2016年 02月19日 01:14 (金)
今日は朝からジャイロの試乗に行ってきました。
というのも、キャブレターの油面を少し下げたことと、エアクリの粘土で
半分塞いであったツバ管を空けてみたんです。
今までのセッティングの感じでは低中速はスムーズだけど
今一つパワー感が無く高回転が弱い。
オイルがシンセティックゾイルだと、ここまでが安全なラインって感じのセッティングだったんです。
オイルをワコーズの2CTに戻してホースに残っていた前のオイルも使い切った頃ですので
少しパワーが出るセッティングに変更しようってことなんです。
純正のエンジンはリスクに対して安全マージンを残して作られています。
ですので、純正シリンダーをベースにしてチューニングを行ってパワーを上げても
無理なセッティングさえしなければ簡単に焼付いたりはしないんです。
でも、市販のボアアップキットは耐久性こそ違いはあっても、
安全マージンは考えて作られていません。
つまり、自分のエンジンの構成しているパーツやオイル、セッティングなどの組み合わせで
どこまでのパワーを掛けても大丈夫かを自分で判断する必要が出て来るんです。
レース用車両なら1レース持てば良いのですが、ストリートでは通勤・通学に使っていたり、
遠出の時に焼付いてしまったら大変です。
特に縦型のスーディオやジャイロは冷却もオイル潤滑も横型に比べて
限界点が低いですから自分の車両のエンジンと仕様で何処までのパワーなら
常用で対応できるか?を知っておく必要が出て来る訳です。
今は2stスクーターのチューニングもかなり進歩してきて、ジャイロならマロッシシリンダーで
100km/hを出すことも可能に成りました。
でも、そのパワーに見合った仕様に出来ていないと焼付いしまいます。
もちろん、エンジンだけで無く、ブレーキやタイヤも、その速度に対応出来るものに
しなければいけませんよね。
あらら、話がかなり脱線してしまったので元に戻します。
油面と吸気量を変えた訳ですが、セッティングはそのままで、
替えのPJだけ持って出掛けました。
冬場の晴天の早朝は燃調が一番薄く成り易いシュチュエーションです。
50km/hほどで国道を走行中にアクセルを緩めると、反応がワンテンポ遅れます。
日中は気に成らないので、MJが気持ち小さいのでしょう。
PJも40番では小さいようです。
ちなみに、キャブセッティングはSJ35、MJ115、PJ40、エマ管やニードルは
純正ディオキャブのノーマルのままです。
途中、コンビニに寄った時、PJを60番まで上げましたが、高回転側だけ濃くて
低中速は気持ち薄い変な乗り心地。
信号停止時にもアイドリングが若干高く感じられました。
20kmほど走って、再びPJを48に変更したら高回転だけは調子が良い。
小さなツバ管半分だけ広げて、油面を0.5mmほど下げただけで
ジェッティングは全然違ってきてしまうんですね。
もちろん、吸気を絞っていた時とはパワー感も違います。
明日はSJを35⇒40、MJを115⇒120、PJを45⇒42or40辺りで乗ってみたいと思います。
それでは本題です。
というのも、キャブレターの油面を少し下げたことと、エアクリの粘土で
半分塞いであったツバ管を空けてみたんです。
今までのセッティングの感じでは低中速はスムーズだけど
今一つパワー感が無く高回転が弱い。
オイルがシンセティックゾイルだと、ここまでが安全なラインって感じのセッティングだったんです。
オイルをワコーズの2CTに戻してホースに残っていた前のオイルも使い切った頃ですので
少しパワーが出るセッティングに変更しようってことなんです。
純正のエンジンはリスクに対して安全マージンを残して作られています。
ですので、純正シリンダーをベースにしてチューニングを行ってパワーを上げても
無理なセッティングさえしなければ簡単に焼付いたりはしないんです。
でも、市販のボアアップキットは耐久性こそ違いはあっても、
安全マージンは考えて作られていません。
