ライブディオZXエンジンのSP仕様
2018年 11月15日 23:41 (木)
ついこの間まで暑かったのに、今はファンヒーターを焚いています。
まあ、11月ですからね。
ジャイロのスピードメーターの針の動きがおかしく成ってきました。
またギアが減ってしまったかな?
まあ高速を走ると原付では有りえない速度ですから仕方ないですね。
そこで、ふと疑問に思ったのですが、純正のスピードメーターって
どのぐらい誤差があるんだろう?って。
丁度、スマホも容量不足で新しいのに機種変したのでGPS機能を調べてみました。
前のスマホは殆ど衛星を拾えなかったんです。
でも今度のスマホはバッチリです。
室内でも10個以上の衛星を拾えています。
そこでスピードメーターアプリを入れて誤差を計ってみました。
スマホのメーターが30km/hの時、ジャイロのスピードメータは32~33km/h、
60km/hの時は65km/hほどを指していました。
つまり約10%ほどハッピーメーターに成っているんですね。
キャノピーなら、もっとかも知れません。
まあ、原付に限らずみんなハッピーメーターですから、着いている物を
基準にしても良いと思います。
動画も撮ったのですが、トンネルの中じゃGPSの速度計は動かないし、
野外だと純正メーターの針が見えません。
夜じゃ~景色は撮れないし、全部を映すことは難しいです。
この動画ですが、お蔵入りにしようと思ったんですよ。
だって肝心の純正メーターの針が見えないから。
でも、動画を観たいって人が意外に多いんですね。
だから、載せることにしました。
走行時の条件ですが、全くの平地で市内の幹線道路です。
風は右斜め前方から吹いていて秒速5~7mってところです。
これは発進直後に右側に旗がゆらめいているので判断しやすいと思います。
信号待ちからのアクセルONで交差点を渡りきるまでで40~50mです。
その時の速度は約50km/h。
つまり、50mの距離があれば50km/hまで加速出来るってことです。
走行中の最高速は79km/h。
純正メーターは振り切っていますが、約10%のハッピーメーターですから
表示出来れば90km/h近くまで行っていたはずです。
向かい風で無ければスマホアプリでも80km/h出たかも知れませんね。
でも、これ以上は長い距離があっても最高速は伸びないと思います。
理由は後で説明しますが、このエンジンの仕様によるものです。
前に車が詰まった時の再加速も良好です。
最後は周りの車に合わせてスピードを落としました。
その時の速度を見て判る通り、車の流れは50~55km/hってところです。
次はこの時のエンジンの仕様です。
腰上はマロッシSPチューニングシリンダーです。
プーリーは大口径チューニングプーリー。
他は焼き付きテストの時と同じ仕様です。
もちろん、キャブセッティングやエアクリもそのままですから
高回転時の吸気が足りなくなります。
だから、上記の速度まではすぐに到達しますが、それ以上は伸びないんです。
でも、街乗りでの使用なら十分でしょ。
これ以上を望むならハイギアや吸気系の見直しが必要に成ります。
ついでに燃費ですが、街乗りだと20km弱ですね。
ツーリングでも20kmは超えますが、25kmには届かないでしょう。
それでは本題です。
まあ、11月ですからね。
ジャイロのスピードメーターの針の動きがおかしく成ってきました。
またギアが減ってしまったかな?
まあ高速を走ると原付では有りえない速度ですから仕方ないですね。
そこで、ふと疑問に思ったのですが、純正のスピードメーターって
どのぐらい誤差があるんだろう?って。
丁度、スマホも容量不足で新しいのに機種変したのでGPS機能を調べてみました。
前のスマホは殆ど衛星を拾えなかったんです。
でも今度のスマホはバッチリです。
室内でも10個以上の衛星を拾えています。
そこでスピードメーターアプリを入れて誤差を計ってみました。
スマホのメーターが30km/hの時、ジャイロのスピードメータは32~33km/h、
60km/hの時は65km/hほどを指していました。
つまり約10%ほどハッピーメーターに成っているんですね。
キャノピーなら、もっとかも知れません。
まあ、原付に限らずみんなハッピーメーターですから、着いている物を
基準にしても良いと思います。
動画も撮ったのですが、トンネルの中じゃGPSの速度計は動かないし、
野外だと純正メーターの針が見えません。
夜じゃ~景色は撮れないし、全部を映すことは難しいです。
この動画ですが、お蔵入りにしようと思ったんですよ。
だって肝心の純正メーターの針が見えないから。
でも、動画を観たいって人が意外に多いんですね。
だから、載せることにしました。
走行時の条件ですが、全くの平地で市内の幹線道路です。
風は右斜め前方から吹いていて秒速5~7mってところです。
これは発進直後に右側に旗がゆらめいているので判断しやすいと思います。
信号待ちからのアクセルONで交差点を渡りきるまでで40~50mです。
その時の速度は約50km/h。
つまり、50mの距離があれば50km/hまで加速出来るってことです。
走行中の最高速は79km/h。
純正メーターは振り切っていますが、約10%のハッピーメーターですから
表示出来れば90km/h近くまで行っていたはずです。
向かい風で無ければスマホアプリでも80km/h出たかも知れませんね。
でも、これ以上は長い距離があっても最高速は伸びないと思います。
理由は後で説明しますが、このエンジンの仕様によるものです。
前に車が詰まった時の再加速も良好です。
最後は周りの車に合わせてスピードを落としました。
その時の速度を見て判る通り、車の流れは50~55km/hってところです。
次はこの時のエンジンの仕様です。
腰上はマロッシSPチューニングシリンダーです。
プーリーは大口径チューニングプーリー。
他は焼き付きテストの時と同じ仕様です。
もちろん、キャブセッティングやエアクリもそのままですから
高回転時の吸気が足りなくなります。
だから、上記の速度まではすぐに到達しますが、それ以上は伸びないんです。
でも、街乗りでの使用なら十分でしょ。
これ以上を望むならハイギアや吸気系の見直しが必要に成ります。
ついでに燃費ですが、街乗りだと20km弱ですね。
ツーリングでも20kmは超えますが、25kmには届かないでしょう。
それでは本題です。
年に何度かあるのですが、「ライブディオのスペシャルエンジンを作って欲しい」との依頼。
でも実際にSPエンジンに仕上げる精度の良いベースエンジンはなかなか見つかりません。
これは!と思うエンジンは1~2年に1機出るかどうかですね。
今回は、どうしてもと頼まれたのでヤフオクで出てる中から
一番良さそうなエンジンを落札してベースエンジンにすることにしました。
今までブログでは良いエンジンの見分け方を何度か書いてきましたが、
今回のエンジンを選んだ決め手は駆動系カバーです。

