分け方は樹脂製は表面がざらついています。
フィルムはつるつるで、面がしっかり出ています。

ただ、フィルムタイプのリードバルブは上記以外に大きな問題もあります。
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耐ガソリンのフィルムですが、実は燃えやすいんです。
バックファイヤーが起きると簡単に燃えてしまうのは想像できますよね。
ですので、バックファイヤーが起きやすい燃調が薄目のセッティングには不向きです。
つまり高回転チューニングには使わない方が良いかも知れません。
逆に燃調が濃い高圧縮チューニングには問題無しです。
ですので、GUCCIさん安心してください。
割れてオーバーホールが必要に成ることは無いですよw


チューニングは素材や作りから考えればいろんなことが見えてきます。
あくまでもセッティングパーツですから、メリットとデメリットを
理解した上で使用していただきたいと思います。

それでは本題です。

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2st空冷エンジンの高圧縮チューニング(part2)

2017年 01月15日 00:49 (日)

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