つまり、自分のエンジンの構成しているパーツやオイル、セッティングなどの組み合わせで
どこまでのパワーを掛けても大丈夫かを自分で判断する必要が出て来るんです。
レース用車両なら1レース持てば良いのですが、ストリートでは通勤・通学に使っていたり、
遠出の時に焼付いてしまったら大変です。
特に縦型のスーディオやジャイロは冷却もオイル潤滑も横型に比べて
限界点が低いですから自分の車両のエンジンと仕様で何処までのパワーなら
常用で対応できるか?を知っておく必要が出て来る訳です。
今は2stスクーターのチューニングもかなり進歩してきて、ジャイロならマロッシシリンダーで
100km/hを出すことも可能に成りました。
でも、そのパワーに見合った仕様に出来ていないと焼付いしまいます。
もちろん、エンジンだけで無く、ブレーキやタイヤも、その速度に対応出来るものに
しなければいけませんよね。
あらら、話がかなり脱線してしまったので元に戻します。
油面と吸気量を変えた訳ですが、セッティングはそのままで、
替えのPJだけ持って出掛けました。
冬場の晴天の早朝は燃調が一番薄く成り易いシュチュエーションです。
50km/hほどで国道を走行中にアクセルを緩めると、反応がワンテンポ遅れます。
日中は気に成らないので、MJが気持ち小さいのでしょう。
PJも40番では小さいようです。
ちなみに、キャブセッティングはSJ35、MJ115、PJ40、エマ管やニードルは
純正ディオキャブのノーマルのままです。
途中、コンビニに寄った時、PJを60番まで上げましたが、高回転側だけ濃くて
低中速は気持ち薄い変な乗り心地。
信号停止時にもアイドリングが若干高く感じられました。
20kmほど走って、再びPJを48に変更したら高回転だけは調子が良い。
小さなツバ管半分だけ広げて、油面を0.5mmほど下げただけで
ジェッティングは全然違ってきてしまうんですね。
もちろん、吸気を絞っていた時とはパワー感も違います。
明日はSJを35⇒40、MJを115⇒120、PJを45⇒42or40辺りで乗ってみたいと思います。
それでは本題です。
2016年 02月17日 03:10 (水)
エンジンや駆動系、ミッションにも使える二硫化モリブデンのドライフィルムコーティング。
焼付いたシリンダーやピストンの再生などのリペアから、パワーアップエンジンの耐久性の
向上まで幅広く使えるので検証と準備をしています。
シンコーメタルさんはドライコート3500を使っているのですが、同じコーティング剤を
使っても面白くないってことで、私の所ではモリコート7409を使おうと思っています。
必ず商品にはメリットもデメリットもあるはずですから、両方比較出来れば面白いですよね。
ところが、大企業相手に個人店じゃ~まともに取り引きは出来ないんですよ。
東レ・ダウコーニングさんに問い合わせたら、商品についての問い合わせは構わないが、
代理店を紹介するからそっちで購入して欲しいとのこと。
そこで紹介された代理店の兼松ペトロさんに電話を入れたところ、
今までに取り引きが無いから代理店から購入して欲しいとのこと。
「そりゃ~紹介されたばっかりで取引が無いのは当たり前でしょ~」
そして、商品のモリコート7409の希釈について聞いてみたところ、
必要な物は入っているので希釈しないで、そのままスプレーで使って欲しいとのこと。
「ほぉ~それなら便利だ」って思っていたら東レさんからメールが来て・・・・・

実はモリコート6050って商品があったので、
どちらが使用目的に適しているか問い合わせていたんです。
代理店では希釈無しで使ってくださいって言われたのに、
製造企業は希釈して使えって、どういうこと???
ということは、企業が出している商品に手を加えて販売しているのでしょうかね?
何か、危ない麻薬みたいですよね。下に行けば混ぜ物が増えて来るんでしょうか?
この下の販売店では、もっと何か混ぜて薄くなっているんじゃないかと思っちゃいます。
それとも、もっと下の代理店を紹介されるのかな?
