2015年 02月13日 20:53 (金)
え~っと、前回の続きですね。
自転車なら変速に応じてチェーンの長さを調節する装置が後輪に付いていますが、
スクーターのベルトには、そういった機能は付いておらず、ゴムで出来ている分、多少の伸び縮みはあるものの
常に長さは一定のまま回転しています。
そのために、大口径プーリーを入れるとドリブン側が一定以上変速しないため、プーリー側も
途中で変速が終わってしまいます。
そこでドリブン側の変速を増やしてやることで対応します。
ノーマルのドリブンはドライブベルトが減って細くなっても変速できるよう余裕をもって作られています。

ベルトを当てがってみると余裕があることが分かると思います。
これを、下の写真のように落としこめるよう加工します。

ベルトと中心のボスとの間が狭くなっているのが分かると思います。
ボスにベルトが、くっ付いてしまうとベルトが滑ってしまうので少し余裕をもたせて加工します。

これはドリブン側にあるトルクカムという部品です。
写真の赤い部分を削って変速量を増やしてやるわけです。
これでドライブ側も、より外側まで変速することが可能です。
ところがドリブンを組んでみると・・・

段差が出来ています。
このままドリブンを組み付けると変速時にクラッチとトルクカムが先に当たってしまい最大変速しません。
この段差を埋めるのにクラッチオフセットワッシャーという部品が売っていますので、
それで段差を埋めればOKです。
車種によってはトルクカムとクラッチをオフセットするとクラッチアウターにも接触することがあります。
これも同様にクラッチアウターオフセットワッシャーが売っていますので
現車合わせで対応する必要があります。
デメリットはベルトが減って細くなるとボスタッチしてしまうので寿命が来る前に交換する必要があることです。
さて、次はベルトですが、社外の強化ベルトを購入する人が圧倒的に多いようです。
ケプラーなどの素材を織り込んでいるため伸びが少ないので、スタート時や加速はレスポンスが
良くなり軽チュ-ンやノーマルでの街乗り中心の人にはお勧めです。
大口径プーリーなどの場合は最大変速時でも長さが足りていればOKですが、
ベルトの伸びる量も考慮してやっと変速が出来ている場合は、最大変速にならないことに加え
ベルトが切れる可能性が高いんです。
強化ベルトは、実は伸びが無いので切れやすいんですよ。
純正ベルトは減ってきたり劣化すれば、もちろん切れますが、変えたばかりで切れることは
まずありませんが、強化ベルトは変速域の長さが足りなければ切れてしまいます。
それでは太ベルトや細ベルトはどうでしょう?
太ベルトは落とし込みが浅くなりますし、細ベルトは外側まで変速できません。
ということは、購入したベルトに合わせてチューンしていなければ、
純正と同じ太さがベストということですね。
そうそう、プーリーを選ぶときのコツですが、私は国内メーカー製にしています。
購入前に電話して特性や相性の良いパーツ、悪いパーツを予め聞いておくと
セッティングが楽になるんです。
横綱?私は使いません。
だってセッティングに困っても、どこに問い合わせするのか分からないし、台湾語?なんて知りません。
知恵袋で聞くのも手ですが、作った人に聞く方が確実だと思うんです。
自転車なら変速に応じてチェーンの長さを調節する装置が後輪に付いていますが、
スクーターのベルトには、そういった機能は付いておらず、ゴムで出来ている分、多少の伸び縮みはあるものの
常に長さは一定のまま回転しています。
そのために、大口径プーリーを入れるとドリブン側が一定以上変速しないため、プーリー側も
途中で変速が終わってしまいます。
そこでドリブン側の変速を増やしてやることで対応します。
ノーマルのドリブンはドライブベルトが減って細くなっても変速できるよう余裕をもって作られています。

ベルトを当てがってみると余裕があることが分かると思います。
これを、下の写真のように落としこめるよう加工します。

ベルトと中心のボスとの間が狭くなっているのが分かると思います。
ボスにベルトが、くっ付いてしまうとベルトが滑ってしまうので少し余裕をもたせて加工します。

これはドリブン側にあるトルクカムという部品です。
写真の赤い部分を削って変速量を増やしてやるわけです。
これでドライブ側も、より外側まで変速することが可能です。
ところがドリブンを組んでみると・・・

段差が出来ています。
このままドリブンを組み付けると変速時にクラッチとトルクカムが先に当たってしまい最大変速しません。
この段差を埋めるのにクラッチオフセットワッシャーという部品が売っていますので、
それで段差を埋めればOKです。
車種によってはトルクカムとクラッチをオフセットするとクラッチアウターにも接触することがあります。
これも同様にクラッチアウターオフセットワッシャーが売っていますので
現車合わせで対応する必要があります。
デメリットはベルトが減って細くなるとボスタッチしてしまうので寿命が来る前に交換する必要があることです。
さて、次はベルトですが、社外の強化ベルトを購入する人が圧倒的に多いようです。
ケプラーなどの素材を織り込んでいるため伸びが少ないので、スタート時や加速はレスポンスが
良くなり軽チュ-ンやノーマルでの街乗り中心の人にはお勧めです。
大口径プーリーなどの場合は最大変速時でも長さが足りていればOKですが、
ベルトの伸びる量も考慮してやっと変速が出来ている場合は、最大変速にならないことに加え
ベルトが切れる可能性が高いんです。
強化ベルトは、実は伸びが無いので切れやすいんですよ。
純正ベルトは減ってきたり劣化すれば、もちろん切れますが、変えたばかりで切れることは
まずありませんが、強化ベルトは変速域の長さが足りなければ切れてしまいます。
それでは太ベルトや細ベルトはどうでしょう?
太ベルトは落とし込みが浅くなりますし、細ベルトは外側まで変速できません。
ということは、購入したベルトに合わせてチューンしていなければ、
純正と同じ太さがベストということですね。
そうそう、プーリーを選ぶときのコツですが、私は国内メーカー製にしています。
購入前に電話して特性や相性の良いパーツ、悪いパーツを予め聞いておくと
セッティングが楽になるんです。
横綱?私は使いません。
だってセッティングに困っても、どこに問い合わせするのか分からないし、台湾語?なんて知りません。
知恵袋で聞くのも手ですが、作った人に聞く方が確実だと思うんです。