駆動系カバーが綺麗でしょ。
ライブディオは左側を下に転倒した場合、駆動系に傷が付くんです。
特に多いのが、キックレバーが曲がってケースに当たり、傷が付く。
外部からの衝撃が大きければケースの歪みも当然大きいです。
だから、傷が無く転倒した可能性が低いエンジンを選ぶ目安に成ります。
ちなみに右を下に転倒するとマフラーに傷が付きますが、エンジンだけの
出品じゃ判りませんからね。
ファンカバーが割れているエンジンも私は選びません。
ヤフオクで落札したエンジンが届いたので早速、診てみましょう。


予想通り、転倒での傷が無い綺麗なエンジンです。
でも、綺麗ってことは最近まで乗られていたってことなんです。
出来れば10年以上倉庫で眠っていて、ほこりまみれの不動車が良かったんですけどね。
では、駆動系のチェック。

ベルトは台湾製の安いやつ。

プーリーは純正っぽいですね。
ZXは弄るなら、ベルトはキタコやデイトナに変える人が多いですし、
プーリーも純正ってことはまずないので、バイク量販店で整備されていた車両ですね。
セカンダリーも傷み始めていましたが、純正でした。
40~50代のおっちゃんかおばちゃんが乗っていたのでは?って感じです。
次は腰上。



当然、オイルからシリンダーまで純正でしたが、ピストンリング下の
ガスの吹き抜けも無いです。
駆動系のベルトもあまり減っていなかったので、定期的にバイク屋で
メンテされていた車両ですね。
きっとマフラーが詰まって速度が出なく成ったので手放したのでしょう。
今回のエンジンはスペシャル仕様ということで使うのはケースと
ギア、駆動系の一部だけです。
次回は各部のOHと加工とパーツの組み付けです。
でも実際にSPエンジンに仕上げる精度の良いベースエンジンはなかなか見つかりません。
これは!と思うエンジンは1~2年に1機出るかどうかですね。
今回は、どうしてもと頼まれたのでヤフオクで出てる中から
一番良さそうなエンジンを落札してベースエンジンにすることにしました。
今までブログでは良いエンジンの見分け方を何度か書いてきましたが、
今回のエンジンを選んだ決め手は駆動系カバーです。