まあ、半分は冗談だとしても製造元と代理店で商品の仕様に対しての
認識が異なるのは問題ではないでしょうか?
こちらは早く始めたいのに入手するにも時間が掛かりそうです。
それでは本題です。
焼付いたシリンダーやピストンの再生などのリペアから、パワーアップエンジンの耐久性の
向上まで幅広く使えるので検証と準備をしています。
シンコーメタルさんはドライコート3500を使っているのですが、同じコーティング剤を
使っても面白くないってことで、私の所ではモリコート7409を使おうと思っています。
必ず商品にはメリットもデメリットもあるはずですから、両方比較出来れば面白いですよね。
ところが、大企業相手に個人店じゃ~まともに取り引きは出来ないんですよ。
東レ・ダウコーニングさんに問い合わせたら、商品についての問い合わせは構わないが、
代理店を紹介するからそっちで購入して欲しいとのこと。
そこで紹介された代理店の兼松ペトロさんに電話を入れたところ、
今までに取り引きが無いから代理店から購入して欲しいとのこと。
「そりゃ~紹介されたばっかりで取引が無いのは当たり前でしょ~」
そして、商品のモリコート7409の希釈について聞いてみたところ、
必要な物は入っているので希釈しないで、そのままスプレーで使って欲しいとのこと。
「ほぉ~それなら便利だ」って思っていたら東レさんからメールが来て・・・・・

実はモリコート6050って商品があったので、
どちらが使用目的に適しているか問い合わせていたんです。
代理店では希釈無しで使ってくださいって言われたのに、
製造企業は希釈して使えって、どういうこと???
ということは、企業が出している商品に手を加えて販売しているのでしょうかね?
何か、危ない麻薬みたいですよね。下に行けば混ぜ物が増えて来るんでしょうか?
この下の販売店では、もっと何か混ぜて薄くなっているんじゃないかと思っちゃいます。
それとも、もっと下の代理店を紹介されるのかな?
まあ、半分は冗談だとしても製造元と代理店で商品の仕様に対しての
認識が異なるのは問題ではないでしょうか?
こちらは早く始めたいのに入手するにも時間が掛かりそうです。
それでは本題です。
2016年 02月15日 22:04 (月)
昨日は四国地方に春一番が吹き、松山も凄い風でした。
春一番っていうと南風の暖かい風のイメージがありますが、結構寒いんですよね~
ここ最近は寒かったり、雨だったり、風が強かったりで過ごしにくい日が多いですね。
ジャイロのセッティングを詰めたかったのですが、風が強いので中止して
先日組み上げたAF28の腰下の状態をチェックします。
[広告] VPS
あれ?12/100ぐらい針が振れるぞ???
こんなにクランクの精度がわるかったかな?と思い前にチェックした動画を観ると
精度が全然違います。
ケースの修正が上手く行かなかったか?
私のインストールが悪かったか?
原因はいろいろ考えられますが、これじゃ~うちのエンジンとして出せません。
完全に失敗エンジンです。
原因を突き止めるためにクランクを慎重に外しました。
そして外したクランクの精度を計ってみました。
[広告] VPS
う~ん、先ほどの動画よりも振れが大きいですね。
原因はクランクですね。
組み込み時に無理な力を掛けるとクランクが曲がりますが、
そんなインストールはしていませんから、クランクピンの緩みの可能性が
高いですね。
後半に続く
春一番っていうと南風の暖かい風のイメージがありますが、結構寒いんですよね~
ここ最近は寒かったり、雨だったり、風が強かったりで過ごしにくい日が多いですね。
ジャイロのセッティングを詰めたかったのですが、風が強いので中止して
先日組み上げたAF28の腰下の状態をチェックします。
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あれ?12/100ぐらい針が振れるぞ???
こんなにクランクの精度がわるかったかな?と思い前にチェックした動画を観ると
精度が全然違います。
ケースの修正が上手く行かなかったか?
