FC2ブログ

08月 « 2015年09月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 10月

駆動系のセッティング

2015年 09月02日 01:31 (水)

今日の松山は雨・風共に強く、まったく仕事にならない状態です。
ヘタすると前回の台風の時より酷いのでは?

ブログも何を書こうかと思ってしまいます。
そこで、お客様から頂いた提案を話題にしますね。

クランクが曲がっていることが多いZXですが、せっかく新品に交換したので
クランクにダメージを与えないメンテナンスの方法を教えてくださいとのことでした。

注意するのはクランクシャフト両側のナットの脱着だけです。
駆動系側は17mm、フライホイール側は14mmのナットで止まっています。

必ずプーリー脱着ホルダーなどの専用工具を使い、クランクシャフトに直接
力が伝わらないようにすれば、スパナだろうとインパクトだろうと構いません。

当店では2種類の専用工具を使っています。

プーリー脱着工具

プーリー側の工具は有名なので使い方は知っていますよね。
注意するのは、他ブログで重要視されないフライホイール側です。
フライホイールにはメンテナンスホールが空いています。

フライホイールメンテナンスホール

この穴に脱着工具の突起を差し込んで固定する訳です。

他にクランクを曲げる要因は、ピストンの焼き付きです。
特にオーバーヒートによる焼き付きは、コンロッドが一瞬でロックされますから、
ダメージが有るのはピストンとシリンダーだけじゃないんですよ。

ところが、みんな見えるところだけ直して走らせる。
クランクが曲がってしまっていては元の性能には戻らないんです。

さて、次はトルクカムの劣化による駆動系の性能低下です。
トルクカムはセカンダリーアッセンブリーに組み込まれている
変速特性を決める重要なパーツです。
プライマリーのプーリーで言えば、ウエイトローラーガイドに当たる部分です。

筒状の部分に溝が掘られていますが、昔はこの部分に焼き入れ加工してあり
変摩耗は少なかったのですが、現在は焼きが入っていないので摩耗しやすいんです。

毎日、乗っていると分かりづらいのですが、速度が出なくなったり、
ある一定の速度での変速がおかしくなる。
WRやベルトを交換しても改善されない。なんて時には疑うパーツです。

第二エンジンの変形トルクカム1

これは、前にレストアしたエンジンに付いていたトルクカムです。
最高出力が落ちたエンジンに強化センタースプリングを組み合わせると
変速しきれずに、この辺りでピンが止まり、この部分だけ擦れて
変摩耗するケースが多いですね。

バイク屋さんでドリブン側は、クラッチの減り具合ぐらいしか
チェックしないことも多いので、気づかずに乗っている方もいるのでは?

そして、今日は初心者向けの駆動系のセッティングです。

続きを読む

テーマ : カスタム
ジャンル : 車・バイク