駆動系カバーが綺麗でしょ。
ライブディオは左側を下に転倒した場合、駆動系に傷が付くんです。
特に多いのが、キックレバーが曲がってケースに当たり、傷が付く。
外部からの衝撃が大きければケースの歪みも当然大きいです。
だから、傷が無く転倒した可能性が低いエンジンを選ぶ目安に成ります。
ちなみに右を下に転倒するとマフラーに傷が付きますが、エンジンだけの
出品じゃ判りませんからね。
ファンカバーが割れているエンジンも私は選びません。
ヤフオクで落札したエンジンが届いたので早速、診てみましょう。


予想通り、転倒での傷が無い綺麗なエンジンです。
でも、綺麗ってことは最近まで乗られていたってことなんです。
出来れば10年以上倉庫で眠っていて、ほこりまみれの不動車が良かったんですけどね。
では、駆動系のチェック。

ベルトは台湾製の安いやつ。

プーリーは純正っぽいですね。
ZXは弄るなら、ベルトはキタコやデイトナに変える人が多いですし、
プーリーも純正ってことはまずないので、バイク量販店で整備されていた車両ですね。
セカンダリーも傷み始めていましたが、純正でした。
40~50代のおっちゃんかおばちゃんが乗っていたのでは?って感じです。
次は腰上。



当然、オイルからシリンダーまで純正でしたが、ピストンリング下の
ガスの吹き抜けも無いです。
駆動系のベルトもあまり減っていなかったので、定期的にバイク屋で
メンテされていた車両ですね。
きっとマフラーが詰まって速度が出なく成ったので手放したのでしょう。
今回のエンジンはスペシャル仕様ということで使うのはケースと
ギア、駆動系の一部だけです。
次回は各部のOHと加工とパーツの組み付けです。
コメントの投稿
2018年11月16日 17:23
Re: タイトルなし
2018年11月16日 22:48
774レーシングさん
コメありがとうございます。
もちろん、フロントタイヤの外径によっても誤差は出ます。
そして、今はアプリと同等でもタイヤが減れば誤差が出てきますよね。
他にも、メーターの個体差とか、電磁コイルの劣化などいろんな要因があります。
JIS規格では新車時に実測10~15%の誤差だそうです。
もう少し企画の精度を上げた方が良いと個人的には思いますね。
ブログを読んでいるなら判ると思いますが、私の車両はリード90のメーターギアに
ジャイロのスピードメーターですから、どのぐらいの誤差があるか?
知る必要があったので計測した次第です。
ちなみにGPSですが、正確かどうかは別にして、実車で採用されていない
うちは省庁での信頼性が低いのでは?って思っています。
そして2輪車のスピードメーターは前輪ハブからエンジン側のスプロケットの回転計測に
変わってきています。
このほうがタイヤの直径が変わっても誤差が少ないそうです。
コメありがとうございます。
もちろん、フロントタイヤの外径によっても誤差は出ます。
そして、今はアプリと同等でもタイヤが減れば誤差が出てきますよね。
他にも、メーターの個体差とか、電磁コイルの劣化などいろんな要因があります。
JIS規格では新車時に実測10~15%の誤差だそうです。
もう少し企画の精度を上げた方が良いと個人的には思いますね。
ブログを読んでいるなら判ると思いますが、私の車両はリード90のメーターギアに
ジャイロのスピードメーターですから、どのぐらいの誤差があるか?
知る必要があったので計測した次第です。
ちなみにGPSですが、正確かどうかは別にして、実車で採用されていない
うちは省庁での信頼性が低いのでは?って思っています。
そして2輪車のスピードメーターは前輪ハブからエンジン側のスプロケットの回転計測に
変わってきています。
このほうがタイヤの直径が変わっても誤差が少ないそうです。
入れたフロントタイヤの外径にもよります。
僕のはアプリと同等に表示されています。