私のインストールが悪かったか?
原因はいろいろ考えられますが、これじゃ~うちのエンジンとして出せません。
完全に失敗エンジンです。
原因を突き止めるためにクランクを慎重に外しました。
そして外したクランクの精度を計ってみました。
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う~ん、先ほどの動画よりも振れが大きいですね。
原因はクランクですね。
組み込み時に無理な力を掛けるとクランクが曲がりますが、
そんなインストールはしていませんから、クランクピンの緩みの可能性が
高いですね。
後半に続く
2016年 02月14日 01:35 (日)
今日の松山は雨!晴れて穏やかだったのは釣りに行った日と、その翌日だけでした。
室内で出来る作業だけやろう!って思っていたのですが、
そんな時に限って電話が・・・・・
ZXの調子が悪いので見て欲しいとのこと。
中期のZXエンジンを載せた車両でした。
車両を確認すると、ギアボックス内から異音がする。
オーナーさんの話しを聞くと台北機研社のハイギアを入れたけど入れた直後から
走るとジャラジャラ音がしていて、段々音が大きく成ったらしい。
バイク屋でガスケットを注文して翌日来てもらうことにした。
午前中から車両を預かって、ギアケースを割ってみると・・・・
出て来たオイルは鉄粉だらけ。
これは、重症だなと思って開いてみると、後期のギアが入ってる。
しかも、ケースのカウンターギアを受ける部分が摩耗してギアが暴れている状態。
二次側のギア交換とケース交換ですね。
オーナーさんに電話して、どうするか確認すると
直さないで乗り潰すということでした。
そりゃ~そうですよね。
3000円の安いハイギア入れる人が4万円以上の見積もりじゃ~直さないですよね。
ケース交換となればケースだけで無く、腰下も入れ直さなきゃならないんです。
つまりフルオーバーホールに近くなってしまうんですよ。
中古のエンジンを仕入れて、今着いているベアリングやオイルシールなどを
再利用してもこの金額です。
まして、車体からエンジンを降ろして、再度載せる金額をサービスしての
見積もりですから断って頂いて良かったかもです。
ここで考えて頂きたいことは、皆さんが乗っている2stスクーターは旧車だってことです。
トラブルが起きた時は結構な金額が掛かりますから、
パーツ選びには十分注意が必要ですね。
それでは本題です。
室内で出来る作業だけやろう!って思っていたのですが、
そんな時に限って電話が・・・・・
ZXの調子が悪いので見て欲しいとのこと。
中期のZXエンジンを載せた車両でした。
車両を確認すると、ギアボックス内から異音がする。
オーナーさんの話しを聞くと台北機研社のハイギアを入れたけど入れた直後から
走るとジャラジャラ音がしていて、段々音が大きく成ったらしい。
バイク屋でガスケットを注文して翌日来てもらうことにした。
午前中から車両を預かって、ギアケースを割ってみると・・・・
出て来たオイルは鉄粉だらけ。
これは、重症だなと思って開いてみると、後期のギアが入ってる。
しかも、ケースのカウンターギアを受ける部分が摩耗してギアが暴れている状態。
二次側のギア交換とケース交換ですね。
オーナーさんに電話して、どうするか確認すると
直さないで乗り潰すということでした。
そりゃ~そうですよね。
3000円の安いハイギア入れる人が4万円以上の見積もりじゃ~直さないですよね。
ケース交換となればケースだけで無く、腰下も入れ直さなきゃならないんです。
つまりフルオーバーホールに近くなってしまうんですよ。
中古のエンジンを仕入れて、今着いているベアリングやオイルシールなどを
再利用してもこの金額です。
まして、車体からエンジンを降ろして、再度載せる金額をサービスしての
見積もりですから断って頂いて良かったかもです。
ここで考えて頂きたいことは、皆さんが乗っている2stスクーターは旧車だってことです。
トラブルが起きた時は結構な金額が掛かりますから、
パーツ選びには十分注意が必要ですね。
それでは本題です。